3.4. Eclipse MicroProfile Health 設定


3.4.1. 管理 CLI を使用した正常性の検証

管理 CLI を使用してシステムの正常性を確認できます。

手順

  • 正常性を確認します。

    /subsystem=microprofile-health-smallrye:check
    {
        "outcome" => "success",
        "result" => {
            "status" => "UP",
            "checks" => []
        }
    }

3.4.2. 管理コンソールを使用した正常性の検証

管理コンソールを使用してシステムの正常性を確認できます。

チェックランタイム操作では、ヘルスチェックとグローバルの結果がブール値として表示されます。

手順

  1. Runtime タブに移動し、サーバーを選択します。
  2. Monitor の列で MicroProfile Health View の順にクリックします。

3.4.3. HTTP エンドポイントを使用した正常性の検証

正常性検証は JBoss EAP の正常性コンテキストに自動的にデプロイされるため、HTTP エンドポイントを使用して現在の正常性を取得できます。

管理インターフェイスからアクセスできる /health エンドポイントのデフォルトアドレスは http://127.0.0.1:9990/health です。

手順

  • HTTP エンドポイントを使用して、サーバーの現在のヘルス状態を取得するには、以下の URL を使用します。

    http://HOST:PORT/health

    このコンテキストにアクセスすると、サーバーの状態を示すヘルスチェックが JSON 形式で表示されます。

3.4.4. Eclipse MicroProfile Health の認証の有効化

アクセスに認証を要求するように health コンテキストを設定できます。

手順

  1. microprofile-health-smallrye サブシステムで security-enabled 属性を true に設定します。

    /subsystem=microprofile-health-smallrye:write-attribute(name=security-enabled,value=true)
  2. 変更を反映するためにサーバーをリロードします。

    reload

/health エンドポイントにアクセスしようとすると、認証プロンプトがトリガーされるようになります。

3.4.5. プローブが定義されていない場合のグローバルステータス

:empty-readiness-checks-status および :empty-liveness-checks-status は、readiness または liveness プローブが定義されていない場合のグローバルステータスを指定する管理属性です。

これらの属性により、アプリケーションは、そのアプリケーションが ready または live であることをプローブが確認するまで、'DOWN' を報告できるようになります。デフォルトでは、アプリケーションは 'UP' を報告します。

  • :empty-readiness-checks-status 属性は、readiness プローブが定義されていない場合に、readiness プローブのグローバルステータスを指定します。

    /subsystem=microprofile-health-smallrye:read-attribute(name=empty-readiness-checks-status)
    {
        "outcome" => "success",
        "result" => expression "${env.MP_HEALTH_EMPTY_READINESS_CHECKS_STATUS:UP}"
    }
  • :empty-liveness-checks-status 属性は、liveness プローブが定義されていない場合に、liveliness プローブのグローバルステータスを指定します。

    /subsystem=microprofile-health-smallrye:read-attribute(name=empty-liveness-checks-status)
    {
        "outcome" => "success",
        "result" => expression "${env.MP_HEALTH_EMPTY_LIVENESS_CHECKS_STATUS:UP}"
    }

    readiness および liveness プローブの両方を確認する /health HTTP エンドポイントと :check 操作は、これらの属性も考慮します。

これらの属性は以下の例のように変更することもできます。

/subsystem=microprofile-health-smallrye:write-attribute(name=empty-readiness-checks-status,value=DOWN)
{
    "outcome" => "success",
    "response-headers" => {
        "operation-requires-reload" => true,
        "process-state" => "reload-required"
    }
}
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