11.10. MultiCloud Object Gateway エンドポイントの自動スケーリング


MultiCloud Object Gateway (MCG) の S3 サービスの負荷が増減すると、MCG エンドポイントの数が自動的にスケーリングされます。OpenShift Data Foundation クラスターは、アクティブな MCG エンドポイントを 1 つ使用してデプロイされます。デフォルトでは、MCG エンドポイント Pod はそれぞれ、CPU 1 つ、メモリー要求 2 Gi、要求に一致する制限で設定されます。エンドポイントの CPU 負荷が一貫した期間、使用率 80% のしきい値を超えると、2 番目のエンドポイントがデプロイされ、最初のエンドポイントの負荷を軽減します。両方のエンドポイントの平均 CPU 負荷が、一貫した期間 80% のしきい値を下回ると、エンドポイントの 1 つが削除されます。この機能により、MCG のパフォーマンスおよび保守性が向上します。

次の oc patch コマンドを使用して、noobaa-endpoint の Horizontal Pod Autoscaler (HPA) をスケーリングできます。次に例を示します。

# oc patch -n openshift-storage storagecluster ocs-storagecluster \
    --type merge \
    --patch '{"spec": {"multiCloudGateway": {"endpoints": {"minCount": 3,"maxCount": 10}}}}'

上記の例では、minCount3 に、maxCount を `10` に設定しています。

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