8.4. Multicloud Object Gateway のバケットロギングの有効化 [テクノロジープレビュー]


バケットロギングは、コンプライアンス、監査、最適化の目的で、Multicloud Object Gateway (MCG) バケットに対して実行された S3 操作を記録するのに役立ちます。

重要

テクノロジープレビュー機能は、近々発表予定の製品イノベーションをリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。ただし、この機能は Red Hat のサービスレベルアグリーメントで完全にサポートされていないため、機能的に完全でない可能性があり、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat ではテクノロジープレビュー機能を今後も繰り返し使用することで一般提供に移行できると考えていることから、お客様がこの機能を使用する際に発生する問題の解決に取り組みます。

詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

前提条件

手順

  1. オブジェクトをアップロードできるデータバケットを作成します。

    nb bucket create data.bucket
  2. 次のコマンドを使用して、バケット操作のログを保存するログバケットを作成します。

    nb bucket create log.bucket
  3. ログバケットを使用してデータバケットにバケットロギングを設定します。

    nb api bucket_api put_bucket_logging '{
       "name": "data.bucket",
       "log_bucket": "log.bucket",
       "log_prefix": "data-bucket-logs"
    }'
  4. データバケットにバケットロギングが設定されているかどうかを確認します。

    nb api bucket_api get_bucket_logging '{
       "name": "data.bucket"
    }'

    S3 操作がログバケットに記録されるまでに最大 24 時間かかる場合があります。次の例は、記録されたログとそのダウンロード方法を示しています。

    s3_alias cp s3://logs.bucket/data-bucket-logs/logs.bucket.bucket_data-bucket-logs_1719230150.log - | tail -n 2
    
    Jun 24 14:00:02 10-XXX-X-XXX.sts.openshift-storage.svc.cluster.local  {"noobaa_bucket_logging":"true","op":"GET","bucket_owner":"operator@noobaa.io","source_bucket":"data.bucket","object_key":"/data.bucket?list-type=2&prefix=data-bucket-logs&delimiter=%2F&encoding-type=url","log_bucket":"logs.bucket","remote_ip":"100.XX.X.X","request_uri":"/data.bucket?list-type=2&prefix=data-bucket-logs&delimiter=%2F&encoding-type=url","request_id":"luv2XXXX-ctyg2k-12gs"} Jun 24 14:00:06 10-XXX-X-XXX.s3.openshift-storage.svc.cluster.local  {"noobaa_bucket_logging":"true","op":"PUT","bucket_owner":"operator@noobaa.io","source_bucket":"data.bucket","object_key":"/data.bucket/B69EC83F-0177-44D8-A8D1-4A10C5A5AB0F.file","log_bucket":"logs.bucket","remote_ip":"100.XX.X.X","request_uri":"/data.bucket/B69EC83F-0177-44D8-A8D1-4A10C5A5AB0F.file","request_id":"luv2XXXX-9syea5-x5z"}

  5. (オプション) バケットロギングを無効にするには、次のコマンドを使用します。

    nb api bucket_api delete_bucket_logging '{
       "name": "data.bucket"
    }'
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