第8章 Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の管理
8.1. OpenShift Data Foundation を使用するためのアプリケーション Pod の設定
このセクションの手順に従って、OpenShift Data Foundation をアプリケーション Pod のストレージとして設定します。
前提条件
- OpenShift Web コンソールへの管理者アクセスがある。
-
OpenShift Data Foundation Operator が
openshift-storage
namespace にインストールされ、実行されている。OpenShift Web Console で、OperatorsInstalled Operators をクリックしてインストールされた Operator を表示します。 -
OpenShift Data Foundation が提供するデフォルトのストレージクラスが利用可能である。OpenShift Web コンソールで Storage
StorageClasses をクリックし、デフォルトのストレージクラスを表示します。
手順
使用するアプリケーションの Persistent Volume Claim(永続ボリューム要求、PVC) を作成します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
Persistent Volume Claims をクリックします。 - アプリケーション Pod の Project を設定します。
Create Persistent Volume Claim をクリックします。
- OpenShift Data Foundation によって提供される Storage Class を指定します。
-
PVC Name (例:
myclaim
) を指定します。 必要な Access Mode を選択します。
注記IBM FlashSystem では Access Mode の
Shared access (RWX)
はサポートされません。-
Rados Block Device (RBD) の場合、Access mode が ReadWriteOnce (
RWO
) であれば、必須の Volume mode を選択します。デフォルトのボリュームモードは、Filesystem
です。 - アプリケーション要件に応じて Size を指定します。
-
Create をクリックし、PVC のステータスが
Bound
になるまで待機します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
新規または既存のアプリケーション Pod を新規 PVC を使用するように設定します。
新規アプリケーション Pod の場合、以下の手順を実行します。
- Workloads →Pods をクリックします。
- 新規アプリケーション Pod を作成します。
spec:
セクションの下にvolumes:
セクションを追加し、新規 PVC をアプリケーション Pod のボリュームとして追加します。volumes: - name: <volume_name> persistentVolumeClaim: claimName: <pvc_name>
以下に例を示します。
volumes: - name: mypd persistentVolumeClaim: claimName: myclaim
既存のアプリケーション Pod の場合、以下の手順を実行します。
- Workloads →Deployment Configs をクリックします。
- アプリケーション Pod に関連付けられた必要なデプロイメント設定を検索します。
-
Action メニュー (⋮)
Edit Deployment Config をクリックします。 spec:
セクションの下にvolumes:
セクションを追加し、新規 PVC をアプリケーション Pod のボリュームとして追加し、Save をクリックします。volumes: - name: <volume_name> persistentVolumeClaim: claimName: <pvc_name>
以下に例を示します。
volumes: - name: mypd persistentVolumeClaim: claimName: myclaim
新しい設定が使用されていることを確認します。
-
Workloads
Pods をクリックします。 - アプリケーション Pod の Project を設定します。
-
アプリケーション Pod が
Running
ステータスで表示されていることを確認します。 - アプリケーション Pod 名をクリックし、Pod の詳細を表示します。
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Volumes セクションまでスクロールダウンし、ボリュームに新規 Persistent Vocume Claim (永続ボリューム要求、PVC) に一致する Type があることを確認します (例:
myclaim
)。
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Workloads