7.2. GCP クラスターのストレージ容量のスケールアウト
OpenShift Data Foundation は非常にスケーラブルです。必要なストレージと CPU と RAM の観点から十分なハードウェアリソースを備えた新しいノードを追加することで、スケールアウトできます。実際には、追加できるノードの数に制限はありませんが、サポートの観点からは、2000 ノードが OpenShift Data Foundation の制限です。
ストレージ容量のスケールアウトは、2 つのステップに分けることができます
- 新規ノードの追加
- ストレージ容量のスケールアップ
OpenShift Data Foundation は、異なる OSD/Disk サイズをサポートしません。
7.2.1. ノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
既存のワーカーノードがすでにサポートされている最大の OSD で実行されている場合、または既存のノードに新しい OSD を追加するのに十分なリソースがない場合は、ノードを追加してストレージ容量を増やすことができます。3 の倍数でノードを追加することを常に推奨します。各ノードは、異なる障害ドメインにあります。
3 の倍数でノードを追加することを推奨しますが、フレキシブルスケーリングが有効なデプロイメントでは、ノードを 1 つずつ柔軟に追加できます。ナレッジベースの記事 Verify if flexible scaling is enabled を参照してください。
OpenShift Data Foundation は、異種ディスクのサイズとタイプをサポートしていません。追加する新しいノードには、OpenShift Data Foundation のデプロイ時に使用されたものと同じタイプおよびサイズのディスクが必要です。
7.2.1.1. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーへのノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件
- OpenShift Container Platform に管理者権限がある。
- 実行中の OpenShift Data Foundation ストレージクラスターがある。
手順
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Compute
Machine Sets に移動します。 ノードを追加する必要のあるマシンセットで、Edit Machine Count を選択します。
- ノード数を追加し、Save をクリックします。
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Compute
Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
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新規ノードで、Action menu (⋮)
Edit Labels をクリックします。 - cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage を追加し、Save をクリックします。
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新規ノードで、Action menu (⋮)
異なるゾーンのそれぞれに 3 つのノードを追加することが推奨されます。3 つのノードを追加して、それらすべてのノードに対してこの手順を実行する必要があります。ベアメタルインストーラーによってプロビジョニングされたインフラストラクチャーデプロイメントの場合は、最初にクラスターを拡張する必要があります。手順については、クラスターの拡張 を参照してください。
検証手順
ターミナルで次のコマンドを実行し、出力に新しいノードが存在することを確認します。
oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Web コンソールで、Workloads
Pods をクリックし、新しいノードで少なくとも以下の Pod が Running 状態になっていることを確認します。 -
csi-cephfsplugin-* -
csi-rbdplugin-*
-
7.2.2. ストレージ容量のスケールアップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ストレージ容量をスケールアップするには、クラスター上のストレージ容量のスケールアップ を参照してください。