Red Hat JBoss Web Server 5.6 Service Pack 2 リリースノート
Red Hat JBoss Web Server 5.6 向け
概要
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第1章 Red Hat JBoss Web Server 5.6 Service Pack 2
Red Hat JBoss Web Server バージョン 5.6 Service Pack 2 リリースへようこそ。
Red Hat JBoss Web Server は、Java Web アプリケーションをホストするための完全に統合され認定されたコンポーネントセットです。これは、アプリケーションサーバー (Apache Tomcat Servlet コンテナー) および Tomcat Native Library から成ります。
JBoss Web Server には以下の主要コンポーネントが含まれます。
- Apache tomcat: Java Servlet Specification に準拠するサーブレットコンテナー。JBoss Web Server には Apache Tomcat 9 が含まれています。
- Apache tomcat ネイティブライブラリー: Tomcat のスケーラビリティー、パフォーマンス、ネイティブサーバー技術との統合を改善します。
- Tomcat-vault: JBoss Web Server によって使用されるパスワードおよび他の機密情報をセキュアに保存するために使用される JBoss Web Server の拡張機能。
-
Mod_cluster: Apache Tomcat と Apache HTTP Server の
mod_proxy_cluster
モジュール間の通信を可能にするライブラリー。mod_clusterライブラリーにより、Apache HTTP Server を JBoss Web Server のロードバランサーとして使用することができます。mod_cluster の設定や、mod_jk や mod_proxy などの代替ロードバランサーのインストールおよび設定に関する情報は、『HTTP Connectors and Load Balancing Guide』を参照してください。 - Apache ポータブルランタイム (APR): ネイティブサーバー技術との優れたスケーラビリティー、パフォーマンス、および改善された統合を提供するランタイム。APR は、Apache HTTP Server 2.x の中核となる大変ポータブルなライブラリーです。これにより、sendfile、epoll、OpenSSL などの高度な IO 機能、乱数生成やシステムステータスなどのオペレーティングシステムレベルの機能、共有メモリー、NT パイプ、Unix ソケットなどのネイティブプロセス処理機能にアクセスできます。
- OpenSSL: Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルおよび TLS (Transport Layer Security) プロトコルを実装するソフトウェアライブラリー。基本的な暗号化ライブラリーが含まれています。
JBoss Web Server の本リリースには、重要なセキュリティー更新が含まれています。
Red Hat Enterprise Linux 7 をベースとした Red Hat JBoss Web Server 5.6 OpenShift イメージは、本リリースでは提供されなくなりました。Red Hat Enterprise Linux 8 をベースとした Red Hat JBoss Web Server 5.6 イメージは、本リリースで提供されます。
第2章 新機能および改良された機能
Red Hat JBoss Web Server 5.6 Service Pack 2 には新機能や機能拡張は含まれません。
第3章 Red Hat JBoss Web Server 5.6 のインストール
Red Hat Enterprise Linux または Microsoft Windows に JBoss Web Server 5.6 をインストールできます。詳細については、インストールガイドの次のセクションを参照してください。
第4章 このサービスパックを使用したRed Hat JBoss Web Server のアップグレード
この Service Pack をインストールするには以下を行います。
Red Hat JBoss Web Server 5.6 の Software Downloads ページに移動します。
注記Software Downloads ページにアクセスするには、Red Hat サブスクリプションが必要です。
- プラットフォームに適した Red Hat JBoss Web Server 5.6 Service Pack 2 アーカイブファイルをダウンロードします。
- アーカイブファイルを Red Hat JBoss Web Server インストールディレクトリーに展開します。
Red Hat Enterprise Linux で RPM パッケージから Red Hat JBoss Web Server をインストールした場合は、以下の yum
コマンドを使用して最新のサービスパックにアップグレードできます。
# yum upgrade
第5章 OS/JVM の認定
本リリースでは、以下のオペレーティングシステムおよび Java Development Kit (JDK)バージョンとの使用がサポートされます。
Operating System | チップセットアーキテクチャー | Java 仮想マシン |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux 8 | x86_64 | Red Hat OpenJDK 1.8.x、Red Hat OpenJDK 11、Red Hat OpenJDK 17、Oracle JDK 11、Oracle JDK 17 |
Red Hat Enterprise Linux 7 | x86_64 | Red Hat OpenJDK 1.8.x、Red Hat OpenJDK 11、Red Hat OpenJDK 17、Oracle JDK 1.8.x、Oracle JDK 11、Oracle JDK 17、IBM JDK 1.8.x |
Microsoft Windows 2019 Server | x86_64 | Red Hat OpenJDK 1.8.x、Red Hat OpenJDK 11、Red Hat OpenJDK 17、Oracle JDK 1.8.x、Oracle JDK 11、Oracle JDK 17 |
Microsoft Windows 2016 Server | x86_64 | Red Hat OpenJDK 1.8.x、Red Hat OpenJDK 11、Red Hat OpenJDK 17、Oracle JDK 1.8.x、Oracle JDK 11、Oracle JDK 17 |
Red Hat Enterprise Linux 6 はサポートされていません。
Microsoft Windows 2012 Server R2 はサポートされません。
第6章 解決した問題
本リリースで解決された問題はありません。
第7章 既知の問題
本リリースには既知の問題がありません。
第8章 サポートされるコンポーネント
Red Hat JBoss Web Serverの本リリースでサポートされるコンポーネントバージョンの完全リストは、JBoss Web Server Component Details ページを参照してください。