第14章 NFS を使用したエクスポートの作成
このセクションでは、NFS を使用してエクスポートを作成し、OpenShift クラスターから外部でアクセスできるようにする方法を説明します。
以下の手順に従って、エクスポートを作成し、OpenShift クラスターから外部でアクセスします。
14.1. NFS 機能の有効化
NFS 機能を使用するには、クラスターの作成後にコマンドラインインターフェイス (CLI) を使用してストレージクラスター内で NFS 機能を有効にする必要があります。ユーザーインターフェイスを使用してストレージクラスターを作成するときに NFS 機能を有効にすることもできます。
前提条件
- OpenShift Data Foundation が openshift-storage namespace にインストールされ、実行されている。
- OpenShift Data Foundation のインストールに CephFilesystem が含まれている。
手順
- 次のコマンドを実行して、CLI から NFS 機能を有効にします。
$ oc --namespace openshift-storage patch storageclusters.ocs.openshift.io ocs-storagecluster --type merge --patch '{"spec": {"nfs":{"enable": true}}}'
検証手順
NFS のインストールと設定は、次の条件が満たされると完了します。
-
ocs-storagecluster-cephnfs
という名前の CephNFS リソースのステータスは Ready です。 すべての
csi-nfsplugin-*
Pod が実行されているかどうかを確認します。oc -n openshift-storage describe cephnfs ocs-storagecluster-cephnfs
oc -n openshift-storage get pod | grep csi-nfsplugin
出力には複数の Pod があります。以下に例を示します。
csi-nfsplugin-47qwq 2/2 Running 0 10s csi-nfsplugin-77947 2/2 Running 0 10s csi-nfsplugin-ct2pm 2/2 Running 0 10s csi-nfsplugin-provisioner-f85b75fbb-2rm2w 2/2 Running 0 10s csi-nfsplugin-provisioner-f85b75fbb-8nj5h 2/2 Running 0 10s