4.3. Red Hat CodeReady Studio での Jakarta Messaging ベースのメッセージ駆動 Bean の作成
この手順では、Red Hat CodeReady Studio で Jakarta Messaging ベースのメッセージ駆動 Bean をプロジェクトに追加する方法を説明します。この手順では、アノテーションを使用する Jakarta Enterprise Beans 3.x メッセージ駆動 Bean を作成します。
要件
- Red Hat CodeReady Studio で既存のプロジェクトを開いておく必要があります。
- Bean がリッスンする Jakarta Messaging 宛先の名前とタイプを知っている必要があります。
- Jakarta Messaging のサポートは、この Bean がデプロイされる JBoss EAP 設定で有効にする必要があります。
Red Hat CodeReady Studio での Jakarta Messaging ベースのメッセージ駆動 Bean の追加
Create EJB 3.x Message-LoadBalancern Bean ウィザードを開きます。
File
New Other の順に移動します。EJB/Message-Driven Bean (EJB 3.x) を選択し、Next ボタンをクリックします。 図4.1 Create EJB 3.x Message-Driven Bean ウィザード
クラスファイル宛先の詳細を指定します。
ここでは、bean クラスに指定する詳細セット (プロジェクト、Java クラス、メッセージの宛先) があります。
Project:
- ワークスペースに複数のプロジェクトが存在する場合は、Project メニューで適切なプロジェクトが選択されていることを確認します。
-
新規 Bean のソースファイルが作成されるフォルダーは、選択したプロジェクトのディレクトリーの下の
ejbModule
になります。これは、特定の要件がある場合にのみ変更します。
Java Class:
- 必須フィールドは Java package と Class name です。
- アプリケーションのビジネスロジックで必要な場合を除いて、スーパークラスを指定する必要はありません。
Message Destination:
以下は、Jakarta Messaging ベースのメッセージ駆動 Bean に提供する必要のある詳細です。
- Destination name: Bean が応答するメッセージが含まれるキューまたはトピック名。
- デフォルトでは、JMS チェックボックスが選択されます。これは変更しないでください。
必要に応じて Destination type を Queue または Topic に設定します。
Next ボタンをクリックしてください。
メッセージ駆動 Bean 固有の情報を入力します。
ここでのデフォルト値は、コンテナー管理トランザクションを使用する Jakarta Messaging ベースのメッセージ駆動 Bean に適しています。
- Bean が Bean マネージドトランザクションを使用する場合は、Transaction type を Bean に変更します。
- クラス名とは異なる Bean 名が必要な場合は Bean name を変更します。
- JMS Message Listener インターフェイスはすでにリストされています。インターフェイスがアプリケーションのビジネスロジックに固有のものでない場合は、インターフェイスを追加または削除する必要はありません。
メソッドスタブを作成するためのチェックボックスは選択したままにしておきます。
Finish ボタンをクリックします。
結果
メッセージ駆動 Bean は、デフォルトのコンストラクターと onMessage()
メソッド用のスタブメソッドで作成されます。Red Hat CodeReady Studio エディターウィンドウが開き、対応するファイルが表示されます。