リリースノートおよび既知の問題


Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.14

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.14 のリリースノートと既知の問題

Red Hat Developer Group Documentation Team

概要

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.14 の注目すべき新機能と既知の問題に関する情報。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 Red Hat OpenShift Dev Spaces について

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、エンタープライズレベルのセットアップを備えた Red Hat OpenShift 上の Web ベースの開発環境を提供します。

  • クラウド開発環境 (CDE) サーバー
  • Microsoft Visual Studio Code - Open Source や JetBrains IntelliJ IDEA Community などの IDE (テクノロジープレビュー)
  • 一般的なプログラミング言語、フレームワーク、Red Hat テクノロジーを使用したコンテナー化環境

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、コンテナーベースの開発に適しています。

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.14 は Eclipse Che 7.86 に基づいています。

1.1. サポート対象のプラットフォーム

OpenShift Dev Spaces は、次の CPU アーキテクチャー上の OpenShift 4.12 - 4.15 で実行されます。

  • AMD64 および Intel 64 (x86_64)
  • IBM Power (ppc64le) および IBM Z (s390x)

1.2. サポートポリシー

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.14 については、Red Hat が製品のデプロイメント、設定、および使用のサポートを提供します。

1.3. Red Hat OpenShift Dev Spaces と Eclipse Che の違い

Red Hat OpenShift Dev Spaces と、そのベースとなる上流プロジェクトである Eclipse Che の間には、多少の違いがあります。

  • OpenShift Dev Spaces は、Red Hat OpenShift でのみサポートされます。
  • OpenShift Dev Spaces は Red Hat Enterprise Linux に基づいており、最新のセキュリティー修正が含まれるように定期的に更新されます。
  • OpenShift Dev Spaces は、Quarkus、Lombok、NodeJS、Python、DotNet、Golang、C/C++、PHP などの言語およびテクノロジーを操作するための devfile を提供します。最新のサンプルプロジェクトは、devspaces-devfileregistry コンテナーイメージソース にあります。
  • OpenShift Dev Spaces は、ユーザーログインと管理に OpenShift OAuth を使用します。

Red Hat は、OpenShift Dev Spaces のエンタープライズレベルのサポートを保証するライセンスとパッケージを提供します。

第2章 新機能および機能拡張

2.1. ユーザーダッシュボードの Git リポジトリーオプションパネルでの公開 URL パラメーター

Git ブランチ、リモート、および devfile URL パラメーターへのパスが、ユーザーダッシュボードの Git リポジトリーオプションパネルに公開されるようになりました。

関連情報

2.2. yaml 拡張子のない生の devfile URL をサポート

このリリースから、次のような場合に、有効な devfile を提供する任意の URL からワークスペースを作成できるようになりました。

関連情報

2.3. $HOME 永続性が有効な場合に persistentHome を初期化する initContainer を追加します。

このリリースには、$HOME 永続性が有効になっている場合、entrypoint スクリプトを実行して persistentHome を初期化する initContainer があります。これにより競合状態が発生するのを防ぎます。

以前は、永続的なユーザーホームのセットアップは、ツールコンテナーのエントリーポイントで行われていました。特に、entrypoint は、ホームディレクトリーを PVC に保存するために stow の実行で使用されます。postStart イベントがファイルに依存したり、ホームディレクトリーにあるファイルを編集したりする場合、stow 実行が完了する前に post-start イベントが実行されることで競合状態が発生するリスクがあります。これを防ぐには、postStart イベントが実行される前に エントリーポイント スクリプトを完了する必要があります。

この機能強化の詳細は デモビデオ をご覧ください。

関連情報

第3章 バグ修正

3.1. ワークスペースを再起動すると拡張機能のシークレットが失われる

Visual Studio Code - Open Source (Code - OSS) の拡張機能シークレットがワークスペースの再起動後に失われなくなり、暗号化されてブラウザーのローカルストレージに保持されます。これにより、Visual Studio Code Secrets Storage API を使用する Ansible などの拡張機能は、同じブラウザーでワークスペースを再起動してもデータを保持できるようになります。

関連情報

3.2. 非接続クラスターで自己署名証明書を使用すると親 devfile を解決できない

以前は、エアギャップクラスターで自己署名証明書を使用する場合に、URI によって親 devfile を参照するワークスペースを起動すると x509: certificate signed by unknown authority エラーが発生して失敗していました。このリリースでは不具合が修正され、非接続クラスター内の親 devfile を参照できるようになりました。

関連情報

ワークスペースの起動時に PROJECTS_ROOT 環境変数が誤って設定されている

以前は、ワークスペースの起動後に PROJECTS_ROOT 環境変数が誤って /projects/projects に設定されていました。このリリースでは不具合が修正され、環境変数は /projects ディレクトリーを正しく指すようになりました。

関連情報

3.3. ワークスペースのステータスが予期せず 'Starting' に変更される

以前は、ワークスペースの起動中に、ステータスが予期せず 'Starting' に変更されることがありました。

このリリースでは不具合が修正され、ワークスペースの起動中にステータスの変更 (失敗と終了中を除く) は無視されます。

関連情報

3.4. ダッシュボード Pod が exitCode: 137 で頻繁に再起動する

以前は、メモリーリークが原因でダッシュボード Pod が exitCode: 137 で頻繁に再起動することがありましたが、このリリースでは修正されました。

関連情報

3.5. Pod が削除されて再起動されると、ダッシュボード URL が数秒間利用できなくなる

以前は、Pod が再起動されると、Operator の更新中にダッシュボード URL が短時間使用できなくなることがありました。このリリースでは、適切な LivenessProbe と ReadinessProbe をゲートウェイに追加することで、この問題は修正されました。

関連情報

ダッシュボードからの OAuth 取り消し後の承認インジケーターで誤解を招くステータスが表示される不具合が、このリリースで修正されました。

関連情報

以前は、DevWorkspace オブジェクトに controller.devfile.io/creator ラベルがない場合、ユーザーダッシュボードに空白のページが表示されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

このリリースより前は、ローカル Devfile からワークスペースを再起動コマンドを使用してワークスペースを再起動した場合、ワークスペースから devfile に追加された追加プロジェクトは複製されませんでした。本リリースでは、この問題が修正されています。

関連情報

3.9. ワークスペースのアクションメニューが開いたままである

このリリースの前は、'Open' および 'Stop Workspace' などのアクションメニュー項目は、クリックした後もユーザーダッシュボードで開いたままになっていました。本リリースでは、この問題が修正されています。

関連情報

このリリースでは、dfoverride.devfileFilename パラメーターを使用したワークスペースの起動中に発生するエラーに関連する不具合が修正されました。

関連情報

3.11. ツールコンテナー $PATH が上書きされる

このリリースより前は、process.env.PATHuserShellEnv.PATH 環境変数によって上書きされていました。このリリースでは、process.env.PATH および userShellEnv.PATH 環境変数の値が統合されます。

関連情報

第4章 テクノロジープレビュー

テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。ただし、これらの機能は Red Hat サブスクリプションレベルアグリーメントでは完全にサポートされておらず、機能的に完全でない可能性があり、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat ではテクノロジープレビュー機能を今後も繰り返し使用することで一般提供に移行できると考えていることから、お客様がこの機能を使用する際に発生する問題の解決に取り組みます。テクノロジープレビューのサポート範囲 を参照してください。

なし。

第5章 非推奨の機能

なし。

第6章 削除された機能

6.1. devfile V1 のサポート終了

このリリースでは、devfile v1 はサポートされなくなりました。サポート対象の devfile バージョンについては、Devfile.io ドキュメント を確認してください。

関連情報

第7章 既知の問題

7.1. Ansible Lightspeed が Ansible サーバーに接続されない

Ansible Lightspeed と Ansible サーバーへの接続には既知の問題があります。OpenShift Dev Spaces 環境が *.openshiftapps.com ドメインにない場合、Ansible Lightspeed は Ansible サーバーに接続できません。

利用可能な回避策はありません。

関連情報

7.2. FIPS コンプライアンスの更新

FIPS 準拠に関しては、特定の暗号化モジュールが FIPS 検証されないという既知の問題があります。以下は、OpenShift Dev Spaces で FIPS を使用するための要件と制限のリストです。

必要なクラスターと Operator の更新

必要に応じて、Red Hat OpenShift Container Platform インストールを 4.11、4.12、または 4.13 の最新の z-stream 更新に更新します。FIPS をまだ有効にしていない場合は、アンインストールして再インストールする必要があります。

クラスターが起動して実行されたら、OpenShift Dev Spaces 3.7.1 (3.7-264) をインストールし、最新の DevWorkspace Operator バンドル 0.21.2 (0.21-7) 以降もインストールおよび更新されていることを確認します。https://catalog.redhat.com/software/containers/devworkspace/devworkspace-operator-bundle/60ec9f48744684587e2186a3 を参照してください。

UDI イメージの Golang コンパイラー

Universal Developer Image (UDI) コンテナーには、CGO_ENABLED=1 フラグを指定せずにビルドされた golang コンパイラーが含まれています。check-payload スキャナー (https://github.com/openshift/check-payload) はエラーをスローしますが、このコンパイラーでビルドするものがすべて正しいフラグ CGO_ENABLED=1 を設定し、extldflags -static または -tags no_openssl を使用しない限り、これは安全に無視できます。

結果のバイナリーはスキャンでき、エラーなしで合格するはずです。

静的にリンクされたバイナリー

暗号化に関係のない静的にリンクされたバイナリーは、次の 2 つのコンテナーで見つけることができます。

  • code-rhel8
  • idea-rhel8.

これらは暗号化に関連していないため、FIPS 準拠には影響しません。

FIPS の Helm サポート

UDI コンテナーには、FIPS サポートでコンパイルされていない helm バイナリーが含まれています。FIPS 環境にいる場合は、helm を使用しないでください。

関連情報

7.3. デバッガーが .NET サンプルで動作しない

現在、Microsoft Visual Studio Code - Open Source のデバッガーは .NET サンプルでは動作しません。

回避策

関連情報

第8章 よくある質問

OpenShift Dev Spaces から OpenShift クラスターにアプリケーションをデプロイすることはできますか?
ユーザーは oc login を使用して実行中のワークスペースから OpenShift クラスターにログインする必要があります。
最適なパフォーマンスを得るには、OpenShift Dev Spaces で使用される永続ボリュームに使用する推奨ストレージは何ですか?
ブロックストレージを使用します。
同じクラスターに複数の OpenShift Dev Spaces インスタンスをデプロイできますか?
クラスターごとにデプロイできる OpenShift Dev Spaces インスタンスは 1 つのみです。
OpenShift Dev Spaces を オフライン (つまりインターネットから切断した状態で) でインストールすることは可能ですか?
OpenShift の制限された環境への Red Hat OpenShift Dev Spaces のインストール を参照してください。
OpenShift Dev Spaces でデフォルト以外の証明書を使用できますか?
自己署名証明書または公開証明書を使用できます。信頼できない TLS 証明書のインポート を参照してください。
複数のワークスペースを同時に実行できますか?
ユーザーが複数のワークスペースを同時に実行できるようにする を参照してください。

法律上の通知

Copyright © 2024 Red Hat, Inc.
The text of and illustrations in this document are licensed by Red Hat under a Creative Commons Attribution–Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA"). An explanation of CC-BY-SA is available at http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/. In accordance with CC-BY-SA, if you distribute this document or an adaptation of it, you must provide the URL for the original version.
Red Hat, as the licensor of this document, waives the right to enforce, and agrees not to assert, Section 4d of CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law.
Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shadowman logo, the Red Hat logo, JBoss, OpenShift, Fedora, the Infinity logo, and RHCE are trademarks of Red Hat, Inc., registered in the United States and other countries.
Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries.
Java® is a registered trademark of Oracle and/or its affiliates.
XFS® is a trademark of Silicon Graphics International Corp. or its subsidiaries in the United States and/or other countries.
MySQL® is a registered trademark of MySQL AB in the United States, the European Union and other countries.
Node.js® is an official trademark of Joyent. Red Hat is not formally related to or endorsed by the official Joyent Node.js open source or commercial project.
The OpenStack® Word Mark and OpenStack logo are either registered trademarks/service marks or trademarks/service marks of the OpenStack Foundation, in the United States and other countries and are used with the OpenStack Foundation's permission. We are not affiliated with, endorsed or sponsored by the OpenStack Foundation, or the OpenStack community.
All other trademarks are the property of their respective owners.
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る