9.2. Red Hat OpenStack Platform インフラストラクチャー上の OpenShift Data Foundation ノードへの容量追加によるストレージのスケールアップ


設定された Red Hat OpenShift Data Foundation ワーカーノードにストレージ容量およびパフォーマンスを追加できます。

前提条件

  • 実行中の OpenShift Data Foundation Platform。
  • OpenShift Web コンソールの管理者権限
  • デプロイメント時にプロビジョニングされたストレージクラス以外のストレージクラスを使用してスケーリングするには、最初に追加のストレージクラスを定義します。詳細は、ストレージクラスの作成 を参照してください。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Operators Installed Operators をクリックします。
  3. OpenShift Data Foundation Operator をクリックします。
  4. Storage Systems タブをクリックします。

    1. ストレージシステム名の右側にある Action Menu (⋮) をクリックし、オプションメニューを拡張します。
    2. オプションメニューから Add Capacity を選択します。
    3. Storage Class を選択します。

デプロイメント時に生成されるデフォルトのストレージクラスを使用している場合は、ストレージクラスを standard に設定します。他のストレージクラスを作成している場合は、適切なものを選択します。

+ Raw Capacity フィールドには、ストレージクラスの作成時に設定されるサイズが表示されます。OpenShift Data Foundation はレプリカ数 3 を使用するため、消費されるストレージの合計量はこの量の 3 倍になります。

  1. Add をクリックします。

    1. ステータスを確認するには、Storage Data Foundation に移動し、Status カードの Storage System に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。

検証手順

  • Raw Capacity カードを確認します。

    1. OpenShift Web コンソールで、Storage Data Foundation をクリックします。
    2. Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。
    3. Block and File タブで、Raw Capacity カードを確認します。

      容量は選択に応じて増大することに注意してください。

      注記

      Raw 容量はレプリケーションを考慮せず、フル容量を表示します。

  • 新しい OSD およびそれらの対応する新規 Persistent Volume Claims (PVC) が作成されていることを確認します。

    • 新規作成された OSD の状態を表示するには、以下を実行します。

      1. OpenShift Web コンソールから Workloads Pods をクリックします。
      2. Project ドロップダウンリストから openshift-storage を選択します。

        注記

        Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。

    • Pod の状態を確認します。

      1. OpenShift Web コンソールで、Storage Persistent Volume Claims をクリックします。
      2. Project ドロップダウンリストから openshift-storage を選択します。

        注記

        Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。

  • オプション:クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。

    1. 新規 OSD Pod が実行しているノードを特定します。

      $ oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/<OSD-pod-name>
      <OSD-pod-name>

      OSD Pod の名前です。

      以下に例を示します。

      oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqm
    2. 直前の手順で特定された各ノードに以下を実行します。

      1. デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。

        $ oc debug node/<node-name>
        <node-name>

        ノードの名前。

        $ chroot /host
      2. ocs-deviceset 名の横にある crypt キーワードを確認します。

        $ lsblk
重要

クラスターの削減は、Red Hat サポートチーム のサポートがある場合にのみサポートされます。

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