IBM Power を使用した OpenShift Data Foundation のデプロイ


Red Hat OpenShift Data Foundation 4.11

IBM Power を使用した Red Hat OpenShift Data Foundation のデプロイ手順

Red Hat Storage Documentation Team

概要

IBM Power でローカルストレージを使用するために Red Hat OpenShift Data Foundation をインストールする方法については、このドキュメントをご覧ください。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

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はじめに

Red Hat OpenShift Data Foundation は、接続環境または非接続環境での既存の Red Hat OpenShift Container Platform (RHOCP) IBM Power クラスターへのデプロイメントをサポートし、プロキシー環境に対する追加設定なしのサポートを提供します。

IBM Power では、内部と外部の両方の OpenShift Data Foundation クラスターがサポートされます。デプロイメントの要件の詳細は、デプロイメントのプランニング および OpenShift Data Foundation のデプロイの準備 を参照してください。

OpenShift Data Foundation をデプロイするには、要件に適したデプロイメントプロセスを実行します。

第1章 OpenShift Data Foundation のデプロイの準備

IBM Power によって提供されるローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation を OpenShift Container Platform にデプロイすると、内部クラスターリソースを作成することができます。この方法では、ベースサービスを内部でプロビジョニングします。その後、すべてのアプリケーションは追加のストレージクラスにアクセスできます。

ローカルストレージを使用して Red Hat OpenShift Data Foundation のデプロイメントを開始する前に、リソース要件を満たしていることを確認してください。ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation をインストールするための要件 を参照してください。

上記を処理した後に、指定した順序で以下の手順を実行します。

1.1. ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation をインストールするための要件

ノードの要件

  • クラスターは、それぞれローカルに接続されたストレージデバイスを持つクラスターの 3 つ以上の OpenShift Container Platform ワーカーノードで設定される必要があります。

    • 選択した 3 つのノードには、OpenShift Data Foundation で使用できる raw ブロックデバイスが少なくとも 1 つ必要です。
    • 使用するデバイスは空である必要があります。つまり、ディスクには永続ボリューム (PV)、ボリュームグループ (VG)、または論理ボリューム (LV) がない状態でなければなりません。
  • 3 つ以上のラベルが付けられたノードが必要です。

    • OpenShift Data Foundation によって使用されるローカルストレージデバイスを持つ各ノードには、OpenShift Data Foundation Pod をデプロイするための特定のラベルが必要です。ノードにラベルを付けるには、以下のコマンドを使用します。

      $ oc label nodes <NodeNames> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=''

詳細は、プランニングガイドのリソース要件 のセクションを参照してください。

第2章 ローカルストレージデバイスを使用した OpenShift Data Foundation のデプロイ

このセクションを使用して、OpenShift Container Platform がすでにインストールされている IBM Power インフラストラクチャーに OpenShift Data Foundation をデプロイします。

また、OpenShift Data Foundation で Multicloud Object Gateway (MCG) コンポーネントのみをデプロイすることもできます。詳細は、Deploy standalone Multicloud Object Gateway を参照してください。

OpenShift Data Foundation をデプロイするには、以下の手順を実行します。

2.1. ローカルストレージ Operator のインストール

以下の手順を使用して、ローカルストレージデバイスに OpenShift Data Foundation クラスターを作成する前に、Operator Hub からローカルストレージ Operator をインストールします。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Operators → OperatorHub をクリックします。
  3. Filter by keyword… ボックスに local storage を入力し、Operator の一覧から Local Storage Operator を見つけ、これをクリックします。
  4. Install Operator ページで、以下のオプションを設定します。

    1. Channel を stable として更新します。
    2. Installation Mode オプションに A specific namespace on the cluster を選択します。
    3. Installed Namespace に Operator recommended namespace openshift-local-storage を選択します。
    4. Approval Strategy に Automatic を選択します。
  5. Install をクリックします。

検証手順

  • Local Storage Operator に、インストールが正常に実行されたことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。

2.2. Red Hat OpenShift Data Foundation Operator のインストール

Red Hat OpenShift Data Foundation Operator は、Red Hat OpenShift Container Platform Operator Hub を使用してインストールできます。

ハードウェアおよびソフトウェアの要件に関する詳細は、デプロイメントのプランニング を参照してください。

前提条件

  • cluster-admin および Operator インストールのパーミッションを持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
  • Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにワーカーノードが少なくとも 3 つある。
重要
  • OpenShift Data Foundation のクラスター全体でのデフォルトノードセレクターを上書きする必要がある場合は、コマンドラインインターフェイスで以下のコマンドを使用し、openshift-storage namespace の空のノードセレクターを指定できます (この場合、openshift-storage namespace を作成します)。
$ oc annotate namespace openshift-storage openshift.io/node-selector=

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Operators → OperatorHub をクリックします。
  3. スクロールするか、OpenShift Data FoundationFilter by keyword ボックスに入力し、OpenShift Data Foundation Operator を検索します。
  4. Install をクリックします。
  5. Install Operator ページで、以下のオプションを設定します。

    1. Channel を stable-4.11 として更新します。
    2. Installation Mode オプションに A specific namespace on the cluster を選択します。
    3. Installed Namespace に Operator recommended namespace openshift-storage を選択します。namespace openshift-storage が存在しない場合、これは Operator のインストール時に作成されます。
  6. 承認ストラテジーAutomatic または Manual として選択します。

    Automatic (自動) 更新を選択した場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) は介入なしに、Operator の実行中のインスタンスを自動的にアップグレードします。

    Manual 更新を選択した場合、OLM は更新要求を作成します。クラスター管理者は、Operator を新しいバージョンに更新できるように更新要求を手動で承認する必要があります。

  7. Console プラグインEnable オプションが選択されていることを確認します。
  8. Install をクリックします。

検証手順

  • OpenShift Data Foundation Operator に、インストールが正常に実行されたことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
  • Operator が正常にインストールされると、Web console update is available メッセージを含むポップアップがユーザーインターフェイスに表示されます。このポップアップから Refresh web console をクリックして、反映するコンソールを変更します。

    • Web コンソールで、Storage に移動し、Data Foundation が使用可能かどうかを確認します。

2.3. トークン認証方法を使用した KMS を使用したクラスター全体の暗号化の有効化

トークン認証のために、Vault でキーと値のバックエンドパスおよびポリシーを有効にできます。

前提条件

手順

  1. Vault で Key/Value (KV) バックエンドパスを有効にします。

    Vault KV シークレットエンジン API の場合は、バージョン 1 です。

    $ vault secrets enable -path=odf kv

    Vault KV シークレットエンジン API の場合は、バージョン 2 を使用します。

    $ vault secrets enable -path=odf kv-v2
  2. シークレットに対して書き込み操作または削除操作を実行するようにユーザーを制限するポリシーを作成します。

    echo '
    path "odf/*" {
      capabilities = ["create", "read", "update", "delete", "list"]
    }
    path "sys/mounts" {
    capabilities = ["read"]
    }'| vault policy write odf -
  3. 上記のポリシーに一致するトークンを作成します。

    $ vault token create -policy=odf -format json

2.4. Kubernetes 認証方式を使用した KMS でのクラスター全体の暗号化の有効化

キー管理システム (KMS) を使用して、クラスター全体の暗号化に対して Kubernetes 認証方式を有効にできます。

前提条件

  • Vault への管理者アクセス。
  • 有効な Red Hat OpenShift Data Foundation Advanced サブスクリプション。詳細は、OpenShift Data Foundation サブスクリプションに関するナレッジベースの記事 を参照してください。
  • OpenShift Data Foundation Operator は Operator Hub からインストールしておく。
  • バックエンド path として一意のパス名を選択する。これは命名規則に厳密に準拠する必要があります。このパス名は後で変更できません。

    注記

    Vault namespace の使用は、OpenShift Data Foundation 4.11 の Kubernetes 認証方式ではサポートされていません。

手順

  1. サービスアカウントを作成します。

    $ oc -n openshift-storage create serviceaccount <serviceaccount_name>

    ここで、<serviceaccount_name> はサービスアカウントの名前を指定します。

    以下に例を示します。

    $ oc -n openshift-storage create serviceaccount odf-vault-auth
  2. clusterrolebindingsclusterroles を作成します。

    $ oc -n openshift-storage create clusterrolebinding vault-tokenreview-binding --clusterrole=system:auth-delegator --serviceaccount=openshift-storage:_<serviceaccount_name>_

    以下に例を示します。

    $ oc -n openshift-storage create clusterrolebinding vault-tokenreview-binding --clusterrole=system:auth-delegator --serviceaccount=openshift-storage:odf-vault-auth
  3. serviceaccount トークンおよび CA 証明書のシークレットを作成します。

    $ cat <<EOF | oc create -f -
    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: odf-vault-auth-token
      namespace: openshift-storage
      annotations:
        kubernetes.io/service-account.name: <serviceaccount_name>
    type: kubernetes.io/service-account-token
    data: {}
    EOF

    ここで、<serviceaccount_name> は、前の手順で作成したサービスアカウントです。

  4. シークレットからトークンと CA 証明書を取得します。

    $ SA_JWT_TOKEN=$(oc -n openshift-storage get secret odf-vault-auth-token -o jsonpath="{.data['token']}" | base64 --decode; echo)
    $ SA_CA_CRT=$(oc -n openshift-storage get secret odf-vault-auth-token -o jsonpath="{.data['ca\.crt']}" | base64 --decode; echo)
  5. OCP クラスターエンドポイントを取得します。

    $ OCP_HOST=$(oc config view --minify --flatten -o jsonpath="{.clusters[0].cluster.server}")
  6. サービスアカウントの発行者を取得します。

    $ oc proxy &
    $ proxy_pid=$!
    $ issuer="$( curl --silent http://127.0.0.1:8001/.well-known/openid-configuration | jq -r .issuer)"
    $ kill $proxy_pid
  7. 前の手順で収集した情報を使用して、Vault で Kubernetes 認証方法を設定します。

    $ vault auth enable kubernetes
    $ vault write auth/kubernetes/config \
              token_reviewer_jwt="$SA_JWT_TOKEN" \
              kubernetes_host="$OCP_HOST" \
              kubernetes_ca_cert="$SA_CA_CRT" \
              issuer="$issuer"
    重要

    発行者が空の場合は Vault で Kubernetes 認証方法を設定します。

    $ vault write auth/kubernetes/config \
              token_reviewer_jwt="$SA_JWT_TOKEN" \
              kubernetes_host="$OCP_HOST" \
              kubernetes_ca_cert="$SA_CA_CRT"
  8. Vault で Key/Value (KV) バックエンドパスを有効にします。

    Vault KV シークレットエンジン API の場合は、バージョン 1 を使用します。

    $ vault secrets enable -path=odf kv

    Vault KV シークレットエンジン API の場合は、バージョン 2 を使用します。

    $ vault secrets enable -path=odf kv-v2
  9. シークレットに対して write または delete 操作を実行するようにユーザーを制限するポリシーを作成します。

    echo '
    path "odf/*" {
      capabilities = ["create", "read", "update", "delete", "list"]
    }
    path "sys/mounts" {
    capabilities = ["read"]
    }'| vault policy write odf -
  10. ロールを作成します。

    $ vault write auth/kubernetes/role/odf-rook-ceph-op \
            bound_service_account_names=rook-ceph-system,rook-ceph-osd,noobaa \
            bound_service_account_namespaces=openshift-storage \
            policies=odf \
            ttl=1440h

    ロール odf-rook-ceph-op は、後でストレージシステムの作成中に KMS 接続の詳細を設定するときに使用されます。

    $ vault write auth/kubernetes/role/odf-rook-ceph-osd \
            bound_service_account_names=rook-ceph-osd \
            bound_service_account_namespaces=openshift-storage \
            policies=odf \
            ttl=1440h

2.5. 利用可能なストレージデバイスの検索

以下の手順を使用して、IBM Power 用に PV を作成する前に、OpenShift Data Foundation ラベル cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage='' でラベルを付けた 3 つ以上のワーカーノードのそれぞれのデバイス名を特定します。

手順

  1. OpenShift Data Foundation ラベルの付いたワーカーノードの名前の一覧を表示し、確認します。

    $ oc get nodes -l cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=

    出力例:

    NAME       STATUS   ROLES    AGE     VERSION
    worker-0   Ready    worker   2d11h   v1.23.3+e419edf
    worker-1   Ready    worker   2d11h   v1.23.3+e419edf
    worker-2   Ready    worker   2d11h   v1.23.3+e419edf
  2. OpenShift Data Foundation リソースに使用される各ワーカーノードにログインし、Openshift Container Platform をデプロイする際にアタッチした追加ディスクの名前を見つけます。

    $ oc debug node/<node name>

    出力例:

    $ oc debug node/worker-0
    Starting pod/worker-0-debug ...
    To use host binaries, run `chroot /host`
    Pod IP: 192.168.0.63
    If you don't see a command prompt, try pressing enter.
    sh-4.4#
    sh-4.4# chroot /host
    sh-4.4# lsblk
    NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
    loop1    7:1    0   500G  0 loop
    sda      8:0    0   500G  0 disk
    sdb      8:16   0   120G  0 disk
    |-sdb1   8:17   0     4M  0 part
    |-sdb3   8:19   0   384M  0 part
    `-sdb4   8:20   0 119.6G  0 part
    sdc      8:32   0   500G  0 disk
    sdd      8:48   0   120G  0 disk
    |-sdd1   8:49   0     4M  0 part
    |-sdd3   8:51   0   384M  0 part
    `-sdd4   8:52   0 119.6G  0 part
    sde      8:64   0   500G  0 disk
    sdf      8:80   0   120G  0 disk
    |-sdf1   8:81   0     4M  0 part
    |-sdf3   8:83   0   384M  0 part
    `-sdf4   8:84   0 119.6G  0 part
    sdg      8:96   0   500G  0 disk
    sdh      8:112  0   120G  0 disk
    |-sdh1   8:113  0     4M  0 part
    |-sdh3   8:115  0   384M  0 part
    `-sdh4   8:116  0 119.6G  0 part
    sdi      8:128  0   500G  0 disk
    sdj      8:144  0   120G  0 disk
    |-sdj1   8:145  0     4M  0 part
    |-sdj3   8:147  0   384M  0 part
    `-sdj4   8:148  0 119.6G  0 part
    sdk      8:160  0   500G  0 disk
    sdl      8:176  0   120G  0 disk
    |-sdl1   8:177  0     4M  0 part
    |-sdl3   8:179  0   384M  0 part
    `-sdl4   8:180  0 119.6G  0 part /sysroot
    sdm      8:192  0   500G  0 disk
    sdn      8:208  0   120G  0 disk
    |-sdn1   8:209  0     4M  0 part
    |-sdn3   8:211  0   384M  0 part /boot
    `-sdn4   8:212  0 119.6G  0 part
    sdo      8:224  0   500G  0 disk
    sdp      8:240  0   120G  0 disk
    |-sdp1   8:241  0     4M  0 part
    |-sdp3   8:243  0   384M  0 part
    `-sdp4   8:244  0 119.6G  0 part

    この例では、worker-0 の場合、利用可能な 500G のローカルデバイスは sdasdcsdesdgsdisdksdmsdo です。

  3. OpenShift Data Foundation で使用されるストレージデバイスを持つその他のすべてのワーカーノードについてこの手順を繰り返します。詳細は、ナレッジベースアーティクル を参照してください。

2.6. IBM Power での OpenShift Data Foundation クラスターの作成

この手順を使用して、OpenShift Data Foundation Operator のインストール後に OpenShift Data Foundation クラスターを作成します。

前提条件

  • ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation をインストールするための要件 セクションにあるすべての要件を満たしていることを確認します。
  • IBM Power でローカルストレージデバイスを使用するために、同じストレージタイプおよびサイズが各ノードに接続された 3 つ以上のワーカーノードを用意する (例: 200 GB SSD)。
  • OpenShift Data Foundation ワーカーノードに OpenShift Contaner Storage ラベルが付けられている。

    oc get nodes -l cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage -o jsonpath='{range .items[*]}{.metadata.name}{"\n"}'

各ノードのストレージデバイスを特定するには、利用可能なストレージデバイスの検索 を参照してください。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. openshift-local-storage namespace で、OperatorsInstalled Operators をクリックし、インストールされた Operator を表示します。
  3. Local Storage のインストールされた Operator をクリックします。
  4. Operator Details ページで、Local Volume リンクをクリックします。
  5. Create Local Volume をクリックします。
  6. ローカルボリュームを設定するには、YAML view をクリックします。
  7. 以下の YAML を使用して、ブロック PV の LocalVolume カスタムリソースを定義します。

    apiVersion: local.storage.openshift.io/v1
    kind: LocalVolume
    metadata:
      name: localblock
      namespace: openshift-local-storage
    spec:
      logLevel: Normal
      managementState: Managed
      nodeSelector:
        nodeSelectorTerms:
          - matchExpressions:
              - key: kubernetes.io/hostname
                operator: In
                values:
                  - worker-0
                  - worker-1
                  - worker-2
      storageClassDevices:
        - devicePaths:
            - /dev/sda
          storageClassName: localblock
          volumeMode: Block

    上記の定義は、worker-0worker-1、および worker-2 ノードから sda ローカルデバイスを選択します。localblock ストレージクラスが作成され、永続ボリュームが sda からプロビジョニングされます。

    重要

    環境に応じて nodeSelector の適切な値を指定します。デバイス名はすべてのワーカーノードで同一である必要があります。複数の devicePaths を指定することもできます。

  8. Create をクリックします。
  9. diskmaker-manager Pod および Persistent Volumes が作成されているかどうかを確認します。

    1. Pod の場合

      1. OpenShift Web コンソールの左側のペインから Workloads → Pods をクリックします。
      2. Project ドロップダウンリストから openshift-local-storage を選択します。
      3. LocalVolume CR の作成に使用した各ワーカーノードについて、diskmaker-manager Pod があるかどうかを確認します。
    2. 永続ボリュームの場合

      1. OpenShift Web コンソールの左側のペインから Storage → PersistentVolumes をクリックします。
      2. local-pv-* 名で永続ボリュームを確認します。永続ボリュームの数は、localVolume CR の作成中にプロビジョニングされたワーカーノードの数とストレージデバイスの数と同じです。

        重要
        • フレキシブルスケーリング機能は、3 つ以上のノードで作成したストレージクラスターが 3 つ以上のアベイラビリティーゾーンの最低要件未満に分散されている場合にのみ有効になります。

          この機能は、Red Hat OpenShift Data Foundation バージョン 4.7 以降の新規デプロイメントでのみ利用できます。以前のバージョンからバージョン 4.7 以降にアップグレードされたストレージクラスターは、フレキシブルスケーリングをサポートしません。詳細は、リリースノートの新機能セクションOpenShift Data Foundation クラスターのフレキシブルスケーリング を参照してください。

        • フレキシブルスケーリング機能はデプロイ時に有効になり、後で有効または無効にすることはできません。
  10. OpenShift Web コンソールで、Operators → Installed Operators をクリックし、インストールされた Operator を表示します。

    選択された Projectopenshift-storage であることを確認します。

  11. OpenShift Data Foundation Operator をクリックした後、Create StorageSystem をクリックします。
  12. Backing storage ページで、以下を実行します。

    1. Deployment type オプションで Full Deployment を選択します。
    2. Use an existing StorageClass オプションを選択します。
    3. LocalVolume のインストール時に使用した必要な Storage Class を選択します。

      デフォルトでは none に設定されます。

    4. Next をクリックします。
  13. Capacity and nodes ページで、以下を設定します。

    1. Available raw capacity には、ストレージクラスに関連付けられた割り当てられたすべてのディスクに基づいて容量の値が設定されます。これには少し時間がかかります。
    2. Selected nodes 一覧には、ストレージクラスに基づくノードが表示されます。
    3. オプション: 選択したノードを OpenShift Data Foundation 専用にする場合は、Taint nodes チェックボックスを選択します。
    4. Next をクリックします。
  14. オプション: Security and network ページで、要件に応じて以下を設定します。

    1. 暗号化を有効にするには、Enable data encryption for block and file storage を選択します。
    2. 以下の Encryption level のいずれかまたは両方を選択します。

      • クラスター全体の暗号化

        クラスター全体を暗号化します (ブロックおよびファイル)。

      • StorageClass の暗号化

        暗号化対応のストレージクラスを使用して、暗号化された永続ボリューム (ブロックのみ) を作成します。

    3. Connect to an external key management service チェックボックスを選択します。これはクラスター全体の暗号化の場合はオプションになります。

      1. Key Management Service Provider はデフォルトで Vault に設定されます。
      2. 認証方法を選択します。

        トークン認証方式の使用
        • Vault ('https://<hostname or ip>') サーバーの一意の Connection Name、ホストの AddressPort 番号および Token を入力します。
        • Advanced Settings を展開して、Vault 設定に基づいて追加の設定および証明書の詳細を入力します。

          • OpenShift Data Foundation 専用かつ特有のキーと値のシークレットパスを Backend Path に入力します。
          • オプション: TLS Server Name および Vault Enterprise Namespace を入力します。
          • PEM でエンコードされた、該当の証明書ファイルをアップロードし、CA 証明書クライアント証明書、および クライアントの秘密鍵 を指定します。
          • Save をクリックします。
        Kubernetes 認証方式の使用
        • Vault ('https://<hostname or ip>') サーバーの一意の Connection Name、ホストの AddressPort 番号および Role 名を入力します。
        • Advanced Settings を展開して、Vault 設定に基づいて追加の設定および証明書の詳細を入力します。

          • OpenShift Data Foundation 専用かつ特有のキーと値のシークレットパスを Backend Path に入力します。
          • 該当する場合は、TLS Server Name および Authentication Path を入力します。
          • PEM でエンコードされた、該当の証明書ファイルをアップロードし、CA 証明書クライアント証明書、および クライアントの秘密鍵 を指定します。
          • Save をクリックします。
    4. Multus は IBM Power の OpenShift Data Foundation でサポートされていないため、Default (SDN) を選択します。
    5. Next をクリックします。
  15. Review and create ページで、以下を実行します。

    1. 設定の詳細を確認します。設定を変更するには、Back をクリックして前の設定ページに戻ります。
    2. Create StorageSystem をクリックします。

検証手順

  • インストールされたストレージクラスターの最終ステータスを確認するには、以下を実行します。

    1. OpenShift Web コンソールで、Installed OperatorsOpenShift Data FoundationStorage Systemocs-storagecluster-storagesystemResources の順に移動します。
    2. StorageClusterStatusReady になっており、それの横に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
  • フレキシブルスケーリングがストレージクラスターで有効にされているかどうかを確認するには、以下の手順を実行します。

    1. OpenShift Web コンソールで、Installed OperatorsOpenShift Data FoundationStorage Systemocs-storagecluster-storagesystemResourcesocs-storagecluster の順に移動します。
    2. YAML タブで、spec セクションのキー flexibleScalingstatus セクションの flexibleScaling を検索します。flexible scaling が true であり、failureDomain が host に設定されている場合、フレキシブルスケーリング機能が有効になります。

      spec:
      flexibleScaling: true
      […]
      status:
      failureDomain: host
  • OpenShift Data Foundation のすべてのコンポーネントが正常にインストールされていることを確認するには、OpenShift Data Foundation デプロイメントの確認 を参照してください。

関連情報

第3章 内部モードの OpenShift Data Foundation デプロイメントの確認

このセクションを使用して、OpenShift Data Foundation が正しくデプロイされていることを確認します。

3.1. Pod の状態の確認

OpenShift Data Foundation が正常にデプロイされているかどうかを判別するために、Pod の状態が Running であることを確認できます。

手順

  1. OpenShift Web コンソールの左側のペインから Workloads → Pods をクリックします。
  2. Project ドロップダウンリストから openshift-storage を選択します。

    注記

    Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。

    コンポーネントごとに想定される Pod 数や、ノード数に合わせてこの数値がどのように変化するかなどの詳細は、表3.1「OpenShift Data Foundation クラスターに対応する Pod」 を参照してください。

  3. Running および Completed タブをクリックして、以下の Pod が実行中および完了状態にあることを確認します。

    表3.1 OpenShift Data Foundation クラスターに対応する Pod
    コンポーネント対応する Pod

    OpenShift Data Foundation Operator

    • ocs-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • ocs-metrics-exporter-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • odf-operator-controller-manager-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • odf-console-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • csi-addons-controller-manager- * (任意のワーカーノードに 1 つの Pod)

    Rook-ceph Operator

    rook-ceph-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)

    Multicloud Object Gateway

    • noobaa-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • noobaa-core-* (任意のストレージノードに 1 Pod)
    • noobaa-db-pg-* (任意のストレージノードに 1 Pod)
    • noobaa-endpoint-* (任意のストレージノードに 1 Pod)

    MON

    rook-ceph-mon-* (各ストレージノードに 3 Pod)

    MGR

    rook-ceph-mgr-* (任意のストレージノードに 1 Pod)

    MDS

    rook-ceph-mds-ocs-storagecluster-cephfilesystem-* (ストレージノードに分散する 2 Pod)

    RGW

    rook-ceph-rgw-ocs-storagecluster-cephobjectstore-* (任意のストレージノードに 1 Pod)

    CSI

    • cephfs

      • csi-cephfsplugin-* (各ワーカーノードに 1 Pod)
      • csi-cephfsplugin-provisioner-* (ワーカーノードに分散する 2 Pod)
    • rbd

      • csi-rbdplugin-* (各ワーカーノードに 1 Pod)
      • csi-rbdplugin-provisioner-* (ストレージノードに分散する 2 Pod)

    rook-ceph-crashcollector

    rook-ceph-crashcollector-* (各ストレージノードに 1 Pod)

    OSD

    • rook-ceph-osd-* (各デバイス用に 1 Pod)
    • rook-ceph-osd-prepare-* (各デバイス用に 1 Pod)

3.2. OpenShift Data Foundation クラスターの正常性の確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールで、StorageData Foundation をクリックします。
  2. Storage Systems タブをクリックし、ocs-storagecluster-storagesystem をクリックします。
  3. Overview タブの Block および File ダッシュボードの Status card で、Storage ClusterData Resiliency の両方に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
  4. Details カード で、クラスター情報が表示されていることを確認します。

ブロックおよびファイルダッシュボードを使用した OpenShift Data Foundation クラスターの正常性の詳細については、OpenShift Data Foundation の監視 を参照してください。

3.3. Multicloud Object Gateway が正常であることの確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールで、StorageData Foundation をクリックします。
  2. Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。

    1. Object タブの Status card で、Object ServiceData Resiliency の両方に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
    2. Details カードで、MCG 情報が表示されることを確認します。

ブロックおよびファイルダッシュボードを使用した OpenShift Data Foundation クラスターの正常性については、OpenShift Data Foundation の監視 を参照してください。

3.4. OpenShift Data Foundation 固有のストレージクラスが存在することの確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールの左側のペインから Storage → Storage Classes をクリックします。
  2. 以下のストレージクラスが OpenShift Data Foundation クラスターの作成時に作成されることを確認します。

    • ocs-storagecluster-ceph-rbd
    • ocs-storagecluster-cephfs
    • openshift-storage.noobaa.io
    • ocs-storagecluster-ceph-rgw

第4章 スタンドアロンの Multicloud Object Gateway のデプロイ

OpenShift Data Foundation で Multicloud Object Gateway コンポーネントのみをデプロイすると、デプロイメントで柔軟性が高まり、リソース消費を減らすことができます。このセクションには、次の手順が含まれており、スタンドアロンの Multicloud Object Gateway コンポーネントのみをデプロイする場合に使用します。

  • ローカルストレージ Operator のインストール
  • Red Hat OpenShift Data Foundation Operator のインストール
  • スタンドアロンの Multicloud Object Gateway の作成

4.1. ローカルストレージ Operator のインストール

以下の手順を使用して、ローカルストレージデバイスに OpenShift Data Foundation クラスターを作成する前に、Operator Hub からローカルストレージ Operator をインストールします。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Operators → OperatorHub をクリックします。
  3. Filter by keyword… ボックスに local storage を入力し、Operator の一覧から Local Storage Operator を見つけ、これをクリックします。
  4. Install Operator ページで、以下のオプションを設定します。

    1. Channel を stable として更新します。
    2. Installation Mode オプションに A specific namespace on the cluster を選択します。
    3. Installed Namespace に Operator recommended namespace openshift-local-storage を選択します。
    4. Approval Strategy に Automatic を選択します。
  5. Install をクリックします。

検証手順

  • Local Storage Operator に、インストールが正常に実行されたことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。

4.2. Red Hat OpenShift Data Foundation Operator のインストール

Red Hat OpenShift Data Foundation Operator は、Red Hat OpenShift Container Platform Operator Hub を使用してインストールできます。

ハードウェアおよびソフトウェアの要件に関する詳細は、デプロイメントのプランニング を参照してください。

前提条件

  • cluster-admin および Operator インストールのパーミッションを持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
  • Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにワーカーノードが少なくとも 3 つある。
重要
  • OpenShift Data Foundation のクラスター全体でのデフォルトノードセレクターを上書きする必要がある場合は、コマンドラインインターフェイスで以下のコマンドを使用し、openshift-storage namespace の空のノードセレクターを指定できます (この場合、openshift-storage namespace を作成します)。
$ oc annotate namespace openshift-storage openshift.io/node-selector=

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Operators → OperatorHub をクリックします。
  3. スクロールするか、OpenShift Data FoundationFilter by keyword ボックスに入力し、OpenShift Data Foundation Operator を検索します。
  4. Install をクリックします。
  5. Install Operator ページで、以下のオプションを設定します。

    1. Channel を stable-4.11 として更新します。
    2. Installation Mode オプションに A specific namespace on the cluster を選択します。
    3. Installed Namespace に Operator recommended namespace openshift-storage を選択します。namespace openshift-storage が存在しない場合、これは Operator のインストール時に作成されます。
  6. 承認ストラテジーAutomatic または Manual として選択します。

    Automatic (自動) 更新を選択した場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) は介入なしに、Operator の実行中のインスタンスを自動的にアップグレードします。

    Manual 更新を選択した場合、OLM は更新要求を作成します。クラスター管理者は、Operator を新しいバージョンに更新できるように更新要求を手動で承認する必要があります。

  7. Console プラグインEnable オプションが選択されていることを確認します。
  8. Install をクリックします。

検証手順

  • OpenShift Data Foundation Operator に、インストールが正常に実行されたことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
  • Operator が正常にインストールされると、Web console update is available メッセージを含むポップアップがユーザーインターフェイスに表示されます。このポップアップから Refresh web console をクリックして、反映するコンソールを変更します。

    • Web コンソールで、Storage に移動し、Data Foundation が使用可能かどうかを確認します。

4.3. IBM Power でのスタンドアロン Multicloud Object Gateway の作成

OpenShift Data Foundation のデプロイ中には、スタンドアロンの Multicloud Object Gateway コンポーネントのみを作成できます。

前提条件

  • OpenShift Data Foundation Operator がインストールされている。
  • (ローカルストレージデバイスを使用したデプロイのみ) Local Storage Operator がインストールされている。

各ノードのストレージデバイスを特定するには、利用可能なストレージデバイスの検索 を参照してください。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. openshift-local-storage namespace で、OperatorsInstalled Operators をクリックし、インストールされた Operator を表示します。
  3. Local Storage のインストールされた Operator をクリックします。
  4. Operator Details ページで、Local Volume リンクをクリックします。
  5. Create Local Volume をクリックします。
  6. ローカルボリュームを設定するには、YAML view をクリックします。
  7. 次の YAML を使用して、ファイルシステム PV の LocalVolume カスタムリソースを定義します。

    apiVersion: local.storage.openshift.io/v1
    kind: LocalVolume
    metadata:
      name: localblock
      namespace: openshift-local-storage
    spec:
      logLevel: Normal
      managementState: Managed
      nodeSelector:
        nodeSelectorTerms:
          - matchExpressions:
              - key: kubernetes.io/hostname
                operator: In
                values:
                  - worker-0
                  - worker-1
                  - worker-2
      storageClassDevices:
        - devicePaths:
            - /dev/sda
          storageClassName: localblock
          volumeMode: Filesystem

    上記の定義は、worker-0worker-1、および worker-2 ノードから sda ローカルデバイスを選択します。localblock ストレージクラスが作成され、永続ボリュームが sda からプロビジョニングされます。

    重要

    環境に応じて nodeSelector の適切な値を指定します。デバイス名はすべてのワーカーノードで同一である必要があります。複数の devicePaths を指定することもできます。

  8. Create をクリックします。
  9. OpenShift Web コンソールで、OperatorsInstalled Operators をクリックし、インストールされた Operator を表示します。

    選択された Projectopenshift-storage であることを確認します。

  10. OpenShift Data Foundation Operator をクリックした後、Create StorageSystem をクリックします。
  11. Backing storage ページで、Deployment typeMulticloud Object Gateway を選択します。
  12. Backing storage typeUse an existing StorageClass オプションを選択します。

    1. LocalVolume のインストール時に使用した Storage Class を選択します。
  13. Next をクリックします。
  14. オプション: Security ページで、Connect to an external key management service を選択します。

    1. Key Management Service Provider はデフォルトで Vault に設定されます。
    2. Vault Service Name、Vault サーバーのホスト Address('https://<hostname or ip>')、Port number および Token を入力します。
    3. Advanced Settings を展開して、Vault 設定に基づいて追加の設定および証明書の詳細を入力します。

      1. OpenShift Data Foundation 専用で固有のキーと値のシークレットパスを Backend Path に入力します。
      2. オプション: TLS Server Name および Vault Enterprise Namespace を入力します。
      3. PEM でエンコードされた、該当の証明書ファイルをアップロードし、CA 証明書クライアント証明書、および クライアントの秘密鍵 を提供します。
      4. Save をクリックします。
    4. Next をクリックします。
  15. Review and create ページで、設定の詳細を確認します。

    設定設定を変更するには、Back をクリックします。

  16. Create StorageSystem をクリックします。

検証手順

OpenShift Data Foundation クラスターが正常であることの確認
  1. OpenShift Web コンソールで、StorageData Foundation をクリックします。
  2. Storage Systems タブをクリックし、ocs-storagecluster-storagesystem をクリックします。

    1. Object タブの Status card で、Object ServiceData Resiliency の両方に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
    2. Details カードで、MCG 情報が表示されることを確認します。
Pod の状態の確認
  1. OpenShift Web コンソールから WorkloadsPods をクリックします。
  2. Project ドロップダウンリストから openshift-storage を選択し、以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。

    注記

    Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。

    コンポーネント対応する Pod

    OpenShift Data Foundation Operator

    • ocs-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • ocs-metrics-exporter-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • odf-operator-controller-manager-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • odf-console-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • csi-addons-controller-manager- * (任意のワーカーノードに 1 つの Pod)

    Rook-ceph Operator

    rook-ceph-operator-*

    (任意のワーカーノードに 1 Pod)

    Multicloud Object Gateway

    • noobaa-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • noobaa-core-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • noobaa-db-pg-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • noobaa-endpoint-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
    • noobaa-default-backing-store-noobaa-pod-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)

第5章 OpenShift Data Foundation のアンインストール

5.1. 内部モードでの OpenShift Data Foundation のアンインストール

OpenShift Data Foundation を内部モードでアンインストールするには、Uninstalling OpenShift Data Foundation のナレッジベース記事を参照してください。

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