第3章 ロギング UI プラグイン


ロギング UI プラグインは、OpenShift Container Platform Web コンソールの Observe Logs ページにロギングデータを表示します。フィルター、クエリー、時間範囲、更新頻度を指定すると、結果が折りたたまれたログのリストとして表示されます。リストを展開すると、各ログの詳細情報が表示されます。

OpenShift Container Platform バージョン 4.16 以降に Troubleshooting UI プラグインもデプロイすると、Korrel8r サービスに接続され、Observe Logs ページから、相関 PromQL クエリーが含まれる Observe Metrics ページまでの、Web コンソールへの直接リンクが追加されます。このプラグインは、Web コンソールのアラート詳細ページ (Observe Alerting) から、相関フィルターセットが選択された Observe Logs ページに、See Related Logs リンクも追加します。

このプラグインの機能は次のように分類されます。

dev-console
ロギングビューを Web コンソールに追加します。
alerts
Web コンソールのアラートを、Loki ルーラーで定義されたログベースのアラートとマージします。アラート詳細ビューにログベースのメトリクスチャートを追加します。
dev-alerts
Web コンソールのアラートを、Loki ルーラーで定義されたログベースのアラートとマージします。Web コンソールのアラート詳細ビューにログベースのメトリクスチャートを追加します。

Cluster Observability Operator (COO) の各バージョンについて、OpenShift Container Platform 各バージョンにおけるこれらの機能のサポート状況を次の表に示します。

Expand
COO のバージョンOCP のバージョン機能

0.3.0 以降

4.12

dev-console

0.3.0 以降

4.13

dev-consolealerts

0.3.0 以降

4.14 以降

dev-consolealertsdev-alerts

3.1. Cluster Observability Operator ログ UI プラグインのインストール

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • OpenShift Container Platform Web コンソールにログインしている。
  • Cluster Observability Operator がインストールされている。
  • クラスター内に LokiStack インスタンスがある。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operator Installed Operator をクリックし、Cluster Observability Operator を選択します。
  2. UI Plugin タブ (タブリストの右端) を選択し、Create UIPlugin をクリックします。
  3. YAML view を選択し、次の内容を入力して、Create をクリックします。

    apiVersion: observability.openshift.io/v1alpha1
    kind: UIPlugin
    metadata:
      name: logging
    spec:
      type: Logging
      logging:
        lokiStack:
          name: logging-loki
        logsLimit: 50
        timeout: 30s
        schema: otel 
    1
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    schemaotelviaqselect のいずれかです。値が指定されていない場合、デフォルトは viaq です。select を選択すると、クエリーを実行するときに UI でモードを選択できます。
    注記

    これらはロギング UI プラグインの既知の問題です。詳細は、OU-587 を参照してください。

    • schema 機能は、OpenShift Container Platform 4.15 以降でのみサポートされます。Red Hat OpenShift Cluster Observability Operator の以前のバージョンでは、ロギング UI プラグインは viaq 属性のみを使用し、設定されている可能性のある他の値を無視します。
    • 管理者以外のユーザーは、Red Hat OpenShift バージョン 5.8 から 6.2 のロギングで otel 属性を使用してログのクエリーを実行することはできません。この問題は、今後のロギングリリースで修正される予定です。(LOG-6589)
    • Red Hat OpenShift バージョン 5.9 のロギングでは、severity_text Otel 属性が設定されていません。
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