第4章 外部モードでの OpenShift Container Storage の更新


以下の手順に従って、外部モードでデプロイされた OpenShift Container Storage クラスターを更新します。

重要

Red Hat OpenShift Container Storage Operator をアップグレードしても、外部の Red Hat Ceph Storage クラスターはアップグレードされません。これは、OpenShift Container Platform で実行されている Red Hat OpenShift Container Storage サービスのみをアップグレードします。

外部の Red Hat Ceph Storage クラスターをアップグレードするには、Red Hat Ceph Storage の管理者にお問い合わせください。

4.1. Ceph Object Store Administrative API と対話するための新しいオブジェクトストアユーザーの作成

外部モードで動作し、オブジェクトストレージを消費するクラスターの場合、以前の OpenShift Container Storage バージョンから 4.8 に更新する際に、新しいオブジェクトストアユーザーを作成する必要があります。このユーザーは Ceph Object Store Administrative API と対話し、すべての操作が想定どおりに機能することを確認します。

前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターを 4.8.z の最新の安定したリリースに更新する場合は、Updating Clusters を参照してください。
  • Status カードの Block and File で、Storage Cluster に緑色のチェックマークが付いていることを確認します。
  • Status カードの Object で、Object Service および Data Resiliency の両方が Ready 状態 (緑のチェックマーク) にあることを確認します。

手順

  1. Red Hat Ceph Storage クラスターで以下のコマンドを実行します。

    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    radosgw-admin user create --uid rgw-admin-ops-user --display-name "Rook RGW Admin Ops user" --caps "buckets=*;users=*;usage=read;metadata=read;zone=read"
  2. 出力から access_key および secret_key を取得します。
  3. OpenShift Container Platform クラスターで以下のコマンドを実行します。

    Copy to Clipboard Toggle word wrap
      oc -n openshift-storage \
      create \
      secret \
      generic \
      --type="kubernetes.io/rook" \
      "rgw-admin-ops-user" \
      --from-literal=accessKey="$RGW_ADMIN_OPS_USER_ACCESS_KEY" \
      --from-literal=secretKey="$RGW_ADMIN_OPS_USER_SECRET_KEY"

    RGW_ADMIN_OPS_USER_ACCESS_KEY および RGW_ADMIN_OPS_USER_SECRET_KEY は、ユーザーのアクセスとシークレットキーが含まれる変数です。

  4. アップグレードを続行します。
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