13.9. データソースセキュリティー


データソースセキュリティーとは、データソース接続のパスワードを暗号化したり分かりにくくすることを言います。これらのパスワードはプレーンテキストで設定ファイルに保存できますが、セキュリティーリスクが高くなります。

データソースセキュリティーの推奨ソリューションは、セキュリティードメインまたはパスワード vault を使用することです。以下には、各メソッドの例が含まれています。

セキュリティードメインを使用したデータソースのセキュア化

データソースのセキュリティードメインが定義されます。

 <security-domain name="DsRealm" cache-type="default">
  <authentication>
    <login-module code="ConfiguredIdentity" flag="required">
      <module-option name="userName" value="sa"/>
      <module-option name="principal" value="sa"/>
      <module-option name="password" value="sa"/>
    </login-module>
  </authentication>
</security-domain>
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注記

セキュリティードメインが複数のデータソースと使用される場合は、セキュリティードメインでキャッシュを無効にする必要があります。これは 、cache-type 属性の値を none に設定するか、属性を完全に削除することで実現できます。ただし、キャッシュが必要な場合は、データソースごとに個別のセキュリティードメインを使用する必要があります。

DsRealm セキュリティードメインはデータソース設定によって参照されます。

<datasources>
  <datasource jndi-name="java:jboss/datasources/securityDs"
    pool-name="securityDs">
    <connection-url>jdbc:h2:mem:test;DB_CLOSE_DELAY=-1</connection-url>
      <driver>h2</driver>
      <new-connection-sql>select current_user()</new-connection-sql>
      <security>
        <security-domain>DsRealm</security-domain>
      </security>
    </datasource>
</datasources>
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セキュリティードメインの使用に関する詳細は、How to Configure Identity Managementガイドを参照してください。

パスワード Vault を使用したデータソースのセキュア化

<security>
  <user-name>admin</user-name>
  <password>${VAULT::ds_ExampleDS::password::N2NhZDYzOTMtNWE0OS00ZGQ0LWE4MmEtMWNlMDMyNDdmNmI2TElORV9CUkVBS3ZhdWx0}</password>
</security>
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パスワード vault の使用に関する詳細は、How To Configure Server Securityガイドを参照してください。

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