ノードの置き換え
OpenShift Data Foundation クラスターのノードを安全に置き換える手順
概要
多様性を受け入れるオープンソースの強化
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、弊社の CTO、Chris Wright のメッセージ を参照してください。
Red Hat ドキュメントへのフィードバックの提供
弊社のドキュメントについてのご意見をお聞かせください。ドキュメントの改善点があれば、ぜひお知らせください。フィードバックをお寄せいただくには、以下をご確認ください。
特定の部分についての簡単なコメントをお寄せいただく場合は、以下をご確認ください。
- ドキュメントの表示が Multi-page HTML 形式になっていていることを確認してください。ドキュメントの右上隅に Feedback ボタンがあることを確認してください。
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- Bugzilla の Web サイトに移動します。
- Component セクションで、documentation を選択します。
- Description フィールドに、ドキュメントの改善に向けたご提案を記入してください。ドキュメントの該当部分へのリンクも追加してください。
- Submit Bug をクリックします。
前書き
OpenShift Data Foundation では、動作ノードに対しては事前対応として、以下のデプロイメントで障害のあるノードに対しては事後対応として、ノードを交換できます。
Amazon Web Services (AWS)
- ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー
VMware
- ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー
Red Hat Virtualization の場合:
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー
Microsoft Azure
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー
ローカルストレージデバイスの場合
- ベアメタル
- VMware
- Red Hat Virtualization
- IBM Power
- 外部モードでストレージノードを置き換える場合は、Red Hat Ceph Storage のドキュメント を参照してください。
第1章 動的デバイスを使用してデプロイされた OpenShift Data Foundation
1.1. AWS にデプロイされた OpenShift Data Foundation
1.1.1. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作する AWS ノードの置き換え
以下の手順に従って、AWS のユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャーおよびリソースで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
手順
- 置き換える必要のあるノードを特定します。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
以下のコマンドを使用してノードを削除します。
$ oc delete nodes <node_name>
- 必要なインフラストラクチャーで新規 AWS マシンインスタンスを作成します。プラットフォーム要件 を参照してください。
- 新規 AWS マシンインスタンスを使用して新規 OpenShift Container Platform ノードを作成します。
Pending
状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- Web ユーザーインターフェイスの使用
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.1.2. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作する AWS ノードの置き換え
以下の手順を使用して、AWS のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作するノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.1.3. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗した AWS ノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の AWS のユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー (UPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャーおよびリソースで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
手順
- 置き換える必要のあるノードの AWS マシンインスタンスを特定します。
- AWS にログインし、特定された AWS マシンインスタンスを終了します。
- 必要なインフラストラクチャーで新規 AWS マシンインスタンスを作成します。プラットフォーム要件 を参照してください。
- 新規 AWS マシンインスタンスを使用して新規 OpenShift Container Platform ノードを作成します。
Pending
状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.1.4. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗した AWS ノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の AWS のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
- Actions → Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
-
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 - Actions → Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
- [オプション]: 失敗した AWS インスタンスが自動的に削除されない場合、インスタンスを AWS コンソールで終了します。
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.2. VMware にデプロイされた OpenShift Data Foundation
動作するノードを置き換えるには、以下を参照してください。
障害のあるノードを置き換えるには、以下を参照してください。
1.2.1. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作する VMware ノードの置き換え
以下の手順に従って、VMware のユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー (UPI) で動作するノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
手順
- 置き換える必要があるノードとその仮想マシンを特定します。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
以下のコマンドを使用してノードを削除します。
$ oc delete nodes <node_name>
VSphere にログインし、特定された仮想マシンを終了します。
重要仮想マシンはインベントリーからのみ削除し、ディスクから削除しないでください。
- 必要なインフラストラクチャーで vSphere に新規の仮想マシンを作成します。プラットフォーム要件 を参照してください。
- 新規の仮想マシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ワーカーノードを作成します。
Pending
状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.2.2. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作する VMware ノードの置き換え
以下の手順を使用して、VMware のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作するノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.2.3. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗した VMware ノードの置き換え
以下の手順に従って、VMware のユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー (UPI) で失敗したノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
手順
- 置き換える必要があるノードとその仮想マシンを特定します。
以下のコマンドを使用してノードを削除します。
$ oc delete nodes <node_name>
VSphere にログインし、特定された仮想マシンを終了します。
重要仮想マシンはインベントリーからのみ削除し、ディスクから削除しないでください。
- 必要なインフラストラクチャーで vSphere に新規の仮想マシンを作成します。プラットフォーム要件 を参照してください。
- 新規の仮想マシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ワーカーノードを作成します。
Pending
状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.2.4. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗した VMware ノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の VMware のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
- Actions → Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
-
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 - Actions → Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
- [オプション]: 失敗した VM インスタンスが自動的に削除されない場合、仮想マシンを vSphere で終了します。
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.3. Red Hat Virtualization にデプロイされた OpenShift Data Foundation
1.3.1. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作する Red Hat Virtualization ノードの置き換え
以下の手順を使用して、Red Hat Virtualization のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作するノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソール にログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動し、
Running
状態に移行するまで待機します。重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
- 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.3.2. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで障害のある Red Hat Virtualization ノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の Red Hat Virtualization のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソール にログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 障害のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
Red Hat Virtualization 管理ポータル にログインし、mon および OSD に関連付けられた仮想ディスクを障害の発生した仮想マシンから削除します。
この手順は、仮想マシンインスタンスが マシンの削除ステップの一部として削除される際にディスクが削除されないようにするために必要です。
重要ディスクの削除時に、Remove Permanently オプションを選択しないでください。
- OpenShift Web コンソール で、Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- Actions → Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
-
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 Actions → Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
- オプション: 失敗した仮想マシンが自動的に削除されない場合は、Red Hat Virtualization 管理ポータルから仮想マシンを削除します。
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.4. Microsoft Azure にデプロイされた OpenShift Data Foundation
1.4.1. Azure のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え
以下の手順を使用して、Azure のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作するノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.4.2. Azure のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗したノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の Azure のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
- Actions → Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
-
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 - Actions → Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
- [オプション]: 失敗した Azure インスタンスが自動的に削除されない場合、インスタンスを Azure コンソールで終了します。
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
第2章 ローカルストレージデバイスを使用してデプロイされた OpenShift Data Foundation
2.1. ベアメタルインフラストラクチャーでのストレージノードの置き換え
- 動作するノードを置き換えるには、「ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え」 を参照してください。
- 障害のあるノードを置き換えるには、「ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗したノードの置き換え」 を参照してください。
2.1.1. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
NODE を特定し、置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
ノードを削除します。
$ oc delete node <node_name>
必要なインフラストラクチャーで新規のベアメタルマシンを取得します。クラスターのベアメタルへのインストール を参照してください。
重要OpenShift Data Foundation を 3 ノードの OpenShift のコンパクトなベアメタルクラスターにインストールした場合にマスターノードを置き換える方法については、OpenShift Container Platform ドキュメントのBackup and Restoreガイドを参照してください。
- 新規ベアメタルマシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ノードを作成します。
Pending 状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。
$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.1.2. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの失敗したノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
NODE を特定し、置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
Terminating 状態の Pod を削除します。
$ oc get pods -A -o wide | grep -i <node_name> | awk '{if ($4 == "Terminating") system ("oc -n " $1 " delete pods " $2 " --grace-period=0 " " --force ")}'
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
ノードを削除します。
$ oc delete node <node_name>
必要なインフラストラクチャーで新規のベアメタルマシンを取得します。クラスターのベアメタルへのインストール を参照してください。
重要OpenShift Data Foundation を 3 ノードの OpenShift のコンパクトなベアメタルクラスターにインストールした場合にマスターノードを置き換える方法については、OpenShift Container Platform ドキュメントのBackup and Restoreガイドを参照してください。
- 新規ベアメタルマシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ノードを作成します。
Pending 状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。
$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.2. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでのストレージノードの置き換え
以下のいずれかの手順を選択して、ストレージノードを置き換えることができます。
2.2.1. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでの動作するノードの置き換え
以下の手順に従って、IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーで動作するノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインします。
- Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
オプション: クラスターでデータの暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.2.2. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでの障害のあるノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーで動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、Compute → Nodes をクリックします。
- 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
- Actions → Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
-
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 - Actions → Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
- Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- Web ユーザーインターフェイスの使用
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= | cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
- 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
オプション: クラスターでデータの暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.3. IBM Power インフラストラクチャー上のストレージノードの置き換え
OpenShift Data Foundation では、ノード置き換えを、IBM Power 関連のデプロイメントで動作するノードについてプロアクティブに実行し、失敗したノードのそれぞれについてリアクティブに実行することができます。
2.3.1. IBM Power Systems で動作するストレージまたは障害のあるストレージノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャーおよびリソースで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation 4.9 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
オブジェクトを作成していない場合は、 ローカルストレージでサポートされるクラスターの更新後の設定の変更についての以下の手順に従って、これを実行します。
手順
ノードを特定し、置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) およびオブジェクトストレージデバイス (OSD) Pod を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-a --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-1 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
Terminating 状態の Pod を削除します。
$ oc get pods -A -o wide | grep -i <node_name> | awk '{if ($4 == "Terminating") system ("oc -n " $1 " delete pods " $2 " --grace-period=0 " " --force ")}'
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
ノードを削除します。
$ oc delete node <node_name>
- 必要なインフラストラクチャーで新規の IBM Power マシンを取得します。クラスターの IBM Power へのインストール を参照します。
- 新規 IBM Power マシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ノードを作成します。
Pending
状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
- 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=''
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: #- worker-0 - worker-1 - worker-2 - worker-3 [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
worker-0
が削除されてworker-3
が新規ノードになります。
新規に追加されたワーカーノードを localVolume に追加します。
編集する
localVolume
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolume NAME AGE localblock 25h
localVolume
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolume localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: #- worker-0 - worker-1 - worker-2 - worker-3 [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
worker-0
が削除されてworker-3
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$ oc get pv | grep localblock NAME CAPACITY ACCESSMODES RECLAIMPOLICY STATUS CLAIM STORAGECLASS AGE local-pv-3e8964d3 500Gi RWO Delete Bound ocs-deviceset-localblock-2-data-0-mdbg9 localblock 25h local-pv-414755e0 500Gi RWO Delete Bound ocs-deviceset-localblock-1-data-0-4cslf localblock 25h local-pv-b481410 500Gi RWO Delete Available localblock 3m24s local-pv-5c9b8982 500Gi RWO Delete Bound ocs-deviceset-localblock-0-data-0-g2mmc localblock 25h
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
PVC を特定します。後に、その特定の PVC に関連付けられた PV を削除する必要があるためです。
$ osd_id_to_remove=1 $ oc get -n openshift-storage -o yaml deployment rook-ceph-osd-${osd_id_to_remove} | grep ceph.rook.io/pvc
ここで、
osd_id_to_remove
はrook-ceph-osd
接頭辞の直後にくる Pod 名の整数です。この例では、デプロイメント名はrook-ceph-osd-1
です。出力例:
ceph.rook.io/pvc: ocs-deviceset-localblock-0-data-0-g2mmc ceph.rook.io/pvc: ocs-deviceset-localblock-0-data-0-g2mmc
この例では、PVC 名は
ocs-deviceset-localblock-0-data-0-g2mmc
です。失敗した OSD をクラスターから削除します。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。警告この手順により、OSD はクラスターから完全に削除されます。
osd_id_to_remove
の正しい値が指定されていることを確認します。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
障害のあるノードに関連付けられた PV を削除します。
PVC に関連付けられた PV を特定します。
PVC 名は、失敗した OSD をクラスターから削除する際に取得された名前と同じである必要があります。
# oc get pv -L kubernetes.io/hostname | grep localblock | grep Released local-pv-5c9b8982 500Gi RWO Delete Released openshift-storage/ocs-deviceset-localblock-0-data-0-g2mmc localblock 24h worker-0
Released
状態の PV がある場合は、これを削除します。# oc delete pv <persistent-volume>
以下に例を示します。
# oc delete pv local-pv-5c9b8982 persistentvolume "local-pv-5c9b8982" deleted
crashcollector
Pod デプロイメントを特定します。$ oc get deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<failed_node_name> -n openshift-storage
既存の
crashcollector
Pod デプロイメントがある場合は、これを削除します。$ oc delete deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<failed_node_name> -n openshift-storage
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。
-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-b-74f6dc9dd6-4llzq 1/1 Running 0 6h14m rook-ceph-mon-c-74948755c-h7wtx 1/1 Running 0 4h24m rook-ceph-mon-d-598f69869b-4bv49 1/1 Running 0 162m
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.4. VMWare インフラストラクチャーでのストレージノードの置き換え
動作するノードを置き換えるには、以下を参照してください。
障害のあるノードを置き換えるには、以下を参照してください。
2.4.1. VMware のユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
NODE を特定し、置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
ノードを削除します。
$ oc delete node <node_name>
- VSphere にログインし、特定された仮想マシンを終了します。
- 必要なインフラストラクチャーで VMware に新規の仮想マシンを作成します。サポートされるインフラストラクチャーおよびプラットフォーム について参照してください。
- 新規の仮想マシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ワーカーノードを作成します。
Pending 状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。
$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.4.2. VMware のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、 Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
- 物理的に新規デバイスをノードに追加します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
PVC に関連付けられた PV を特定します。
#oc get pv -L kubernetes.io/hostname | grep localblock | grep Released local-pv-d6bf175b 1490Gi RWO Delete Released openshift-storage/ocs-deviceset-0-data-0-6c5pw localblock 2d22h compute-1
Released
状態の PV がある場合は、これを削除します。# oc delete pv <persistent-volume>
以下に例を示します。
#oc delete pv local-pv-d6bf175b persistentvolume "local-pv-d9c5cbd6" deleted
crashcollector
Pod デプロイメントを特定します。$ oc get deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
既存の
crashcollector
Pod デプロイメントがある場合は、これを削除します。$ oc delete deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.4.3. VMware ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの障害のあるノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
NODE を特定し、置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
Terminating 状態の Pod を削除します。
$ oc get pods -A -o wide | grep -i <node_name> | awk '{if ($4 == "Terminating") system ("oc -n " $1 " delete pods " $2 " --grace-period=0 " " --force ")}'
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
ノードを削除します。
$ oc delete node <node_name>
- VSphere にログインし、特定された仮想マシンを終了します。
- 必要なインフラストラクチャーで VMware に新規の仮想マシンを作成します。サポートされるインフラストラクチャーおよびプラットフォーム について参照してください。
- 新規の仮想マシンを使用して新規 OpenShift Container Platform ワーカーノードを作成します。
Pending 状態の OpenShift Container Platform に関連する証明書署名要求 (CSR) の有無を確認します。
$ oc get csr
新規ノードに必要なすべての OpenShift Container Platform CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <Certificate_Name>
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.4.4. VMware のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで障害のあるノードの置き換え
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソースおよびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、 Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている
mon
(ある場合) および OSD を特定します。$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
Terminating 状態の Pod を削除します。
$ oc get pods -A -o wide | grep -i <node_name> | awk '{if ($4 == "Terminating") system ("oc -n " $1 " delete pods " $2 " --grace-period=0 " " --force ")}'
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
- Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
- 物理的に新規デバイスをノードに追加します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=<failed_osd_id> FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
PVC に関連付けられた PV を特定します。
#oc get pv -L kubernetes.io/hostname | grep localblock | grep Released local-pv-d6bf175b 1490Gi RWO Delete Released openshift-storage/ocs-deviceset-0-data-0-6c5pw localblock 2d22h compute-1
Released
状態の PV がある場合は、これを削除します。# oc delete pv <persistent-volume>
以下に例を示します。
#oc delete pv local-pv-d6bf175b persistentvolume "local-pv-d9c5cbd6" deleted
crashcollector
Pod デプロイメントを特定します。$ oc get deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
既存の
crashcollector
Pod デプロイメントがある場合は、これを削除します。$ oc delete deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
ocs-osd-removal-job
を削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.5. Red Hat Virtualization インフラストラクチャーでのストレージノードの置き換え
- 動作するノードを置き換えるには、「Red Hat Virtualization インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え」 を参照してください。
- 障害のあるノードを置き換えるには、「Red Hat Virtualization インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで障害のあるノードの置き換え」 を参照してください。
2.5.1. Red Hat Virtualization インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで動作するノードの置き換え
以下の手順を使用して、Red Hat Virtualization のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作するノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソース、およびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、 Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている mon (ある場合) および OSD を特定します。
$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックします。新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
- 物理的に新しいデバイスをノードに追加します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
-
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
- 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=_<failed_osd_id>_ FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
PVC に関連付けられた PV を特定します。
# oc get pv -L kubernetes.io/hostname | grep localblock | grep Released local-pv-d6bf175b 512Gi RWO Delete Released openshift-storage/ocs-deviceset-0-data-0-6c5pw localblock 2d22h server3.example.com
Released
状態の PV がある場合は、これを削除します。# oc delete pv <persistent-volume>
以下に例を示します。
# oc delete pv local-pv-d6bf175b persistentvolume "local-pv-d6bf175b" deleted
crashcollector
Pod デプロイメントを特定します。$ oc get deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
既存の
crashcollector
Pod がある場合は、これを削除します。$ oc delete deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
ocs-osd-removal
ジョブを削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
2.5.2. Red Hat Virtualization インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで障害のあるノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の Red Hat Virtualization のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。
前提条件
- Red Hat では、交換前のノードと同様のインフラストラクチャー、リソース、およびディスクで、交換後のノードを設定することを推奨します。
- OpenShift Container Platform (RHOCP) クラスターにログインしている必要があります。
-
以前のバージョンから OpenShift Data Foundation version 4.8 にアップグレードし、
LocalVolumeDiscovery
およびLocalVolumeSet
オブジェクトを作成していない場合は、Post-update configuration changes for clusters backed by local storage に説明されている以下の手順に従って、これを実行します。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインし、 Compute → Nodes をクリックします。
- 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
置き換えるノードのラベルを取得します。
$ oc get nodes --show-labels | grep <node_name>
置き換えるノードで実行されている mon (ある場合) および OSD を特定します。
$ oc get pods -n openshift-storage -o wide | grep -i <node_name>
先の手順で特定された Pod のデプロイメントをスケールダウンします。
以下に例を示します。
$ oc scale deployment rook-ceph-mon-c --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment rook-ceph-osd-0 --replicas=0 -n openshift-storage $ oc scale deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=<node_name> --replicas=0 -n openshift-storage
ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。
$ oc adm cordon <node_name>
Terminating
状態の Pod を削除します。$ oc get pods -A -o wide | grep -i <node_name> | awk '{if ($4 == "Terminating") system ("oc -n " $1 " delete pods " $2 " --grace-period=0 " " --force ")}'
ノードをドレイン (解放) します。
$ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
- Compute → Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
- 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) → Delete Machine をクリックします。
Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。
- OpenShift Web コンソールで Compute → Nodes をクリックします。新規ノードが Ready 状態にあるかどうかを確認します。
- 物理的に新しいデバイスをノードに追加します。
以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
- ユーザーインターフェイスを使用する場合
- 新規ノードについて、Action Menu (⋮) → Edit Labels をクリックします。
- cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage を追加し、Save をクリックします。
- コマンドラインインターフェイスの使用
- 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
OpenShift ローカルストレージ Operator がインストールされている namespace を特定し、これを
local_storage_project
変数に割り当てます。$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local)
以下に例を示します。
$ local_storage_project=$(oc get csv --all-namespaces | awk '{print $1}' | grep local) echo $local_storage_project openshift-local-storage
新規ワーカーノードを
localVolumeDiscovery
およびlocalVolumeSet
に追加します。localVolumeDiscovery
定義を更新し、新規ノードを追加して失敗したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumediscovery auto-discover-devices [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。編集する
localVolumeSet
を決定します。# oc get -n $local_storage_project localvolumeset NAME AGE localblock 25h
localVolumeSet
定義を更新して、新規ノードを追加し、障害が発生したノードを削除します。# oc edit -n $local_storage_project localvolumeset localblock [...] nodeSelector: nodeSelectorTerms: - matchExpressions: - key: kubernetes.io/hostname operator: In values: - server1.example.com - server2.example.com #- server3.example.com - newnode.example.com [...]
エディターを終了する前に必ず保存します。
上記の例では、
server3.example.com
が削除され、newnode.example.com
が新規ノードになります。
新規
localblock
PV が利用可能であることを確認します。$oc get pv | grep localblock | grep Available local-pv-551d950 512Gi RWO Delete Available localblock 26s
openshift-storage
プロジェクトを変更します。$ oc project openshift-storage
失敗した OSD をクラスターから削除します。必要に応じて、複数の障害のある OSD を指定することができます。
$ oc process -n openshift-storage ocs-osd-removal \ -p FAILED_OSD_IDS=_<failed_osd_id>_ FORCE_OSD_REMOVAL=false | oc create -n openshift-storage -f -
<failed_osd_id>
rook-ceph-osd
接頭辞の直後の Pod 名の整数です。コマンドにコンマ区切りの OSD ID を追加して、複数の OSD を削除できます (例:FAILED_OSD_IDS=0,1,2
)OSD が 3 つしかないクラスター、または OSD が削除された後にデータの 3 つのレプリカすべてを復元するにはスペースが不十分なクラスターでは、
FORCE_OSD_REMOVAL
値をtrue
に変更する必要があります。
ocs-osd-removal-job
Pod のステータスをチェックして、OSD が正常に削除されたことを確認します。Completed
のステータスで、OSD の削除ジョブが正常に完了したことを確認します。# oc get pod -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage
OSD の取り外しが完了したことを確認します。
$ oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1 | egrep -i 'completed removal'
出力例:
2022-05-10 06:50:04.501511 I | cephosd: completed removal of OSD 0
重要ocs-osd-removal-job
が失敗し、Pod が予想されるCompleted
の状態にない場合、追加のデバッグのために Pod ログを確認します。以下に例を示します。
# oc logs -l job-name=ocs-osd-removal-job -n openshift-storage --tail=-1
PVC に関連付けられた PV を特定します。
# oc get pv -L kubernetes.io/hostname | grep localblock | grep Released local-pv-d6bf175b 512Gi RWO Delete Released openshift-storage/ocs-deviceset-0-data-0-6c5pw localblock 2d22h server3.example.com
Released 状態の PV がある場合は、これを削除します。
# oc delete pv <persistent-volume>
以下に例を示します。
# oc delete pv local-pv-d6bf175b persistentvolume "local-pv-d6bf175b" deleted
crashcollector
Pod デプロイメントを特定します。$ oc get deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
既存の crashcollector Pod デプロイメントがある場合は、これを削除します。
$ oc delete deployment --selector=app=rook-ceph-crashcollector,node_name=failed-node-name -n openshift-storage
ocs-osd-removal
ジョブを削除します。# oc delete -n openshift-storage job ocs-osd-removal-job
出力例:
job.batch "ocs-osd-removal-job" deleted
検証手順
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
Workloads → Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が
Running
状態にあることを確認します。-
csi-cephfsplugin-*
-
csi-rbdplugin-*
-
他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
また、増分の
mon
が新規に作成されており、Running 状態にあることを確認します。$ oc get pod -n openshift-storage | grep mon
出力例:
rook-ceph-mon-a-cd575c89b-b6k66 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-b-6776bc469b-tzzt8 2/2 Running 0 38m rook-ceph-mon-d-5ff5d488b5-7v8xh 2/2 Running 0 4m8s
OSD と Mon が
Running
状態になるまで数分かかる場合があります。新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
lsblk を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある crypt キーワードを確認します。$ lsblk
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。