第4章 既存の JWS イメージのデプロイ
JWS Operator を使用して、OpenShift クラスターにデプロイする Web サーバーアプリケーションの既存のイメージのデプロイを容易にすることができます。この状況では、デプロイする Web サーバーアプリケーションのカスタムリソース WebServer ファイルを作成する必要があります。JWS Operator は、カスタムリソース WebServer ファイルを使用して、アプリケーションのデプロイを処理します。
前提条件
OperatorHub から JWS Operator をインストールしている。
JWS Operator がインストールされていることを確認するには、次のコマンドを入力します。
oc get deployment.apps/jws-operator
$ oc get deployment.apps/jws-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 上記のコマンドは、Operator の名前とステータスの詳細を表示します。
以下に例を示します。
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE jws-operator 1/1 1 1 15h
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE jws-operator 1/1 1 1 15hCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記より詳細な出力を表示する場合は、次のコマンドを使用できます。
oc describe deployment.apps/jws-operator
手順
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イメージを準備し、イメージを表示する場所 (例:
quay.io/<USERNAME>/tomcat-demo:latest) にプッシュします。 Web サーバーアプリケーションのカスタムリソースファイルを作成するには、次の手順を実行します。
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たとえば、
webservers_cr.yamlという名前の YAML ファイルを作成します。 詳細を次の形式で入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下に例を示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
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たとえば、
Web アプリケーションをデプロイするには、次の手順を実行します。
- Web アプリケーションを作成したディレクトリーに移動します。
以下のコマンドを入力します。
oc apply -f webservers_cr.yaml
$ oc apply -f webservers_cr.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 上記のコマンドは、Web アプリケーションがデプロイされたことを確認するメッセージを表示します。
以下に例を示します。
webserver/example-image-webserver created
webserver/example-image-webserver createdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 上記のコマンドを実行すると、Operator はルートも自動的に作成します。
Operator が自動的に作成したルートを確認します。
oc get routes
$ oc get routesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow オプション: ステップ 3 で作成した
webserverを削除します。oc delete webserver example-image-webserver
$ oc delete webserver example-image-webserverCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記または、YAML ファイルを削除して
webserverを削除することもできます。以下に例を示します。oc delete -f webservers_cr.yaml