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6.10. 正常でないブロックリストノードのトラブルシューティング

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6.10.1. ODFRBDClientBlocked

意味

このアラートは、Kubernetes クラスター内の特定のノード上で RADOS Block Device (RBD) クライアントが Ceph によってブロックされる可能性があることを示します。ブロックリストは、ocs_rbd_client_blocklisted metric がノードの値 1 を報告すると発生します。さらに、同じノードに CreateContainerError 状態の Pod があります。ブロックリストに登録すると、RBD を使用する Persistent Volume Claims (PVC) のファイルシステムが読み取り専用になる可能性があります。このアラートを調査して、ストレージクラスターの中断を防ぐことが重要です。

影響

High

診断

RBD クライアントのブロックリストへの登録は、ネットワークやクラスターの速度など、いくつかの要因によって発生する可能性があります。場合によっては、競合する 3 つのクライアント (ワークロード、ミラーデーモン、マネージャー/スケジューラー) 間の排他的ロックの競合により、ブロックリストが作成される可能性があります。

軽減策

  1. ブロックリストに登録されたノードをテイントする: Kubernetes では、別のノードへの Pod のエビクションをトリガーするために、ブロックリストに登録されたノードをテイントすることを検討します。このアプローチは、アンマウント/アンマッピングプロセスが正常に進行するという前提に基づいています。Pod が正常に削除されると、ブロックリストに登録されたノードのテイントが解除され、ブロックリストをクリアできるようになります。その後、Pod をテイントされていないノードに戻すことができます。
  2. ブロックリストに登録されたノードを再起動する: ノードをテイントし、Pod を削除してもブロックリストに登録される問題が解決しない場合は、ブロックリストに登録されたノードの再起動を試みることができます。この手順は、ブロックリストの原因となっている根本的な問題を軽減し、通常の機能を復元するのに役立つ場合があります。
重要

ストレージクラスターへのさらなる影響を回避するには、ブロックリストの問題を迅速に調査して解決することが不可欠です。

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