3.4. マネージドクラスターでのミラーリングの有効化


ミラーリングを有効にするには、各マネージドクラスターのストレージクラスターのミラーリング設定を有効にする必要があります。これは、CLI および oc patch コマンドを使用した手動の手順です。

重要

StorageCluster のミラーリングを有効にした後に、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で、oc patch storagecluster コマンド、それに続く検証コマンドを実行する必要があります。

手順

  1. ストレージクラスター名を使用して、クラスターレベルのミラーリングフラグを有効にします。

    $ oc patch storagecluster $(oc get storagecluster -n openshift-storage -o=jsonpath='{.items[0].metadata.name}')  -n openshift-storage --type json --patch  '[{ "op": "replace", "path": "/spec/mirroring", "value": {"enabled": true} }]'

    出力例:

    storagecluster.ocs.openshift.io/ocs-storagecluster patched
  2. デフォルトの Ceph ブロックプールでミラーリングが有効になっていることを確認します。

    $ oc get cephblockpool -n openshift-storage -o=jsonpath='{.items[?(@.metadata.ownerReferences[*].kind=="StorageCluster")].spec.mirroring.enabled}{"\n"}'

    出力例:

    true
  3. rbd-mirror Pod が稼働していることを確認します。

    $ oc get pods -o name -l app=rook-ceph-rbd-mirror -n openshift-storage

    出力例:

    pod/rook-ceph-rbd-mirror-a-6486c7d875-56v2v
  4. daemon の正常性の状態を検証します。

    $ oc get cephblockpool ocs-storagecluster-cephblockpool -n openshift-storage -o jsonpath='{.status.mirroringStatus.summary}{"\n"}'

    出力例:

    {"daemon_health":"OK","health":"OK","image_health":"OK","states":{}}
注記

daemon health および health フィールドが Warning から OK に変わるのに、最長 10 分の時間がかかる可能性があります。ステータスが約 10 分間 OK に変わらない場合は、RHACM コンソールを使用して Submariner アドオン接続が Healthy 状態のままであることを確認します。

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