第7章 ハイブリッドおよびマルチクラウドバケットのデータのミラーリング
Multicloud Object Gateway (MCG) は、クラウドプロバイダーおよびクラスター全体にまたがるデータの処理を単純化します。
前提条件
- まず、MCG で使用できるバッキングストレージを追加する必要があります。4章ハイブリッドまたはマルチクラウド用のストレージリソースの追加 を参照してください。
次に、データ管理ポリシー (ミラーリング) を反映するバケットクラスを作成します。
手順
ミラーリングデータは、以下の 3 つの方法で設定できます。
7.1. MCG コマンドラインインターフェイスを使用したデータのミラーリング用のバケットクラスの作成
Multicloud Object Gateway (MCG) コマンドラインインターフェイスから以下のコマンドを実行し、ミラーリングポリシーでバケットクラスを作成します。
$ noobaa bucketclass create placement-bucketclass mirror-to-aws --backingstores=azure-resource,aws-resource --placement Mirror
新たに作成されたバケットクラスを新規のバケット要求に設定し、2 つのロケーション間でミラーリングされる新規バケットを生成します。
$ noobaa obc create mirrored-bucket --bucketclass=mirror-to-aws