第1章 Red Hat JBoss Web Server 6.0


Red Hat JBoss Web Server バージョン 6.0 リリースへようこそ。

Red Hat JBoss Web Server は、Java Web アプリケーションをホストする完全に統合および認定されたコンポーネントセットです。これは、アプリケーションサーバー (Apache Tomcat サーブレット) および Apache Tomcat Native Library から構成されます。

JBoss Web Server には以下の主要コンポーネントが含まれます。

  • Apache Tomcat は、Java Servlet Specification に準拠したサーブレットコンテナーです。JBoss Web Server には Apache Tomcat 10.1 が含まれています。
  • Apache Tomcat Native Library は、Tomcat のスケーラビリティー、パフォーマンス、ネイティブサーバー技術との統合を改善します。
  • Tomcat-vault は、JBoss Web Server に使用されるパスワードなどの機密情報をセキュアに保存するために使用される JBoss Web Server の拡張機能です。
  • mod_cluster ライブラリーは、JBoss Web Server と Apache HTTP サーバー mod_proxy_cluster モジュール間の通信を可能にします。mod_cluster ライブラリーにより、Apache HTTP Server を JBoss Web Server のロードバランサーとして使用できます。mod_cluster の設定の詳細、または mod_jkmod_proxy などの代替ロードバランサーのインストールと設定の詳細は、Apache HTTP Server コネクターとロードバランシングガイド を参照してください。
  • Apache Portable Runtime (APR) は、HTTP コネクターに OpenSSL ベースの TLS 実装を提供するランタイムです。JBoss Web Server は、サポートされている Windows プラットフォームにのみ APR のディストリビューションを提供します。Red Hat Enterprise Linux の場合は、オペレーティングシステムが提供する APR パッケージを使用できます。
  • OpenSSL: Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルおよび TLS (Transport Layer Security) プロトコルを実装するソフトウェアライブラリーです。基本的な暗号化ライブラリーが含まれています。JBoss Web Server は、サポート対象の Windows プラットフォームにのみ OpenSSL のディストリビューションを提供します。Red Hat Enterprise Linux では、オペレーティングシステムが提供する OpenSSL パッケージを使用できます。

このリリースでは、Apache Tomcat 10.1 のサポートが導入され、いくつかのセキュリティー問題が修正されています。

JBoss Web Server のこのリリースは、Red Hat Enterprise Linux 8 に基づく OpenShift イメージを提供します。

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