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5.6. Jakarta Enterprise Beans クライアントアドレスの設定

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以下の例のように、SessionContext インターフェイスを使用して Jakarta Enterprise Beans クライアントアドレスを確認できます。

public class HelloBean implements HelloBeanRemote {
    @Resource
    SessionContext ctx;
    private Long counter;
    public HelloBean() {
    }
    @PostConstruct
    public void init() {
        counter = 0L;
    }
    @Override
    @RolesAllowed("users")
    public String hello() {
        final String message = "method hello() invoked by user " + ctx.getCallerPrincipal().getName()
                + ", source addr = " +  ctx.getContextData().get("jboss.source-address").toString();
        System.out.println(message);
        return message;
    }
}

スタンドアロンクライアント設定

wildfly-config.xml ファイルに名前空間 urn:xnio:3.5 がある worker 要素内に outbound-bind-addresses 要素を設定できます。bind-address サブ要素は、以下のように定義される属性 matchbind-addressbind-port を取ります。

以下は、wildfly-config.xml ファイルを使用したスタンドアロンクライアント設定の例です。

<configuration>
    <worker xmlns="urn:xnio:3.5">
        <worker-name value="default"/>
        <outbound-bind-addresses>
            <bind-address bind-address=IP_ADDRESS_TO_BIND_TO bind-port=OPTIONAL_SOURCE_PORT_NUMBER match=CIDR_BLOCK />
        </outbound-bind-addresses>
    </worker>
</configuration>

Outbound-bind-address には以下の属性が必要です。

  • match は、10.0.0.0/8ff00::\80.0.0.0/0::/0 などの Classless Inter-Domain Routing (CIDR) ブロックです。
  • bind-address は、宛先アドレスが match パラメーターで指定された CIDR ブロックと一致する場合にバインドする IP アドレスを指定します。CIDR ブロックと同じアドレスファミリーである必要があります。
  • bind-port は任意のソースポート番号で、デフォルトは 0 です。

    一致する式が存在しない場合は、アウトバウンドソケットが明示的にバインドされません。

コンテナーベースの設定

Jakarta Enterprise Beans クライアントアドレスのコンテナーベースの設定は、wildfly-config.xml ファイルで定義されたスタンドアロンクライアント設定と似ています。

以下の例は、ejb3 サブシステムがデフォルトで使用する io サブシステムのデフォルトの worker 要素で outbound-bind-address を設定します。

/subsystem=io/worker=default/outbound-bind-address=SPECIFY_OUTBOUND_BIND_ADDRESS:add(bind-address=IP_ADDRESS_TO_BIND_TO, bind-port=OPTIONAL_SOURCE_PORT_NUMBER, match=CIDR_BLOCK)
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