第9章 Enterprise Web Server上の Hibernate
Hibernate はオブジェクト関係マッピングのフレームワークです。これは、別パッケージにて提供されており、すべての対応プラットフォームで同じパッケージを使うことができます。
Hibernate は通常のTomcat 設定で利用するのと同じ方法で使うことができます。つまり、Hibernate JARファイルをご利用中のデプロイメント WAR ファイルに追加できるのです。Tomcat は接続プーリングのメカニズムをデフォルトで提供しており、是非この機能を有効活用してください (プーリングメカニズムについては、
context.xmlにて定義しています)。ただし、persistence.xml と web.xml が必要です。以下の例にて、Tomcat の接続プーリングメカニズムを使った設定について示しています。
/META-INF/context.xmlは、Tomcat が作成すべき接続プールを定義しています。例9.1 context.xml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow /WEB-INF/classes/META-INF/persistence.xmlはJPA設定ファイルで、Tomcat プールからの接続を消費できるようにアプリケーションが どのようにHibernate を設定するかを定義します。Hibernate API を直接利用している場合は、hibernate.cfg.xmlにてよく似た設定を使います。例9.2 persistence.xml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow /WEB-INF/web.xmlは通常の Web アプリケーションデプロイメントファイルで、どのデータソースを消費するかTomcat に指示をだします。例9.3「web.xml」ではデータソースがjdbc/DsWebAppDBとなっています。例9.3 web.xml
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詳細については、JBoss Enterprise Web Server向けの Hibernate 文書を参照してください。