3.2. 非対話モードでの JBoss Server Migration Tool の実行
JBoss Server Migration Tool は非対話モードで実行できます。このモードでは、プロンプトなしで実行できます。
JBoss Server Migration Tool は、すべてのサーバー設定ファイルのすべてのサブシステム設定を自動的に移行します。サブシステムまたはタスクレベルでツールを設定する方法は、Configure the Migration Tasks Performed by the JBoss Server Migration Tool を参照してください。
非対話モードでツールを実行するには、ターゲットサーバーのインストールディレクトリーに移動し、以下のコマンドを実行します。このとき、ソースサーバーインストールへのパスとして
source
引数を指定し、--interactive
または-i
引数をfalse
に設定します。$ EAP_HOME/bin/jboss-server-migration.sh --source EAP_PREVIOUS_HOME --interactive false
デフォルトでは、このツールは、すべてのソースサーバーのスタンドアロンおよび管理対象ドメインのすべての設定ファイルを自動的に移行します。ただし、ツールのプロパティーを設定することで、特定の設定の移行を省略することができます。完了すると、サーバーコンソールに以下のメッセージが表示されます。
Migration Result: SUCCESS