3.2. Metro-DR デプロイメントワークフロー
このセクションでは、最新バージョンの Red Hat OpenShift Data Foundation、Red Hat Ceph Storage (RHCS)、および Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes (RHACM) バージョン 2.10 以降を使用して、2 つの異なる OpenShift Container Platform クラスターにわたって Metro-DR 機能を設定およびデプロイするために必要な手順の概要を示します。.2 つのマネージドクラスターに加えて、Advanced Cluster Management をデプロイするのに、3 つ目の OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
インフラストラクチャーを設定するには、指定した順序で以下の手順を実行します。
- DR ソリューションの一部であるハブ、プライマリー、およびセカンダリー Openshift Container Platform クラスターの要件が満たされていることを確認します。Metro-DR を有効にする要件 を参照してください。
- arbiter を使用して Red Hat Ceph Storage ストレッチクラスターをデプロイするための要件を満たしていることを確認してください。Red Hat Ceph Storage をデプロイするための要件 を参照してください。
- Red Hat Ceph Storage ストレッチモードをデプロイして設定します。ストレッチモード機能を使用して 2 つの異なるデータセンターで Ceph クラスターを有効にする手順については、Red Hat Ceph Storage のデプロイ を参照してください。
- OpenShift Data Foundation operator をインストールし、プライマリーおよびセカンダリーのマネージドクラスターにストレージシステムを作成します。マネージドクラスターへの OpenShift Data Foundation のインストール を参照してください。
- ハブクラスターに ODF マルチクラスターオーケストレーターをインストールします。ハブクラスターへの ODF Multicluster Orchestrator のインストール を参照してください。
- ハブ、プライマリー、およびセカンダリークラスター間の SSL アクセスを設定します。クラスター間での SSL アクセスの設定 を参照してください。
プライマリークラスターとセカンダリークラスター全体で DR 保護を必要とするアプリケーションで使用する DRPolicy リソースを作成します。Creating Disaster Recovery Policy on Hub cluster を参照してください。
注記Metro-DR ソリューションには、DRpolicy を 1 つだけ指定できます。
以下を使用して障害復旧ソリューションをテストします。
サブスクリプションベース のアプリケーション:
- サンプルアプリケーションを作成します。サンプルアプリケーションの作成 を参照してください。
- マネージドクラスター間でサンプルアプリケーションを使用して、フェイルオーバーと再配置操作をテストします。サブスクリプションベースのアプリケーションのフェイルオーバー と サブスクリプションベースのアプリケーションの再配置 を参照してください。
ApplicationSet ベース のアプリケーション:
- サンプルアプリケーションを作成します。ApplicationSet ベースのアプリケーションの作成 を参照してください。
- マネージドクラスター間でサンプルアプリケーションを使用して、フェイルオーバーと再配置操作をテストします。ApplicationSet ベースのアプリケーションのフェイルオーバー と ApplicationSet ベースのアプリケーションの再配置 を参照してください。
検出対象アプリケーション
- 前提条件に記載されているすべての要件が満たされていることを確認します。検出対象アプリケーションの障害復旧保護の前提条件 を参照してください
- サンプル検出対象アプリケーションを作成します。サンプル検出対象アプリケーションの作成 を参照してください
- 検出対象アプリケーションを登録します。障害復旧保護のためにサンプル検出アプリケーションを登録する を参照してください。
- フェイルオーバーと再配置をテストします。検出対象アプリケーションのフェイルオーバーと再配置 を参照してください。