2.4. OpenShift S2I プロセスの JWS
OpenShift の source-to-image (S2I) プロセスを使用して、アプリケーションテンプレートのパラメーターと環境変数を使用することにより、OpenShift イメージ用の JWS を実行および設定できます。
JWS for OpenShift イメージの S2I プロセスは以下のようになります。
-
configuration
ソースディレクトリーに Maven のsettings.xml
ファイルが含まれている場合、settings.xml
ファイルは新しいイメージの$HOME/.m2/
ディレクトリーに移動されます。 ソースリポジトリーに
pom.xml
ファイルが含まれれている場合、$MAVEN_ARGS
環境変数の内容を使用して Maven ビルドがトリガーされます。デフォルトでは、
package
ゴールは、テストをスキップするための-DskipTests
引数と、Red Hat GA リポジトリーを有効にするための-Dcom.redhat.xpaas.repo.redhatga
引数を含むopenshift
プロファイルで使用されます。成功した Maven ビルドの結果は、
/opt/jws-5.6/tomcat/webapps
ディレクトリーにコピーされます。これには、$ARTIFACT_DIR
環境変数によって指定されたソースディレクトリーからの WAR ファイルがすべて含まれます。$ARTIFACT_DIR
のデフォルト値はtarget/
ディレクトリーです。$MAVEN_ARGS_APPEND
環境変数を使用して Maven 引数を変更します。-
deployments
ソースディレクトリーのすべての WAR ファイルは、/opt/jws-5.6/tomcat/webapps
ディレクトリーにコピーされます。 -
Maven settings.xml ファイルを除く、
configuration
ソースディレクトリー内のすべてのファイルが/opt/jws-5.6/tomcat/conf/
ディレクトリーにコピーされます。 lib
ソースディレクトリー内のすべてのファイルが/opt/jws-5.6/tomcat/lib/
ディレクトリーにコピーされます。注記カスタム Tomcat 設定ファイルを使用する場合は、通常の Tomcat インストールで使用されるのと同じファイル名 (
context.xml
やserver.xml
など) を使用します。
カスタム Maven アーティファクトリーポジトリミラーを使用するように S2I プロセスを設定する方法の詳細は、アーティファクトリーポジトリーミラー を参照してください。