3.3.2. JBoss EAP 6 ZIP インストールのアップグレード


前提条件

  • ベースのオペレーティングシステムが最新の状態であるようにしてください。
  • JBoss EAP 6 がインストールされてから変更されたファイルを確認します。
  • 変更された設定ファイル、デプロイメント、およびすべてのユーザーデータをバックアップします。

概要

この手順では、マイナーバージョン間 (たとえば JBoss EAP 6.1 から 6.2) での JBoss EAP 6 ZIP インストールのアップグレードについて説明します。特定のマイナーバージョンのパッチのインストールについては、『パッチのインストール』 セクションを参照してください。JBoss EAP 6 の最新リリースにアップグレードするには、最初に既存のインストールをバックアップする必要があります。

警告
管理対象ドメインの場合、各ホストコントローラーをアップグレードする前に、まずマスターホストコントローラー (またはドメインコントローラー) インスタンスをアップグレードする必要があります。

手順3.7 JBoss EAP 6 の最新バージョンへのアップグレード

  1. ダウンロードした ZIP アーカイブを目的の場所に移動します。既存の JBoss EAP 6 インストールとは別の場所を選択することが推奨されます。
    重要
    最新バージョンの JBoss EAP 6 を既存のインストールと同じディレクトリーの場所にインストールする場合は、既存のインストールを別の場所に移してから作業を続行する必要があります。これは、変更した設定ファイル、デプロイメント、およびアップグレードの損失を防ぎます。
  2. アーカイブを解凍します。この手順では、最新の JBoss EAP 6 リリースのクリーンインスタンスをインストールします。
  3. 以前のインストールの EAP_HOME/domain/ and EAP_HOME/standalone/ ディレクトリーを新しいインストールディレクトリーにコピーします。
    注記
    設定ファイルが以前の JBoss EAP 6 インストールからコピーされると、新しいサブシステムなどの新リリースの新機能はアクティベートされないことがあります。これらの新機能を使用するには、以前の設定ファイルを新バージョンの設定ファイルと比較し、更新する必要があります。
  4. 以前のインストールの bin ディレクトリーに加えられた変更を確認し、同等の変更を新しいディレクトリーに追加します。
    警告
    bin ディレクトリーのファイルは、以前のバージョンのファイルに上書きされていないはずです。変更は手作業で行う必要があります。
  5. 以前のインストールで変更された残りのファイルを確認し、変更内容を新しいインストールに移動します。このようなファイルには以下のファイルが含まれることがあります。
    • welcome-content ディレクトリー。
    • modules ディレクトリーのカスタムモジュール。
    • bundles ディレクトリーのカスタムバンドル。
  6. 任意設定: JBoss EAP 6 がサービスとして実行されるよう設定されていた場合は、既存のサービスを削除し、アップグレードしたインストールに新しいサービスを設定します。

結果

JBoss EAP 6 ZIP インストールが正常に最新リリースにアップグレードされました。

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