2.4. DASD デバイスの有効化
DASD デバイスを使用している場合は、IBM Z に OpenShift Data Foundation クラスターを作成する前にそのデバイスを有効にする必要があります。z/VM ゲストで DASD デバイスが利用できるようになったら、OpenShift Data Foundation ストレージノードがインストールされているコンピュートノードまたはインフラストラクチャーノードから次の手順を実行してください。
手順
DASD デバイスを有効にするには、以下のコマンドを実行します。
sudo chzdev -e <device_bus_id>
sudo chzdev -e <device_bus_id>
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- <device_bus_id> に、DASD デバイス bus-ID の ID を指定します。たとえば、
0.0.b100
などです。
DASD デバイスのステータスを確認するには、
lsdasd
コマンドおよびlsblk
コマンドを使用できます。デバイスを低レベルフォーマットし、ディスク名を指定するには、以下のコマンドを実行します。
sudo dasdfmt /dev/<device_name> -b 4096 -p --mode=full
sudo dasdfmt /dev/<device_name> -b 4096 -p --mode=full
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- <device_name> にはディスク名を指定します。たとえば、
dasdb
などです。
重要DASD のクイックフォーマット Extent Space Efficient (ESE) DASD の使用は、OpenShift Data Foundation ではサポートされていません。ESE DASD を使用している場合は、必ず
--mode=full
パラメーターでクイックフォーマットを無効にしてください。ディスク全体を使用して 1 つのパーティションを自動的に作成するには、以下のコマンドを実行します。
sudo fdasd -a /dev/<device_name>
sudo fdasd -a /dev/<device_name>
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- <device_name> には、前の手順で指定したディスク名を入力します。たとえば、
dasdb
などです。
これらの手順が完了すると、デバイスは /dev/dasdb1
として OpenShift Data Foundation のデプロイ時に利用できます。
LocalVolumeSet の作成時に、デバイスタイプとして Part
オプションのみを選択するようにしてください。
関連情報
- コマンドの詳細は、IBM ドキュメントの Commands for Linux on IBM Z を参照してください。