10.4. スペース再利用操作に必要なタイムアウトのカスタマイズ
RBD ボリュームのサイズとそのデータパターンによっては、スペースの再利用操作が context deadline exceeded
エラーで失敗する可能性があります。タイムアウト値を増やすことで、これを回避できます。
次の例では、対応する ReclaimSpaceJob
の -o yaml
を検査することで、失敗したステータスを示しています。
例
Status: Completion Time: 2023-03-08T18:56:18Z Conditions: Last Transition Time: 2023-03-08T18:56:18Z Message: Failed to make controller request: context deadline exceeded Observed Generation: 1 Reason: failed Status: True Type: Failed Message: Maximum retry limit reached Result: Failed Retries: 6 Start Time: 2023-03-08T18:33:55Z
次の configmap
を作成して、グローバルレベルでカスタムタイムアウトを設定することもできます。
例
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: csi-addons-config namespace: openshift-storage data: "reclaim-space-timeout": "6m"
csi-addons
Operator Pod を再起動します。
oc delete po -n openshift-storage -l "app.kubernetes.io/name=csi-addons"
上記の configmap
の作成後に開始されたすべてのスペース再利用操作では、カスタマイズされたタイムアウトが使用されます。