第6章 ハイブリッドおよびマルチクラウドバケットのデータのミラーリング
Multicloud Object Gateway (MCG) の簡素化されたプロセスを使用して、クラウドプロバイダーとクラスター全体にデータを広げることができます。データ管理ポリシーとミラーリングを反映するバケットクラスを作成する前に、MCG で使用できるバッキングストレージを追加する必要があります。詳細は、第 4 章 3章ハイブリッドまたはマルチクラウド用のストレージリソースの追加 を参照してください。
OpenShift UI、YAML、または MCG コマンドラインインターフェイスを使用して、ミラーリングデータを設定できます。
以下のセクションを参照してください。
6.1. MCG コマンドラインインターフェイスを使用したデータのミラーリング用のバケットクラスの作成
前提条件
- Multicloud Object Gateway (MCG) コマンドラインインターフェイスを必ずダウンロードしてください。
手順
Multicloud Object Gateway (MCG) コマンドラインインターフェイスから以下のコマンドを実行し、ミラーリングポリシーでバケットクラスを作成します。
$ noobaa bucketclass create placement-bucketclass mirror-to-aws --backingstores=azure-resource,aws-resource --placement Mirror
新たに作成されたバケットクラスを新規のバケット要求に設定し、2 つのロケーション間でミラーリングされる新規バケットを生成します。
$ noobaa obc create mirrored-bucket --bucketclass=mirror-to-aws