16.3. Red Hat OpenShift Data Foundation 4.9.x を 4.9.y に更新
本章では、すべての Red Hat OpenShift Data Foundation デプロイメント (Internal、Internal-Attached、および External) の z-stream リリース間でアップグレードする方法を説明します。アップグレードプロセスは、すべてのデプロイメントで引き続き同じとなります。唯一の違いは、アップグレードされるものとアップグレードされないものがあることです。
- Internal および Internal-attached のデプロイメントの場合、OpenShift Container Storage をアップグレードすると、バックエンド Ceph Storage クラスターを含むすべての OpenShift Container Storage サービスがアップグレードされます。
外部モードのデプロイメントの場合、OpenShift Container Storage をアップグレードすると、OpenShift Container Storage サービスのみがアップグレードされ、バックエンド Ceph ストレージクラスターは変更されないままとなり、個別にアップグレードする必要があります。
したがって、新機能のサポート、セキュリティー修正、およびその他のバグ修正を取得するために、RHCS を OpenShift Container Storage と共にアップグレードすることが推奨されます。RHCS アップグレードに強く依存していないため、最初に OpenShift Data Foundation Operator をアップグレードしてから、RHCS をアップグレードするか、またはその逆を行うことができます。Red Hat Ceph Storage リリースの詳細は、solution を参照してください。
z-stream の新規リリースが利用可能になると、更新ストラテジーが Automatic
に設定されている場合、アップグレードプロセスが自動的にトリガーされます。更新ストラテジーが Manual
に設定されている場合には、以下の手順を使用します。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターがバージョン 4.9.X の最新の安定したリリースに更新されていることを確認します。Updating Clusters を参照してください。
OpenShift Data Foundation クラスターが正常であり、データに回復性があることを確認します。
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Storage
OpenShift Data Foundation Storage Systems タブに移動してから、ストレージシステム名をクリックします。 - Overview - Block and File および Object タブのステータスカードの緑色のチェックマークを確認します。緑色のチェックマークは、ストレージクラスター、オブジェクトサービス、およびデータの回復性が正常であることを示します。
-
Storage
Operator Pod を含むすべての OpenShift Data Foundation Pod が
openshift-storage
namespace で Running 状態にあることを確認します。Pod の状態を表示するには、OpenShift Web コンソールで Workloads
Pods をクリックします。Project ドロップダウンリストから openshift-storage
を選択します。注記Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。
- 更新時間はクラスターで実行される OSD の数によって異なるため、OpenShift Data Foundation 更新プロセスを完了するのに十分な時間を確保してください。
手順
-
OpenShift Web コンソールで、Operators
Installed Operators に移動します。 openshift-storage
プロジェクトを選択します。注記Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。
- OpenShift Data Foundation Operator 名をクリックします。
- Subscription タブをクリックします。
-
Upgrade Status に
require approval
が表示される場合は、requires approval リンクをクリックします。 - InstallPlan Details ページで、Preview Install Plan をクリックします。
- インストール計画を確認し、Approve をクリックします。
-
Status が
Unknown
からCreated
に変更されるまで待機します。
検証手順
OpenShift Data Foundation の名前と Operator のステータスの下にある バージョン が、最新バージョンであることを確認します。
-
Operators
Installed Operators に移動し、 openshift-storage
プロジェクトを選択します。 - アップグレードが完了すると、バージョンは OpenShift Data Foundation の新規バージョン番号に更新され、ステータスは緑色のチェックマークが付いて Succeeded に変わります。
-
Operators
OpenShift Data Foundation クラスターが正常であること、およびデータに回復性があることを確認します。
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Storage
OpenShift Data Foundation Storage Systems タブに移動してから、ストレージシステム名をクリックします。 - Overview - Block and File および Object タブのステータスカードの緑色のチェックマークを確認します。緑色のチェックマークは、ストレージクラスター、オブジェクトサービス、およびデータ回復性が正常であることを示します。
-
Storage
OpenShift Data Foundation Operator のインストール後に console プラグインオプションが自動的に有効になっていない場合は、有効にする必要があります。
console プラグインを有効にする方法は、Red Hat OpenShift Data Foundation console プラグインの有効化 を参照してください。
- 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。