OpenShift Container Storage is now OpenShift Data Foundation starting with version 4.9.
3.3. Red Hat Virtualization プラットフォームでの OpenShift Container Storage クラスターの作成
この手順を使用して、OpenShift Container Storage Operator のインストール後にローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Container Storage Cluster Service を作成します。
前提条件
- OpenShift Container Storage は Operator Hub からインストールする必要があります。詳細は、Operator Hub を使用した OpenShift Container Storage Operator のインストール について参照してください。
- ローカルストレージデバイスを使用した OpenShift Container Storage のインストールの要件 についてのセクションにあるすべての要件を満たしていることを確認します。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインします。
Operators
Installed Operators をクリックし、インストールされた Operator をすべて表示します。 選択された Project が openshift-storage であることを確認します。
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Storage Cluster の OpenShift Container Storage
Create Instance リンクをクリックします。 Select Modeで
Internal-Attached devices
を選択します。注記インストールされていない場合に、ローカルストレージ Operator をインストールすることを求めるプロンプトが出されます。Install をクリックし、ローカルストレージ Operator のインストール で説明されているように手順に従います。
ディスクの検出
以下のいずれかを選択します。
- All nodes: すべてのノードでディスクを検出します。
Select nodes: 利用可能なノードのサブセットからディスクを検出します。
重要arbiter モードを使用する場合は、All nodes オプションを選択しないでください。代わりに、Select nodes オプションを使用して、2 つのデータセンターゾーンから、割り当てられたストレージデバイスを持つラベルが付けられたノードを選択します。
注記選択したノードにテイントのマークが付けられており、そのノードがウィザードで検出されない場合は、ローカルストレージ Operator リソースの容認を追加する回避策として Red Hat ナレッジベースソリューション に記載されている手順に従ってください。
選択したノードが集約された 30 CPU および 72 GiB の RAM の OpenShift Container Storage クラスターの要件と一致しない場合は、最小クラスターがデプロイされます。ノードの最小要件については、プランニングガイドの リソース要件 セクションを参照してください。
- Next をクリックします。
ストレージクラスを作成します。
ストレージボリュームのセットをフィルターすることにより、専用のストレージクラスを作成してストレージを消費できます。
- Local Volume Set Name を入力します。
- Storage Class Name を入力します。デフォルトで、ボリュームセット名がストレージクラス名について表示されます。名前を変更することもできます。
直前の手順でディスク検出で選択されたノードは Filter Disks セクションに表示されます。以下のいずれかを選択します。
- Disks on all nodes: ディスクを検出したすべてのノードを選択します。
Disks on selected nodes: ディスクを検出したノードのサブセットを選択します。高可用性を確保するために、ワーカーノードは 3 つの異なる物理ノード、ラック、障害ドメインに分散します。
重要柔軟なスケーリング機能は、3 つ以上のノードが最小要件の 3 つ未満のアベイラビリティーゾーンに分散されているストレージの作成時に有効にされます。この機能は、OpenShift Container Storage 4.7 クラスターの新規デプロイメントでのみ利用でき、アップグレードされたクラスターをサポートしません。柔軟なスケーリングについての詳細は、 ストレージのスケーリングガイド を参照してください。
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利用可能な一覧から
SSD/NVME
のディスクタイプ を選択します。 Advanced セクションを拡張し、以下のオプションを設定します。
ボリュームモード
デフォルトではブロックが選択されます。
デバイスタイプ
ドロップダウンリストから 1 つ以上のディスクタイプを選択します。
ディスクサイズ
デバイスの最小サイズ 100GB と、含める必要のあるデバイスの最大サイズを設定します。
最大ディスク制限
これは、ノードで作成できる PV の最大数を示します。このフィールドが空のままの場合、PV は一致するノードで利用可能なすべてのディスクに作成されます。
- Next をクリックします。新規ストレージクラスの作成を確認するポップアップが表示されます。
- Yes をクリックして続行します。
Capacity and nodes を設定します。
- Storage Class を選択します。デフォルトで、直前の手順で作成された新規ストレージクラスが選択されます。
- 選択したノード には、直前の手順で選択したノードが表示されます。この一覧では、直前の手順で検出されたディスクを反映するのに数分かかります。
- Next をクリックします。
(オプション) Security and network 設定を設定します。
- Enable encryption チェックボックスを選択して、ブロックおよびファイルストレージを暗号化します。
以下の Encryption level (暗号化レベル) のいずれかを選択します。
- クラスター全体の暗号化 クラスター全体 (ブロックおよびファイル) を暗号化します。
- Storage class encryption(ストレージクラスの暗号化): 暗号化対応のストレージクラスを使用して暗号化された永続ボリューム (ブロックのみ) を作成します。
Connect to an external key management service チェックボックスを選択します。これはクラスター全体の暗号化の場合はオプションになります。
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Key Management Service Provider はデフォルトで
Vault
に設定されます。 - Vault Service Name、Vault サーバーのホスト Address('https://<hostname または ip>')、Port number および Token を入力します。
Advanced Settings を展開して、Vault 設定に基づいて追加の設定および証明書の詳細を入力します。
- OpenShift Container Storage 専用かつ特有のキー値のシークレットパスを Backend Path に入力します。
- (オプション) TLS Server Name および Vault Enterprise Namespace を入力します。
- それぞれの PEM でエンコードされた証明書ファイルをアップロードして、CA Certificate、Client Certificate、および Client Private Key を指定します。
- Save をクリックします。
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Key Management Service Provider はデフォルトで
単一のネットワークを使用する場合は Default (SDN) を選択し、複数のネットワークインターフェイスを使用する場合は Custom (Multus) ネットワークを選択します。
- ドロップダウンメニューから Public Network Interface を選択します。
- ドロップダウンメニューから Cluster Network Interface を選択します。
- Next をクリックします。
- 設定の詳細を確認します。設定を変更するには、Back をクリックして以前の設定ページに戻ります。
- Create をクリックします。
Vault Key/Value (KV) シークレットエンジン API の場合に configmap を編集します。バージョン 2 は、鍵管理システム (KMS) のクラスター全体の暗号化に使用されます。
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OpenShift Web コンソールで Workloads
ConfigMaps に移動します。 - KMS 接続の詳細を表示するには、ocs -kms-connection-details をクリックします。
configmap を編集します。
- Action menu(⋮)→ Edit ConfigMap をクリックします。
VAULT_BACKEND
パラメーターをv2
に設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kind: ConfigMap apiVersion: v1 metadata: name: ocs-kms-connection-details [...] data: KMS_PROVIDER: vault KMS_SERVICE_NAME: vault [...] VAULT_BACKEND: v2 [...]
kind: ConfigMap apiVersion: v1 metadata: name: ocs-kms-connection-details [...] data: KMS_PROVIDER: vault KMS_SERVICE_NAME: vault [...] VAULT_BACKEND: v2 [...]
- Save をクリックします。
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OpenShift Web コンソールで Workloads
検証手順
インストールされたストレージクラスターの最後の Status が緑色のチェックマークと共に Phase: Ready と表示されていることを確認します。
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Operators
Installed Operators Storage Cluster のリンクをクリックして、ストレージクラスターのインストールのステータスを表示します。 - または、Operator Details タブで、Storage Cluster タブをクリックすると、ステータスを表示できます。
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Operators
柔軟なスケーリングがストレージクラスターで有効にされているかどうかを確認するには、以下の手順を実行します (arbiter モードの場合、柔軟なスケーリングが無効になります)。
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Storage Cluster タブで
ocs-storagecluster
をクリックします。 YAML タブで、
spec
セクションのキーflexibleScaling
とstatus
セクションのflexibleScaling
を検索します。flexible scaling
がtrue
であり、failureDomain
がhost
に設定されている場合、柔軟なスケーリング機能が有効になります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow spec: flexibleScaling: true […] status: failureDomain: host
spec: flexibleScaling: true […] status: failureDomain: host
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Storage Cluster タブで
- OpenShift Container Storage のすべてのコンポーネントが正常にインストールされていることを確認するには、OpenShift Container Storage インストールの確認 を参照してください。
関連情報
- 初期クラスターの容量を拡張するには、Scaling Storage ガイドを参照してください。