7.7. パスワード Vault のカスタム実装を使用するよう JBoss EAP 6 を設定
概要
SecurityVault
の独自の実装を使用して、設定ファイルのパスワードやその他の機密属性をマスクできます。
前提条件
手順7.6 パスワード vault のカスタム実装の使用
- インターフェース
SecurityVault
を実装するクラスを作成します。 - 前の手順のクラスが含まれるモジュールを作成し、インターフェースが
org.picketbox
であるSecurityVault
の依存関係を指定します。 - 以下の属性を用いて vault 要素を追加して、JBoss EAP サーバー設定でカスタムのパスワード vault を有効にします。
- code
SecurityVault
を実装するクラスの完全修飾名。- モジュール
- カスタムクラスが含まれるモジュールの名前。
必要に応じて、vault-options
パラメーターを使用して、パスワード Vault のカスタムクラスを初期化できます。例7.5
vault-options
パラメーターを使用してカスタムクラスを初期化/core-service=vault:add(code="custom.vault.implementation.CustomSecurityVault", module="custom.vault.module", vault-options=[("KEYSTORE_URL" => "PATH_TO_KEYSTORE"), ("KEYSTORE_PASSWORD" => "MASKED_PASSWORD"), ("KEYSTORE_ALIAS" => "ALIAS"), ("SALT" => "SALT"),("ITERATION_COUNT" => "ITERATION_COUNT"), ("ENC_FILE_DIR" => "ENC_FILE_DIR")])
結果
パスワード vault のカスタム実装を使用して、マスクされた文字列が復号化されるよう JBoss EAP 6 が設定されます。