8.6. JBoss EAP ベアメタルプラットフォームでの起動可能な JAR の作成
JBoss EAP ベアメタルプラットフォームで、アプリケーションを起動可能な hollow JAR としてパッケージ化できます。
起動可能な hollow JAR には JBoss EAP サーバーのみが含まれます。起動可能な hollow JAR は JBoss EAP JAR Maven プラグインによってパッケージ化されます。アプリケーションはサーバーランタイム時に提供されます。起動可能な JAR は、異なるアプリケーションのサーバー設定を再利用する必要がある場合に便利です。
前提条件
- Maven プロジェクトを作成し、親依存関係を設定して、アプリケーションを作成するための依存関係を追加している。Eclipse MicroProfile Config の開発 を参照してください。
-
JBoss EAP ベアメタルプラットフォームでの起動可能な JAR の使用 で説明されている
pom.xml
ファイル設定手順を完了している。 -
MAVEN_PLUGIN_VERSION.X.GA.Final-redhat-00001
などの最新の Maven プラグインバージョンを確認している。MAVEN_PLUGIN_VERSION はメジャーバージョンで、X はマイクロバージョンです。/ga/org/wildfly/plugins/wildfly-jar-maven-plugin のインデックス を参照してください。 -
2.0.X.GA-redhat-BUILD_NUMBER
などの最新の Galleon feature-pack バージョンを確認している。X は JBoss EAP XP 2 のマイクロバージョンで、BUILD_NUMBER は Galleon 機能パックのビルド番号。X と BUILD_NUMBER は、JBoss EAP XP 2.0.0 製品のライフサイクル中に進化できます。Index of /ga/org/jboss/eap/wildfly-galleon-pack のインデックス を参照してください。
この手順の例では、Galleon 機能パックバージョンに ${jboss.xp.galleon.feature.pack.version}
を指定しますが、プロジェクトでプロパティーを設定する必要があります。以下に例を示します。
<properties> <jboss.xp.galleon.feature.pack.version>2.0.0.GA-redhat-00002</jboss.xp.galleon.feature.pack.version> </properties>
手順
-
起動可能な hollow JAR をビルドするには、プロジェクトの
pom.xml
ファイルで<hollow-jar>
プラグイン設定要素を true に設定する必要があります。以下に例を示します。
<plugins> <plugin> ... <configuration> <!-- This example configuration does not show a complete plug-in configuration --> ... <feature-pack-location>org.jboss.eap:wildfly-galleon-pack:${jboss.xp.galleon.feature.pack.version}</feature-pack-location> <hollow-jar>true</hollow-jar> </configuration> </plugin> </plugins>
<hollow-jar>
要素で true
を指定すると、JBoss EAP JAR Maven プラグインにアプリケーションが含まれません。
起動可能な hollow JAR をビルドします。
$ mvn clean package
起動可能な hollow JAR を実行します。
$ java -jar target/microprofile-config-bootable.jar --deployment=target/microprofile-config.war
重要サーバーにデプロイする WAR ファイルへのパスを指定するには、以下の引数を使用します。
<PATH_NAME>
は、デプロイメントへのパスになります。--deployment=<PATH_NAME>
アプリケーションにアクセスします。
$ curl http://localhost:8080/microprofile-config/config/json
注記root ディレクトリーに Web アプリケーションを登録するには、アプリケーションに
ROOT.war
という名前を付けます。
参考情報
- 使用できる Eclipse MicroProfile 機能の詳細は、Eclipse MicroProfile Config を参照してください。
- JBoss EAP XP 2.0.0 でサポートされる JBoss EAP JAR Maven プラグインの詳細は、JBoss EAP Maven プラグイン を参照してください。