1.3. エンタープライズ Bean
Enterprise Bean は Java クラスとして記述され、適切な Jakarta Enterprise Beans アノテーションが付けられたアノテーションでアノテーションが付けられます。Jakarta EE アプリケーションの一部としてデプロイすることも、独自のアーカイブ (JAR ファイル) でアプリケーションサーバーにデプロイできます。アプリケーションサーバーは、各エンタープライズ bean のライフサイクルを管理し、セキュリティー、トランザクション、同時実行管理などのサービスを提供します。
また、エンタープライズ Bean は任意の数のビジネスインターフェイスを定義できます。ビジネスインターフェイスは、クライアントで利用できる Bean のメソッドの制御を強化し、リモート JVM で実行しているクライアントへのアクセスも許可します。
エンタープライズ Bean には、セッション Bean、メッセージ駆動 Beanエンティティー Bean の 3 つの Bean があります。
JBoss EAP はエンティティー Bean をサポートしません。
1.3.1. エンタープライズ Bean の作成
エンタープライズ Bean は、Java アーカイブ (JAR) ファイルにパッケージ化され、デプロイされます。エンタープライズ Bean JAR ファイルをアプリケーションサーバーにデプロイしたり、エンタープライズアーカイブ (EAR) ファイルに組み込み、そのアプリケーションでデプロイしたりできます。また、Web アプリケーションとともに Web アーカイブ (WAR) ファイルにエンタープライズ Bean をデプロイすることもできます。