A.21. リソースアダプターの属性


以下の表はリソースアダプターの属性を示しています。

表A.39 主な属性
属性説明

archive

リソースアダプターアーカイブ。

beanvalidationgroups

使用する必要がある Bean バリデーショングループ。

bootstrap-context

使用する必要があるブートストラップコンテキストの一意な名前。

config-properties

カスタム定義の設定プロパティー。

module

リソースアダプターがロードされるモジュール。

statistics-enabled

ランタイム統計が有効になっているかどうか。

transaction-support

リソースアダプターのトランザクションサポートレベル。

wm-security

このリソースアダプターの wm.security をオンまたはオフにします。false の場合、デフォルトを含む wm-security-* パラメーターが無視されます。

wm-security-default-groups

使用された Subject インスタンスに追加する必要があるデフォルトのグループリスト。

wm-security-default-principal

使用された Subject インスタンスに追加する必要があるデフォルトのプリンシパルリスト。

wm-security-domain

使用する必要のあるセキュリティードメインの名前。

wm-security-mapping-groups

グループマッピングのリスト。

wm-security-mapping-required

セキュリティー認証情報にマッピングが必要であるかどうかを定義します。

wm-security-mapping-users

ユーザーマッピングのリスト。

表A.40 admin-objects Attributes
属性説明

class-name

管理オブジェクトの完全修飾クラス名。

enabled

管理オブジェクトを有効にする必要があるかを指定します。

jndi-name

管理オブジェクトの JNDI 名。

use-java-context

false に設定するとオブジェクトがグローバル JNDI にバインドされます。

表A.41 connection-definitions Attributes
属性説明

allocation-retry

接続の割り当てを再試行する回数を示します。 この回数を超えると例外が発生します。

allocation-retry-wait-millis

接続の割り当てを再試行する間隔 (ミリ秒単位)。

background-validation

接続をバックグラウンドで検証するか、使用前に検証するかを指定します。値の変更後にサーバーを再起動する必要があります。

background-validation-millis

バックグラウンド検証を実行する期間 (ミリ秒単位)。値の変更後にサーバーを再起動する必要があります。

blocking-timeout-wait-millis

例外が発生する前に接続を待機している間にブロックする最大時間 (ミリ秒単位)。この時間を超過すると、例外が発生します。 これは、接続のロックを待っている間のみブロックし、新規接続の作成に長時間要している場合は例外は発生しません。

capacity-decrementer-class

プールの接続をデクリメントするポリシーを定義するクラス。

capacity-decrementer-properties

プールの接続をデクリメントするポリシーを定義するクラスにインジェクトするプロパティー。

capacity-incrementer-class

プールの接続をインクリメントするポリシーを定義するクラス。

capacity-incrementer-properties

プールの接続をインクリメントするポリシーを定義するクラスにインジェクトするプロパティー。

class-name

管理された接続ファクトリーまたは管理オブジェクトの完全修飾クラス名。

connectable

CMR の使用を有効にします。この機能により、ローカルリソースが信頼して XA トランザクションに参加できます。

enabled

リソースアダプターを有効にするべきかどうかを指定します。

enlistment

リソースアダプターによってサポートされる場合に lazy enlistment (レイジーエンリストメント) が使用されるべきであるかどうかを指定します。

enlistment-trace

JBoss EAP または IronJacamar がエンリストメントトレースを記録すべきかどうかを指定します。

flush-strategy

エラーの場合にプールをフラッシュする方法を指定します。有効な値は以下のとおりです。

FailingConnectionOnly
問題のある接続のみが削除されます。これはデフォルト設定です。
InvalidIdleConnections
同じクレデンシャルを共有し、ValidatingManagedConnectionFactory.getInvalidConnections(…​) メソッドによって無効として返される、問題のある接続とアイドル状態の接続が削除されます。
IdleConnections
同じ認証情報を共有する問題のある接続とアイドル状態の接続が削除されます。
Gracefully
同じ認証情報を共有する問題のある接続とアイドル状態の接続が削除されます。同じ認証情報を共有するアクティブな接続は、プールに戻された時点で破棄されます。
EntirePool
同じ認証情報を共有する問題のある接続、アイドル状態の接続、およびアクティブな接続が削除されます。この設定は本番環境のシステムには推奨されません。
AllInvalidIdleConnections
ValidatingManagedConnectionFactory.getInvalidConnections(…​) メソッドによって無効として返される、問題のある接続とアイドル状態の接続が削除されます。
AllIdleConnections
問題のある接続と、アイドル状態の接続すべてが削除されます。
AllGracefully
問題のある接続と、アイドル状態の接続すべてが削除されます。アクティブな接続は、プールに戻された時点で破棄されます。
AllConnections
問題のある接続、アイドル状態の接続すべて、およびアクティブな接続すべてが削除されます。この設定は本番環境のシステムには推奨されません。

idle-timeout-minutes

接続が閉じられるまでのアイドル最大時間 (分単位) を指定します。実際の最大時間は、IdleRemover スキャン時間 (プールの最小 idle-timeout-minutes の半分) に基づきます。値の変更後にサーバーを再起動する必要があります。

initial-pool-size

プールが保持する最初の接続数。

interleaving

XA 接続のインターリービングを有効にするかどうかを指定します。

jndi-name

接続ファクトリーの JNDI 名。

max-pool-size

プールの最大接続数。各サブプールではこの値を超える接続は作成されません。

mcp

ManagedConnectionPool 実装。例: org.jboss.jca.core.connectionmanager.pool.mcp.SemaphoreArrayListManagedConnectionPool

min-pool-size

プールの最小接続数。

no-recovery

接続プールがリカバリーから除外されるべきであるかどうかを指定します。

no-tx-separate-pool

Oracle では、XA 接続を JTA トランザクションの内部と外部の両方で使用することが推奨されません。この問題を回避するには、異なるコンテキストに個別のサブプールを作成します。

pad-xid

Xid のパディングを行うべきかどうかを指定します。

pool-fair

プールの使用が公正であるべきかどうかを指定します。

pool-prefill

プールをプレフィルすべきかどうかを指定します。値の変更後にサーバーを再起動する必要があります。

pool-use-strict-min

min-pool-size を厳格に考慮するかどうかを指定します。

recovery-password

リカバリーに使用されるパスワード。

recovery-plugin-class-name

リカバリープラグイン実装の完全修飾クラス名。

recovery-plugin-properties

リカバリープラグインのプロパティー。

recovery-security-domain

リカバリーに使用されるセキュリティードメイン。

recovery-username

リカバリーに使用されるユーザー名。

same-rm-override

javax.transaction.xa.XAResource.isSameRM(XAResource) が true または false を返すかどうかを無条件に設定します。

security-application

プール内の接続を区別するために、アプリケーションにより提供されたパラメーター (getConnection(user, pw) からなど) を使用することを指定します。

security-domain

プール内の接続を区別するために使用される javax.security.auth.Subject を定義するセキュリティードメイン。

security-domain-and-application

プール内の接続を区別するために、getConnection(user, pw) または Subject など、セキュリティードメインからのアプリケーションが提供するパラメーターを使用するかどうかを示します。

sharable

共有可能な接続の使用を有効にします。 サポートされる場合はレイジーアソシエーションが有効になります。

tracking

IronJacamar がトランザクション境界にまたがって接続ハンドルを追跡するかどうかを指定します。

use-ccm

キャッシュされた接続マネージャーの使用を有効にします。

use-fast-fail

接続割り当てが無効な場合は最初の試行で失敗するか (true)、プール内のすべての潜在的な接続がなくなるまで試行を続けるか (false)。

use-java-context

false に設定するとオブジェクトがグローバル JNDI にバインドされます。

validate-on-match

接続ファクトリーが管理された接続への一致を試みたときに接続の検証を実行すべきかどうかを指定します。通常、バックグラウンド検証の使用のみに限定されます。

wrap-xa-resource

XAResource インスタンスを org.jboss.tm.XAResourceWrapper インスタンスでラップするかどうかを指定します。

xa-resource-timeout

値は XAResource.setTransactionTimeout() に渡されます (秒単位)。デフォルトは 0 です。

リソースアダプタースキーマは 、EAP_HOME/docs/schema/wildfly-resource-adapters_4_0.xsd にあります。

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