5.3. JBoss EAP のカスタムモジュールの作成
同じサードパーティーライブラリーを使用する多くのアプリケーションを同じサーバーにデプロイする場合は、カスタムモジュールを作成すると便利です。これらのライブラリーを各アプリケーションとバンドルする代わりに、管理者はこれらのライブラリーが含まれるモジュールを作成およびインストールできます。
カスタムモジュールは次の方法で作成できます。
5.3.1. カスタムモジュールの手動作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Java Archive (JAR) またはその他のリソースファイルからモジュールを作成し、JBoss EAP のアプリケーションでそれらのファイルを使用できます。
前提条件
- モジュールに必要な JAR またはリソースファイルがある。
手順
EAP_HOME/modules/ディレクトリーに適切なディレクトリー構造を作成します。例: MySQL JDBC ドライバーディレクトリー構造の作成
$ cd EAP_HOME/modules/ $ mkdir -p com/mysql/mainJAR ファイルまたはその他必要なリソースを
main/サブディレクトリーにコピーします。例: MySQL JDBC ドライバー JAR のコピー
$ cp /path/to/mysql-connector-j-8.0.33.jar EAP_HOME/modules/com/mysql/main/注記MySQL ドライバーの JAR 名 (mysql-connector-j-8.0.33.jar) は、あくまで例として示したものです。テスト済みの MySQL バージョンの詳細は、Tested databases を参照してください。
module.xmlファイルをmain/サブディレクトリーに作成し、そのファイルの適切なリソースおよび依存関係を指定します。例: MySQL JDBC ドライバー
module.xmlファイル<?xml version="1.0" ?> <module xmlns="urn:jboss:module:1.9" name="com.mysql"> <resources> <resource-root path="mysql-connector-j-8.0.33.jar"/> </resources> <dependencies> <module name="java.xml" export="true"/> <module name="java.xml.crypto" export="true"/> <module name="jdk.xml.dom" export="true"/> <module name="jakarta.transaction.api"/> </dependencies> </module>注記MySQL ドライバーの JAR 名 (mysql-connector-j-8.0.33.jar) は、あくまで例として示したものです。テスト済みの MySQL バージョンの詳細は、Tested databases を参照してください。
5.3.2. 管理 CLI を使用したカスタムモジュールの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理 CLI を使用して、Java Archive (JAR) またはその他のリソースファイルからモジュールを作成し、JBoss EAP のアプリケーションでそれらのファイルを使用できます。
module 管理 CLI コマンドを使用したモジュールの追加および削除は、テクノロジープレビューとしてのみ提供されます。このコマンドは、マネージドドメインでの使用や、リモートによる管理 CLI への接続時には適していません。本番環境では、モジュールを手作業で追加および削除する必要があります。詳細は以下を参照してください。
テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
テクノロジープレビュー機能のサポート範囲は、Red Hat カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
前提条件
- モジュールに必要な JAR またはリソースファイルがある。
手順
- JBoss EAP サーバーを起動します。
管理 CLI を起動します。
$ EAP_HOME/bin/jboss-cli.shmodule add管理 CLI コマンドを使用して新しいコアモジュールを追加します。構文
module add --name=<MODULE_NAME> --resources=<PATH_TO_RESOURCE> --dependencies=<DEPENDENCIES>例: MySQL モジュールの作成
module add --name=com.mysql --resources=</path/to>/mysql-connector-j-8.0.33.jar --dependencies=java.xml,java.xml.crypto,jdk.xml.dom,jakarta.transaction.api注記MySQL ドライバーの JAR 名 (mysql-connector-j-8.0.33.jar) は、あくまで例として示したものです。テスト済みの MySQL バージョンの詳細は、Tested databases を参照してください。