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A.5. Jakarta Enterprise Beans スレッドプールの設定

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Jakarta Enterprise Beans スレッドプールは、管理コンソールまたは管理 CLI を使用して作成できます。

A.5.1. 管理コンソールを使用した Jakarta Enterprise Beans スレッドプールの設定

手順

  1. 管理コンソールにログインします。
  2. Configuration Subsystems EJB の順に移動し、View をクリックします。
  3. Container Thread Pool の順に選択します 。
  4. Add をクリックして、Name および Max Threads 値を指定します。
  5. Save をクリックします。

A.5.2. 管理 CLI を使用した Jakarta Enterprise Beans スレッドプールの設定

手順

  1. 以下の構文で add 操作を使用します。

    /subsystem=ejb3/thread-pool=THREAD_POOL_NAME:add(max-threads=MAX_SIZE)
    1. THREAD_POOL_NAME は、スレッドプールに必要な名前に置き換えます。
    2. MAX_SIZE はスレッドプールの最大サイズに置き換えます。
  2. read-resource 操作を使用して、スレッドプールの作成を確認します。

    /subsystem=ejb3/thread-pool=THREAD_POOL_NAME:read-resource
    1. ejb3 サブシステムのすべてのサービスを、新しいスレッドプールを使用するように再設定するには、以下のコマンドを使用します。

      /subsystem=ejb3/thread-pool=bigger:add(max-threads=100, core-threads=10)
      /subsystem=ejb3/service=async:write-attribute(name=thread-pool-name, value="bigger")
      /subsystem=ejb3/service=remote:write-attribute(name=thread-pool-name, value="bigger")
      /subsystem=ejb3/service=timer-service:write-attribute(name=thread-pool-name, value="bigger")
      reload

      XML 設定例:

      <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:5.0">
          ...
          <async thread-pool-name="bigger"/>
          ...
          <timer-service thread-pool-name="bigger" default-data-store="default-file-store">
          ...
          <remote connectors="http-remoting-connector" thread-pool-name="bigger"/>
          ...
          <thread-pools>
              <thread-pool name="default">
                  <max-threads count="10"/>
                  <core-threads count="5"/>
                  <keepalive-time time="100" unit="milliseconds"/>
              </thread-pool>
              <thread-pool name="bigger">
                  <max-threads count="100"/>
                  <core-threads count="5"/>
              </thread-pool>
          </thread-pools>
          ...

A.5.3. Jakarta Enterprise Beans スレッドプール属性

特定の設定のニーズに応じてより効率的に実行するには、属性を使用して Jakarta Enterprise Beans スレッドプールを設定できます。

  • max-threads 属性は、エグゼキューターがサポートするスレッドの合計数または最大数を決定します。
/subsystem=ejb3/thread-pool=default:write-attribute(name=max-threads, value=9)
{"outcome" => "success"}
  • core-threads 属性は、エグゼキューターのプールに保持されるスレッドの数を決定します。これには、アイドル状態のスレッドが含まれます。core-threads 属性が指定されていない場合、デフォルトは max-threads の値に設定されます。
/subsystem=ejb3/thread-pool=default:write-attribute(name=core-threads, value=3)
{"outcome" => "success"}
  • keepalive-time 属性は、コア以外のスレッドがアイドル状態でいられる時間を決定します。この時間を過ぎると、コア以外のスレッドが削除されます。
/subsystem=ejb3/thread-pool=default:write-attribute(name=keepalive-time, value={time=5, unit=MINUTES})
{"outcome"=> "success"}
  • keepalive-time 属性の時間単位を変更せずに時間を変更するには、以下のコマンドを使用します。
/subsystem=ejb3/thread-pool=default:write-attribute(name=keepalive-time.time, value=10)
{"outcome"=> "success"}





改訂日時: 2024-02-09

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