第2章 Microsoft Azure での OpenShift Container Storage のデプロイ
Azure のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) (タイプ: managed-premium
) によって提供される動的ストレージデバイスを使用して OpenShift Container Storage を OpenShift Container Platform にデプロイすると、内部クラスターリソースを作成できます。これにより、ベースサービスの内部プロビジョニングが可能になり、追加のストレージクラスをアプリケーションで使用可能にすることができます。
Microsoft Azure では、内部の Openshift Container Storage クラスターのみがサポートされます。デプロイメント要件の詳細は、Planning your deploymentを参照してください。
OpenShift Container Storage のデプロイの準備 についての章にある要件に対応していることを確認してから、動的ストレージデバイスを使用したデプロイについて以下の手順を実行してください。
2.1. Red Hat OpenShift Container Storage Operator のインストール
Red Hat OpenShift Container Storage は、Red Hat OpenShift Container Platform Operator Hub を使用してインストールできます。
前提条件
- cluster-admin および operator インストールのパーミッションを持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
- Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにワーカーノードが少なくとも 3 つある。
- 必要な追加要件をすべて満たしています。詳細は、Planning your deployment を参照してください。
OpenShift Container Storage のクラスター全体でのデフォルトノードセレクターを上書きする必要がある場合は、以下のコマンドを使用し、
openshift-storage
namespace の空のノードセレクターを指定できます (この場合、openshift-storage namespace を作成します)。$ oc annotate namespace openshift-storage openshift.io/node-selector=
-
ノードに Red Hat OpenShift Container Storage リソースのみがスケジュールされるように、そのノードに
infra
のテイントを設定します。これにより、サブスクリプションコストを節約できます。詳細は、ストレージリソースの管理および割り当てガイドの Red Hat OpenShift Container Storage に専用のワーカーノードを使用する方法 の章を参照してください。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインします。
-
Operators
OperatorHub をクリックします。 - Operator の一覧から OpenShift Container Storage を検索し、これをクリックします。
- Install をクリックします。
Install Operator ページで、以下のオプションを設定します。
- Channel を stable-4.8 として更新します。
- Installation Mode オプションに A specific namespace on the cluster を選択します。
-
Installed Namespace に Operator recommended namespace openshift-storage を選択します。namespace
openshift-storage
が存在しない場合、これは Operator のインストール時に作成されます。 - 承認ストラテジー を Automatic または Manual として選択します。
Install をクリックします。
Automatic (自動) 更新を選択した場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) は介入なしに、Operator の実行中のインスタンスを自動的にアップグレードします。
Manual 更新を選択した場合、OLM は更新要求を作成します。クラスター管理者は、operator が新規バージョンに更新されるように更新要求を手動で承認する必要があります。
検証手順
- OpenShift Container Storage Operator に、インストールが正常に実行されたことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。