9.2. ReclaimSpaceJob を使用したスペースの回収操作の有効化
ReclaimSpaceJob
は、ターゲットボリュームでスペースの回収操作を呼び出すように設計された名前付きのカスタムリソース (CR) です。これは、スペースの回収操作をすぐに開始する 1 回限りの方法です。ユーザーは、必要に応じて ReclaimSpaceJob
CR の作成を繰り返して、スペースの回収操作を繰り返す必要があります。
注記
-
スペース回収操作の推奨間隔は
weekly
です。 -
各操作間の最小間隔は少なくとも
24 hours
であることを確認してください。 - スペース回収操作は、オフピーク時、メンテナンス時間帯、またはワークロードの入出力が低いと予想されるときにスケジュールします。
手順
スペースの回収操作用に次のカスタムリソースを作成して適用します。
apiVersion: csiaddons.openshift.io/v1alpha1 kind: ReclaimSpaceJob metadata: name: sample-1 spec: target: persistentVolumeClaim: pvc-1
ここで、
target
- 操作が実行されるボリュームターゲットを示します。
persistentVolumeClaim
-
PersistentVolumeClaim
の名前。 backoffLimit
-
スペース回収操作を
failed
としてマークするまでの最大再試行回数を指定します。デフォルト値は6
です。許可される最大値と最小値はそれぞれ60
と0
です。 retryDeadlineSeconds
-
操作が終了するまでの期間を秒単位で指定します。これは開始時刻を基準とします。値は正の整数である必要があります。デフォルト値は
600
秒で、許容最大値は1800
秒です。
- 操作が完了したら、カスタムリソースを削除します。