第4章 namespace バケットの管理
namespace バケットを使用すると、さまざまなプロバイダーのデータリポジトリーをまとめて接続できるため、単一の統合ビューを通じてすべてのデータを操作できます。各プロバイダーに関連付けられたオブジェクトバケットを namespace バケットに追加し、namespace バケット経由でデータにアクセスし、一度にすべてのオブジェクトバケットを表示します。これにより、他の複数のストレージプロバイダーから読み込む間に、希望するストレージプロバイダーへの書き込みを行うことができ、新規ストレージプロバイダーへの移行コストが大幅に削減されます。
namespace バケットは、このバケットの write
ターゲットが利用可能で機能している場合にのみ使用できます。
4.1. namespace バケットのオブジェクトの Amazon S3 API エンドポイント
Amazon Simple Storage Service (S3) API を使用して namespace バケットのオブジェクトと対話できます。
Multicloud Object Gateway (MCG)に提供される認証情報で、AWS S3 namespace バケット操作を実行できます。AWS ツール aws-cli
を使用して、すべての操作がターゲットバケットで実行できることを確認できます。また、この MCG アカウントを使用しているリストバケットには、ターゲットバケットが表示されます。
Red Hat OpenShift Data Foundation は、以下の namespace バケット操作をサポートします。
これらの操作および使用方法に関する最新情報は、Amazon S3 API リファレンスのドキュメントを参照してください。