リリースノートおよび既知の問題


Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.19

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.19 のリリースノートと既知の問題

Red Hat Developer Group Documentation Team

概要

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.19 の主な新機能と既知の問題に関する情報。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 Red Hat OpenShift Dev Spaces について

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、エンタープライズレベルのセットアップを備えた Red Hat OpenShift 上の Web ベースの開発環境を提供します。

  • クラウド開発環境 (CDE) サーバー
  • Microsoft Visual Studio Code - オープンソース、JetBrains IntelliJ IDEA Community と Desktop IntelliJ IDEA Ultimate、PyCharm、WebStorm、RubyMine、および CLion エディターなどの IDE が テクノロジープレビュー としてします。
  • 一般的なプログラミング言語、フレームワーク、Red Hat テクノロジーを使用したコンテナー化環境

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、コンテナーベースの開発に適しています。

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.19 は Eclipse Che 7.98 をベースにしています。

1.1. サポート対象のプラットフォーム

OpenShift Dev Spaces は、次の CPU アーキテクチャー上の OpenShift 4.14 - 4.18 で動作します。

  • AMD64 および Intel 64 (x86_64)
  • IBM Z (s390x)
  • IBM Power (ppc64le)

1.2. サポートポリシー

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.19 は、Red Hat が製品のデプロイ、設定、および使用のサポートを提供します。

1.3. Red Hat OpenShift Dev Spaces と Eclipse Che の違い

Red Hat OpenShift Dev Spaces と、そのベースとなる上流プロジェクトである Eclipse Che の間には、多少の違いがあります。

  • OpenShift Dev Spaces は、Red Hat OpenShift でのみサポートされます。
  • OpenShift Dev Spaces は Red Hat Enterprise Linux に基づいており、最新のセキュリティー修正が含まれるように定期的に更新されます。
  • OpenShift Dev Spaces は、Quarkus、Lombok、NodeJS、Python、DotNet、Golang、C/C++ などの言語とテクノロジーを使用して、エアギャップモードでサポートされる getting-started サンプルを提供します。コミュニティーサンプルは、Devfile レジストリーページ から入手できます。
  • OpenShift Dev Spaces は、ユーザーログインと管理に OpenShift OAuth を使用します。

Red Hat は、OpenShift Dev Spaces のエンタープライズレベルのサポートを保証するライセンスとパッケージを提供します。

第2章 新機能および機能拡張

2.1. ConfigMap から Visual Studio Code エディター設定を適用する機能

このリリースでは、専用の ConfigMap を使用して、特定の設定プロパティーを Visual Studio Code - Open Source ("Code - OSS")エディターに適用できます。

apiVersion: v1
kind: ConfigMap
metadata:
  name: vscode-editor-configurations
data:
  extensions.json: |
    {
      "recommendations": [
          "dbaeumer.vscode-eslint",
          "github.vscode-pull-request-github"
      ]
    }
  settings.json: |
    {
      "window.header": "SOME HEADER MESSAGE",
      "window.commandCenter": false,
      "workbench.colorCustomizations": {
        "titleBar.activeBackground": "#CCA700",
        "titleBar.activeForeground": "#ffffff"
      }
    }
immutable: false

この機能の詳細は、公式ドキュメント を参照してください

関連情報

2.2. User Dashboard のエディタータイルの UI/UX の機能強化

ライセンスおよびバージョン情報を含むユーザーダッシュボードに表示されるエディタータイルは、UI/UX の拡張機能を受け取りました。

関連情報

2.3. ユーザーダッシュボードで gitconfig ファイルの全内容を表示

このリリースでは、.gitconfig ファイルの全内容を表示できます。ユーザー設定の Gitconfig タブで Switch to Viewer をクリックしてアクセスします。

関連情報

2.4. Universal Developer Image の fuse-overlayfs 検出のサポート

このリリースから、デフォルトの Universal Developer Image の fuse-overlayfs が自動的に検出されます。

関連情報

2.5. ワークスペースエンドポイントのベースドメインの設定

このリリースでは、ワークスペースエンドポイントのベースドメインを設定するための 公式ドキュメント が利用できるようになりました。

関連情報

2.6. 永続的なユーザーのホームディレクトリードキュメント

このリリースでは、ワークスペースの再起動後も /home/user ディレクトリーを永続化するための 公式ドキュメント が利用できるようになりました。

関連情報

2.7. https_proxy、http_proxy、および no_proxy のプロキシー設定の設定

プロキシー設定の設定方法を説明する 公式ドキュメント です。

関連情報

2.8. ゲートウェイコンテナーの securityContext の設定が可能

このリリースから、CheCluster カスタムリソースに設定された securityContext が、Cloud Development Environment (CDE) の che-gateway コンテナーに適用されます。

関連情報

2.9. ダッシュボードコンテナーへのプロキシー環境変数のマウント

このリリースでは、クラスターにプロキシーが設定されている場合、プロキシー設定が環境変数 HTTP_PROXYHTTPS_PROXY、および NO_PROXY として che-dashboard コンテナーにマウントされます。

関連情報

2.10. JetBrains Gateway がテクノロジープレビュー機能として利用可能

このリリースでは、JetBrains Gateway を使用して、ローカルの JetBrains IDE (IntelliJ IDEA Ultimate、PyCharm、WebStorm、RubyMine、および CLion)を実行中の Dev Spaces インスタンスに接続できます。

重要

JetBrains Gateway はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

関連情報

第3章 バグ修正

3.1. 'no_proxy' 環境変数で Kubernetes サービスを許可リストに追加する

このリリースから、KUBERNETES_SERVICE_HOST 環境変数を no_proxylist 環境変数に追加しなかった場合、プロキシーの背後にあるクラスター専用の警告メッセージが表示されます。

関連情報

以前は、クラウド開発環境 (CDE) が生の devfile から起動するときに、警告メッセージが時々表示されることがありました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

以前は、ローカルの devfile から Cloud Development Environment (CDE) を再起動すると、DevWorkspace の 'storage-type' 属性が一時的に削除されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.4. GitHub 認可が正常に動作しない

以前は、ダッシュボードから GitHub トークンを取り消すと、特定の条件下で "OAuth token for provider GitHub was not found" というエラーメッセージが表示されて失敗することがありました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.5. User Preferences の Git Services タブにアクセスするとエラーが表示される

以前は、特定の条件下で、User PreferencesGit Services タブに移動すると、"TypeError: Cannot assign to read only property 0 of object `[objectArray]`" というエラーメッセージが表示されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

このリリースより前は、SSH URL に基づく Bitbucket サーバーのプライベートリポジトリーの Cloud Development Environment (CDE) を起動すると、予期しない警告が表示されて起動が中断されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.7. User Dashboard で誤ってキャッシュされた ServiceAccount トークン

以前のバージョンでは、パス /var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount/token にある ServiceAccount トークンは User Dashboard の最後にキャッシュされ、適切に更新されませんでした。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

このリリースでは、SSH URL のローカル devfile からの自動再起動に関連するリグレッションが修正されました。

関連情報

3.9. クラスターを切り替えてワークスペースを再起動した後に Kubeconfig の形式が破損する

このリリースでは、クラスターを切り替えて Cloud Development Environment (CDE) を再起動した後に Kubeconfig の形式が破損する問題が修正されました。

関連情報

3.10. SSH を使用してワークスペースを作成できない

以前は、Dev Spaces ダッシュボードから SSH URL を使用してワークスペースを作成しようとすると、"Cannot add property controller.devfile.io/bootstrap-devworkspace, object is not extensible" というエラーが発生していました。このリリースで、この不具合は修正されました。

関連情報

3.11. 特定の条件下で udi8/9 の現在の stow 実装が機能しない

以前は、devEnvironments.persistUserHome.enableddevEnvironments.persistUserHome.disableInitContainer が両方とも true で、/home/user ディレクトリーに stow の競合を引き起こすファイルがあっても、stow コマンドは実行されましたが、競合のために失敗していました。このリリースでは、stow の失敗を防止するために、UBI および UDI エントリーポイントにより、競合するファイルが /home/tooling/.stow-local-ignore に自動的に追加されます。

関連情報

3.12. ターミナル作成時に現在のプロジェクトディレクトリーを使用する

Visual Studio Code - Open Source ("Code - OSS") エディターで New Terminal (Select a Container) オプションを使用して新しいターミナルを作成すると、初期ディレクトリーが現在のプロジェクトディレクトリーではありませんでした (例: /projects/<project-name>)。このリリースで、この不具合は修正されました。

関連情報

このリリースより前では、Dev Spaces をバージョン 3.17.0 から 3.18.0 にアップグレードした後に、Visual Studio Code - Open Source ("CODE - OSS") に影響する問題が発生していました。以前に Dev Spaces 3.17.0 のサンプルから作成されたワークスペースを開くと、古いバージョンの IDE が表示されていました。この問題は、このリリースで修正されています。

関連情報

3.14. Git の user.name と user.email が自動的に設定されない

このリリースより前では、アクセストークン (PAT) または OAuth 設定後の、gitconfig ファイル内の Git user.name および user.email の自動設定に影響する問題がありました。PAT または OAuth の設定後に User Dashboard > Gitconfig ページを開くと、"Author identity unknown" というエラーメッセージが表示されていました。この問題はこのリリースで解決されました。

関連情報

第4章 テクノロジープレビュー

テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。ただし、これらの機能は Red Hat サブスクリプションレベルアグリーメントでは完全にサポートされておらず、機能的に完全でない可能性があり、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat ではテクノロジープレビュー機能を今後も繰り返し使用することで一般提供に移行できると考えていることから、お客様がこの機能を使用する際に発生する問題の解決に取り組みます。テクノロジープレビューのサポート範囲 を参照してください。

なし。

第5章 非推奨の機能

なし。

第6章 削除された機能

なし。

第7章 既知の問題

OpenShift Platform 4.18 にデプロイされた Dev Spaces 内のワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースを起動すると、エラーメッセージ "Error creating DevWorkspace deployment: Container tools has state ImagePullBackOff" が表示されます。

回避策

  • ワークスペースを再起動します。

関連情報

7.2. JetBrains IDE を使用するワークスペースでアイドルタイムアウトが無視される

JetBrains IDE のデスクトップバージョンには既知の問題があります。JetBrains IDE を使用するワークスペースでは、secondsOfRunBeforeIdlingsecondsOfInactivityBeforeIdling などの CheCluster プロパティーによって指定されたアイドルタイムアウトが無視されます。現時点では回避策はありません。

関連情報

7.3. JetBrains エディターにより IBM Power および IBM Z でワークスペースの起動が失敗する

現在、IBM Power および IBM Z アーキテクチャーでの JetBrains IDE のデスクトップバージョンの使用に影響する既知の問題があります。ダウンロードされる JetBrains IDE バイナリーがマルチアーキテクチャー対応ではないため、ワークスペースの起動が失敗します。現時点では回避策はありません。

関連情報

現在、デスクトップ版の JetBrains IntelliJ IDEA で ubi9 ベースのサンプル (ubi9-minimal、ubi-init、ubi9) を使用して作成したワークスペースを起動すると、既知の問題が発生します。IDE がロードされず、しばらくするとワークスペースの起動が失敗します。現在、使用可能な回避策はありません。

関連情報

現在、デスクトップ版の JetBrains IntelliJ IDEA で実行されるワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースの実行中に IDE を閉じると、IDE を再度開いた後に、"There was an error in the connection provider" および "No connection handle was returned" というエラーメッセージが表示されます。回避策は複数あります。

回避策

  • Dev Spaces 用の JetBrains Gateway プラグインを使用して、ワークスペースをローカルで開きます。
  • ワークスペースを再起動します。
  • コンピューターを再起動します。

関連情報

現在、管理者以外のユーザーが作成したワークスペースと JetBrains Gateway プラグインに影響する既知の問題があります。管理者以外のユーザーとして Dev Spaces にワークスペースを作成し、同じアカウントを使用して JetBrains Getaway プラグインを通じてコンピューター上のローカルの Dev Spaces にアクセスすると、取得されたワークスペースのリストは空になります。現時点では回避策はありません。

関連情報

現在、エアギャップ環境で JetBrains Intellij IDEA を使用するワークスペースに影響する既知の問題があります。エディターとして JetBrains IntelliJ IDEA を選択し、ワークスペースを起動しようとすると、ワークスペースの起動が失敗します。回避策が利用可能です。

回避策

  • JetBrains エディターバイナリーの CDN ホスト download-cdn.jetbrains.com をホワイトリストに追加します。

関連情報

GitHub および Microsoft Azure DevOps OAuth プロバイダーの CHE_FORCE_REFRESH_PERSONAL_ACCESS_TOKEN プロパティーを使用して実験的な更新トークンモードを適用すると、既知の問題が発生します。これにより、ワークスペースはダッシュボードを周期的に再ロードし、ページが再起動するたびに新しい Personal Access Token を作成します。リフレッシュトークンモードは、OAuth プロバイダー 'GitLab' および 'BitBucket' で正しく機能します。

関連情報

7.9. デバッガーが .NET サンプルで動作しない

現在、Microsoft Visual Studio Code - Open Source のデバッガーは .NET サンプルでは動作しません。

回避策

関連情報

第8章 よくある質問

OpenShift Dev Spaces から OpenShift クラスターにアプリケーションをデプロイすることはできますか?
OpenShift ユーザートークンはワークスペースコンテナーに 自動的に挿入され、OpenShift クラスターに対して oc CLI コマンドを実行できるようになります。
最適なパフォーマンスを得るには、OpenShift Dev Spaces で使用される永続ボリュームに使用する推奨ストレージは何ですか?
ブロックストレージを使用します。
同じクラスターに複数の OpenShift Dev Spaces インスタンスをデプロイできますか?
クラスターごとにデプロイできる OpenShift Dev Spaces インスタンスは 1 つのみです。
OpenShift Dev Spaces を オフライン (つまりインターネットから切断した状態で) でインストールすることは可能ですか?
OpenShift の制限された環境への Red Hat OpenShift Dev Spaces のインストール を参照してください。
OpenShift Dev Spaces でデフォルト以外の証明書を使用できますか?
自己署名証明書または公開証明書を使用できます。信頼できない TLS 証明書のインポート を参照してください。
複数のワークスペースを同時に実行できますか?
ユーザーが複数のワークスペースを同時に実行できるようにする を参照してください。

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