10.9. エンドポイントの追加による Multicloud Object Gateway パフォーマンスのスケーリング
Multicloud Object Gateway のパフォーマンスは環境によって異なる場合があります。特定のアプリケーションでは、高速なパフォーマンスを必要とする場合があり、これは S3 エンドポイントをスケーリングして簡単に対応できます。
Multicloud Object Gateway リソースプールは、デフォルトで有効にされる 2 種類のサービスを提供する NooBaa デーモンコンテナーのグループです。
- ストレージサービス
- S3 エンドポイントサービス
10.9.1. ストレージノードを使用した Multicloud Object Gateway のスケーリング
前提条件
- Multicloud Object Gateway (MCG) にアクセスできる OpenShift Container Platform で実行中の OpenShift Data Foundation クラスター。
MCG のストレージノードは 1 つ以上の永続ボリューム (PV) に割り当てられた NooBaa デーモンコンテナーであり、ローカルオブジェクトサービスデータストレージに使用されます。NooBaa デーモンは Kubernetes ノードにデプロイできます。これは、StatefulSet Pod で設定される Kubernetes プールを作成して実行できます。
手順
- OpenShift Web Console にログインします。
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MCG ユーザーインターフェイスから Overview
Add Storage Resources をクリックします。 - ウィンドウから Deploy Kubernetes Pool をクリックします。
- Create Pool 手順で、今後インストールされるノードのターゲットプールを作成します。
- Configure 手順で、要求される Pod 数と各 PV のサイズを設定します。新規 Pod ごとに、1 つの PV が作成されます。
- Review 手順で、新規プールの詳細を検索し、ローカルまたは外部デプロイメントのいずれかの使用するデプロイメント方法を選択します。ローカルデプロイメントが選択されている場合、Kubernetes ノードはクラスター内にデプロイされます。外部デプロイメントが選択されている場合、外部で実行するための YAML ファイルが提供されます。
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すべてのノードは最初の手順で選択したプールに割り当てられ、Resources
Storage resources Resource name の下で確認できます。