3.3. RPM インストールのアップグレード
RPM インストール方法を使用して現在の JBoss EAP インスタンスを新しい JBoss EAP インスタンスにアップグレードする前に、システムが特定のセットアップ前提条件を満たしていることを確認してください。
前提条件
- ベースとなる OS は最新で、Red Hat Enterprise Linux の標準リポジトリーから更新情報を取得しておくようにしてください。
アップグレードに関連する JBoss EAP リポジトリーにサブスクライブしていることを確認してください。
- JBoss EAP のこれまでの minor リポジトリーにサブスクライブしている場合は、最新の minor リポジトリーに変更し、アップグレードを取得する必要があります。
管理対象ドメインの場合、JBoss EAP の新しいリリースにアップグレードする前に、JBoss EAP ドメインコントローラーをアップグレードします。
アップグレードした JBoss EAP 7 ドメインコントローラーは、他のドメインと同じまたはそれ以降のバージョンを実行していれば、管理対象ドメインの他の JBoss EAP 7 ホストを管理できます。
手順
ターミナルで以下のコマンドを実行して、現在の JBoss EAP バージョンを新しい JBoss EAP バージョンにアップグレードします。
yum update
# yum update
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新しいサブシステムなど、アップグレードされたリリースの新機能を有効にするには、各
.rpmnew
ファイルを既存の設定ファイルに手動でマージします。RPM アップグレードプロセスでは、変更された JBoss EAP 設定ファイルは置換されませんが、アップグレードされた JBoss EAP インスタンスのデフォルト設定に基づいて.rpmnew
ファイルが作成されます。