第2章 must-gather を使用したログファイルおよび診断情報のダウンロード
Red Hat OpenShift Container Storage が問題を自動的に解決できない場合、must-gather ツールを使用してログファイルと診断情報を収集し、お客様または Red Hat サポートが問題を確認し、解決策を判別できるようにします。
手順
Openshift Container Storage クラスターに接続されているクライアントから
must-gather
コマンドを実行します。$ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/ocs4/ocs-must-gather-rhel8:v4.5 --dest-dir=<directory-name> --node-name=<node-name>
ここで、<node-name> は Ready 状態のマスターノードです。
注記--node-name
はオプションで、1 つまたは複数のワーカーノードが Ready 状態にない場合にとくに使用する必要があります。重要OpenShift Container Storage が外部モードでデプロイされる場合、must-gather は Redhat Openshift Container Storage クラスターからのみログを収集し、外部 Red Hat Ceph Storage クラスターからデバッグデータおよびログを収集しません。外部の Red Hat Ceph Storage クラスターからデバッグログを収集するには、Red Hat Ceph Storage の トラブルシューティングガイドを参照するか、または Red Hat Ceph Storage の管理者にお問い合わせください。
これにより、指定されたディレクトリーに以下の情報が収集されます。
- すべての OpenShift Container Storage クラスター関連のカスタムリソース (CR) をそれらの namespace と共に収集します。
- すべての OpenShift Container Storage 関連の Pod の Pod ログを収集します。
- ステータス、クラスターの正常性などの一部の標準的な Ceph コマンドの出力を収集します。