10.4.2.2. IBM COS でサポートされるバッキングストアの作成
前提条件
Multicloud Object Gateway (MCG) コマンドラインインターフェイスをダウンロードします。
# subscription-manager repos --enable=rh-odf-4-for-rhel-8-x86_64-rpms # yum install mcg
注記サブスクリプションマネージャーを使用してリポジトリーを有効にするための適切なアーキテクチャーを指定します。たとえば、以下のようになります。
- IBM Power の場合は、次のコマンドを使用します。
# subscription-manager repos --enable=rh-odf-4-for-rhel-8-ppc64le-rpms
- IBM Z インフラストラクチャーの場合は、以下のコマンドを使用します。
# subscription-manager repos --enable=rh-odf-4-for-rhel-8-s390x-rpms
または、MCG パッケージを、https://access.redhat.com/downloads/content/547/ver=4/rhel---8/4/x86_64/packages にある OpenShift Data Foundation RPM からインストールできます。
注記お使いのアーキテクチャーに応じて、正しい製品バリアントを選択します。
手順
MCG コマンドラインインターフェイスから、以下のコマンドを実行します。
noobaa backingstore create ibm-cos <backingstore_name> --access-key=<IBM ACCESS KEY> --secret-key=<IBM SECRET ACCESS KEY> --endpoint=<IBM COS ENDPOINT> --target-bucket <bucket-name> -n openshift-storage
-
<backingstore_name>
を、バッキングストアの名前に置き換えます。 <IBM ACCESS KEY>
,<IBM SECRET ACCESS KEY>
,<IBM COS ENDPOINT>
を IBM アクセスキー ID、シークレットアクセスキー、および既存の IBM バケットの場所に対応する地域のエンドポイントに置き換えます。IBM クラウドで上記のキーを生成するには、ターゲットバケットのサービス認証情報を作成する際に HMAC 認証情報を含める必要があります。
<bucket-name>
を既存の IBM バケット名に置き換えます。この引数は、MCG に対して、バッキングストア、およびその後のデータストレージおよび管理のためのターゲットバケットとして使用するバケットについて指示します。出力は次のようになります。
INFO[0001] ✅ Exists: NooBaa "noobaa" INFO[0002] ✅ Created: BackingStore "ibm-resource" INFO[0002] ✅ Created: Secret "backing-store-secret-ibm-resource"
-
YAML を使用してストレージリソースを追加することもできます。
認証情報でシークレットを作成します。
apiVersion: v1 kind: Secret metadata: name: <backingstore-secret-name> namespace: openshift-storage type: Opaque data: IBM_COS_ACCESS_KEY_ID: <IBM COS ACCESS KEY ID ENCODED IN BASE64> IBM_COS_SECRET_ACCESS_KEY: <IBM COS SECRET ACCESS KEY ENCODED IN BASE64>
-
Base64 を使用して独自の IBM COS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーを指定し、エンコードし、その結果を
<IBM COS ACCESS KEY ID ENCODED IN BASE64>
および<IBM COS SECRET ACCESS KEY ENCODED IN BASE64>
に使用する必要があります。 -
<backingstore-secret-name>
を一意の名前に置き換えます。
-
Base64 を使用して独自の IBM COS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーを指定し、エンコードし、その結果を
特定のバッキングストアについて以下の YAML を適用します。
apiVersion: noobaa.io/v1alpha1 kind: BackingStore metadata: finalizers: - noobaa.io/finalizer labels: app: noobaa name: bs namespace: openshift-storage spec: ibmCos: endpoint: <endpoint> secret: name: <backingstore-secret-name> namespace: openshift-storage targetBucket: <bucket-name> type: ibm-cos
-
<bucket-name>
を既存の IBM COS バケット名に置き換えます。この引数は、MCG に対して、バッキングストア、およびその後のデータストレージおよび管理のためのターゲットバケットとして使用するバケットについて指示します。 -
<endpoint>
を、既存の IBM バケット名の場所に対応する地域のエンドポイントに置き換えます。この引数は、Multicloud Object Gateway に対して、バッキングストア、およびその後のデータストレージおよび管理に使用するエンドポイントについて指示します。 -
<backingstore-secret-name>
を直前の手順で作成したシークレットの名前に置き換えます。
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