第3章 メトリクス
3.1. Block および File ダッシュボードでのメトリクス
以下のように、OpenShift Web コンソールで Block および File ダッシュボードに移動できます。
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Storage
Data Foundation をクリックします。 - Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。
- Block and File タブをクリックします。
Block および File ダッシュボードの以下のカードは、デプロイメントモード (内部または外部) をベースとするメトリクスを提供します。
- Details カード
Details カードには、以下が表示されます。
- サービス名
- Cluster name
-
システムが実行されるプロバイダーの名前 (例:
AWS
、VSphere
、ベアメタルの場合はNone
) - モード (内部または外部のいずれかのデプロイメントモード)
- OpenShift Data Foundation Operator バージョン
- Inventory カード
- Inventory カードには、OpenShift Data Foundation プロビジョナーでサポートされるアクティブなノード、PVC、および PV の数が表示されます。カードの左側に、ストレージノード、PVC および PV の合計数が表示されます。カードの右側には、Not Ready 状態のストレージノードの数が表示されますが、Pending 状態の PVC と Released 状態の PV の数が表示されます。
外部モードでは、OpenShift Data Foundation に専用ノードはないため、ノードの数はデフォルトで 0 になります。
- Status カード
このカードは、クラスターがエラーなしで稼働しているか、何らかの問題があるかを示します。
内部モードの場合、Data Resiliency (データ回復性) は、レプリカ全体での Ceph のデータリバランスのステータスを示します。内部モードのクラスターが警告またはエラー状態にあると、Alerts セクションが関連するアラートと共に表示されます。
外部モードの場合、Data Resiliency (データ回復性) およびアラートは表示されません。
- Raw Capacity カード
このカードには、クラスター上のレプリケーションを含む RAW ストレージ容量の合計が表示されます。
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Used
の凡例は、クラスター上で使用されている RAW ストレージ容量を示します。 -
Available
の凡例は、クラスターで利用可能な Raw ストレージ容量を示します。
-
このカードは、外部モードクラスターには適用されません。
- Used Capacity Breakdown カード
このカードには、クラスターに保存されているレプリカ以外の実際のデータ量とそのディストリビューションが表示されます。カードの上部にあるドロップダウンメニューから、Projects、 Storage Classes および Pods のいずれかを選択できます。これらのオプションは、グラフに表示されるデータをフィルターするために使用します。グラフには、使用量に基づいて、上位 5 つのエンティティーのみの使用容量が表示されます。残りのエンティティーの合計使用量はその他として表示されます。
オプション 表示 プロジェクト
Data Foundation ストレージを使用している各プロジェクトの集約された容量と現在使用されている量。
ストレージクラス
OpenShift Data Foundation ベースのストレージクラスに基づいて集約容量を表示します。
Pod
OpenShift Data Foundation プロビジョナーでサポートされる PVC の使用を試行するすべての Pod。
外部モードについては、Capacity breakdown カード を参照してください。
- Capacity breakdown カード
- このカードは、外部モードクラスターにのみ適用されます。このカードでは、プロジェクト、ストレージクラス、Pod ごとの容量の内訳を表示できます。カードの上部にあるドロップダウンメニューから、Projects、 Storage Classes および Pods のいずれかを選択できます。これらのオプションは、グラフに表示されるデータをフィルターするために使用します。グラフには、使用量に基づいて、上位 5 つのエンティティーのみの使用容量が表示されます。残りのエンティティーの合計使用量はその他として表示されます。
- Utilization カード
このカードには、使用済みの容量、1 秒あたりの入出力操作、レイテンシー、スループット、および内部モードのクラスターのリカバリー情報が表示されます。
外部モードでは、このカードには、そのクラスターの使用済みおよび要求される容量情報のみが表示されます。
- Storage Efficiency カード
- このカードは、圧縮率を示しており、すべての圧縮可能なプールを含む、圧縮可能なデータの有効性メトリクスを表します。また、圧縮対応プールおよび関連付けられたレプリカすべてに含まれる実際のディスク容量を表す節約メトリクスも示しています。
- Activity カード
このカードは、OpenShift Data Foundation クラスターで発生しているアクティビティーや、最近発生したアクティビティーが表示されます。カードは 2 つのセクションに分かれます。
- Ongoing: データ回復性および OpenShift Data Foundation Operator のアップグレードに関連する継続中のアクティビティーの進捗を表示します。
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recent Events:
openshift-storage
namespace で発生するイベントの一覧を表示します。