第11章 ボリュームのクローン作成
クローンは、標準のボリュームとして使用される既存のストレージボリュームの複製です。ボリュームのクローンを作成し、データの特定の時点のコピーを作成します。永続ボリューム要求 (PVC) は別のサイズでクローンできません。CephFS および RADOS Block Device (RBD) の両方で、PVC ごとに最大 512 のクローンを作成できます。
11.1. クローンの作成
前提条件
-
ソース PVC は
Bound
状態にある必要があり、使用中の状態にすることはできません。
Pod が PVC を使用している場合は、PVC のクローンを作成しません。これを実行すると、PVC が一時停止 (停止) されないため、データが破損する可能性があります。
手順
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
Persistent Volume Claims をクリックします。 クローンを作成するには、以下のいずれかを実行します。
-
必要な PVC の横にある Action メニュー (⋮)
Clone PVC をクリックします。 -
クローンを作成する必要のある PVC をクリックし、Actions
Clone PVC をクリックします。
-
必要な PVC の横にある Action メニュー (⋮)
- クローンの Name を入力します。
任意のアクセスモードを選択します。
重要ReadOnlyMany (ROX) アクセスモードは 開発者プレビュー機能であり、開発者プレビューのサポート制限の対象となります。開発者プレビューリリースは、実稼働環境で実行することは意図されておらず、Red Hat カスタマーポータルのケース管理システムではサポートされません。ReadOnlyMany 機能に関してサポートが必要な場合には、ocs-devpreview@redhat.com メーリングリストに連絡してください。Red Hat Development Team のメンバーが稼働状況とスケジュールに応じて可能な限り迅速に対応します。ROX アクセスモードの使用については、Creating a clone or restoring a snapshot with the new readonly access mode について参照してください。
- Clone をクリックします。新規 PVC の詳細ページにリダイレクトされます。
クローン作成された PVC のステータスが
Bound
になるまで待機します。クローン作成された PVC が Pod で使用できるようになります。このクローン作成された PVC は dataSource PVC とは切り離されています。