リリースノートおよび既知の問題


Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.20

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.20 のリリースノートと既知の問題

Red Hat Developer Group Documentation Team

概要

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.20 の主な新機能と既知の問題に関する情報。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 Red Hat OpenShift Dev Spaces について

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、エンタープライズレベルのセットアップを備えた Red Hat OpenShift 上の Web ベースの開発環境を提供します。

  • クラウド開発環境 (CDE) サーバー
  • Microsoft Visual Studio Code - Open Source、JetBrains IntelliJ IDEA Community、デスクトップ版 IntelliJ IDEA Ultimate、PyCharm、WebStorm、RubyMine、CLion エディターなどの IDE (テクノロジープレビュー)。
  • 一般的なプログラミング言語、フレームワーク、Red Hat テクノロジーを使用したコンテナー化環境

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、コンテナーベースの開発に適しています。

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.20 は Eclipse Che 7.100 をベースにしています。

1.1. サポート対象のプラットフォーム

OpenShift Dev Spaces は、次の CPU アーキテクチャー上の OpenShift 4.14 - 4.18 で動作します。

  • AMD64 および Intel 64 (x86_64)
  • IBM Z (s390x)
  • IBM Power (ppc64le)

1.2. サポートポリシー

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.20 は、Red Hat が製品のデプロイ、設定、および使用のサポートを提供します。

1.3. Red Hat OpenShift Dev Spaces と Eclipse Che の違い

Red Hat OpenShift Dev Spaces と、そのベースとなる上流プロジェクトである Eclipse Che の間には、多少の違いがあります。

  • OpenShift Dev Spaces は、Red Hat OpenShift でのみサポートされます。
  • OpenShift Dev Spaces は Red Hat Enterprise Linux に基づいており、最新のセキュリティー修正が含まれるように定期的に更新されます。
  • OpenShift Dev Spaces は、Quarkus、Lombok、NodeJS、Python、DotNet、Golang、C/C++ などの言語とテクノロジーを使用して、エアギャップモードでサポートされる getting-started サンプルを提供します。コミュニティーサンプルは、Devfile レジストリーページ から入手できます。
  • OpenShift Dev Spaces は、ユーザーログインと管理に OpenShift OAuth を使用します。

Red Hat は、OpenShift Dev Spaces のエンタープライズレベルのサポートを保証するライセンスとパッケージを提供します。

第2章 新機能および機能拡張

2.1. RHEL 9 ベースの Base Developer Image が利用可能

このリリースでは、RHEL 9 ベースの Base Developer Image が利用可能になりました。このイメージには、Podman や永続的なホームなどの機能をサポートする Dev Spaces ワークスペースの実行に必要な最小限の依存関係が含まれています。Base Developer Image は、registry.redhat.io/devspaces/udi-base-rhel9 で入手できます。

関連情報

2.2. Visual Studio Code - Open Source ("Code - OSS") の "Install from VSIX…​" の無効化

以前は、.vsix 形式の未承認の Visual Studio Code 拡張機能をユーザーが手動でダウンロードしてインストールすることができました。これにより、潜在的に悪意のある拡張機能がインストールされる可能性がありました。

このリリースでは、管理者が ConfigMap を使用して Install from VSIX…​ 機能を無効にし、未承認の拡張機能のダウンロードとインストールを防ぐことができます。

関連情報

2.3. Microsoft Azure DevOps Server (TFS) のサポート

このリリースから、オンプレミスでホストされている Microsoft Azure DevOps Server (TFS) インスタンスにアクセスするための Personal Access Token (PAT) を設定できるようになりました。

PAT の設定の詳細は、公式ドキュメント を参照してください。

注記

OAuth 2.0 は、現在 Microsoft Azure DevOps Server ではサポートされていません。

関連情報

2.4. ConfigMap を使用した Visual Studio Code - Open Source の product.json の設定が可能

このリリースでは、専用の ConfigMap を使用して、Visual Studio Code - Open Source エディターの settings.jsonextensions.json だけでなく product.json も設定できます。

apiVersion: v1
kind: ConfigMap
metadata:
  name: vscode-editor-configurations
data:
  extensions.json: |
    {
      "recommendations": [
          "dbaeumer.vscode-eslint",
          "github.vscode-pull-request-github"
      ]
    }
  settings.json: |
    {
      "window.header": "A HEADER MESSAGE",
      "window.commandCenter": false,
      "workbench.colorCustomizations": {
        "titleBar.activeBackground": "#CCA700",
        "titleBar.activeForeground": "#ffffff"
      }
    }
  product.json: |
    {
      "extensionEnabledApiProposals": {
        "ms-python.python": [
          "contribEditorContentMenu",
          "quickPickSortByLabel",
        ]
      },
      "trustedExtensionAuthAccess": [
        "<publisher1>.<extension1>",
        "<publisher2>.<extension2>"
      ]
    }

手順の詳細は、公式ドキュメント を参照してください。

関連情報

第3章 バグ修正

このリリースより前は、ターゲットの devfile に親参照があり、storage-type フィールドがオーバーライドされている場合、ワークスペースを作成できませんでした。これは、親スキーマ が属性のオーバーライドをサポートしていなかったためです。この不具合は修正されました。このリリース以降、attributes.controller.devfile.io/storage-type は、親で定義されている場合、子の devfile には適用されません。この場合、Change Storage Type ウィジェットも無効になります。

関連情報

3.2. ユーザーダッシュボードの 'Devfile Viewer' スタイルが壊れている

このリリースより前は、一部の devfile で、ユーザーダッシュボードの 'Devfile Viewer' スタイルが壊れていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.3. 'Source Control' パネルでドロップダウンリストの 'Changes' コマンドを使用できない

このリリースより前は、Visual Studio Code - Open Source ("CODE - OSS") の 'Source Control' パネルで、ドロップダウンリストの 'Changes' コマンドを使用できませんでした。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

以前は、HTTP URL を使用して gogs パブリックリポジトリーを開くと、"The Bitbucket integration is not configured properly" という警告メッセージが表示されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

以前は、SSH URL を使用して gogs プライベートリポジトリーからワークスペースを作成すると、"Cannot build a factory with any of the provided parameters" という警告メッセージが表示されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.6. ダッシュボードが提供する devfile の getting-started サンプルが /index/all からのものでない

以前は、ユーザーダッシュボードが、設定された externalDevfileRegistries/index ルートから getting-started サンプルを提供していました。このリリースから、代わりに /index/all ルートが使用されます。

関連情報

3.7. http raw devfile がユーザーダッシュボードによって適切に解決されない

このリリースでは、ユーザーダッシュボードのワークスペースの Devfile ビューに、元の devfile が正しく表示されないバグが修正されました。

関連情報

このリリースより前は、親参照を持つ devfile に基づくワークスペースが起動に失敗し、"Cannot add property attributes, object is not extensible" というエラーメッセージが表示されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.9. 起動時に devfile を解決できなかった場合、ローカルの devfile から自動的に再起動する

このリリースでは、SSH URL のローカル devfile からの自動再起動に関連するリグレッションが修正されました。

関連情報

3.10. Gitea の SSH URL からワークスペースを起動すると、警告ページによって中断される

以前は、SSH URL を使用する Gitea リポジトリーからのワークスペースの起動が、"Cannot read properties of undefined (reading schemaVersion) という警告メッセージによって中断されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.11. Bitbucket を 8.19.14 にアップグレードした後、PAT 認証が失敗する

このリリースより前では、Bitbucket サーバーを 8.19.14 にアップグレードした後、Personal Access Token (PAT) 認証で問題が発生していました。このリリースでは、不具合が修正されました。

関連情報

第4章 テクノロジープレビュー

テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。ただし、これらの機能は Red Hat サブスクリプションレベルアグリーメントでは完全にサポートされておらず、機能的に完全でない可能性があり、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat ではテクノロジープレビュー機能を今後も繰り返し使用することで一般提供に移行できると考えていることから、お客様がこの機能を使用する際に発生する問題の解決に取り組みます。テクノロジープレビューのサポート範囲 を参照してください。

なし。

第5章 非推奨の機能

なし。

第6章 削除された機能

なし。

第7章 既知の問題

7.1. Visual Studio Code 拡張機能のプレリリース版がデフォルトでインストールされる

現在、Open VSX レジストリーからインストールされた Visual Studio Code 拡張機能に影響する既知の問題があります。拡張機能の安定バージョンの代わりに、プレリリースバージョンがデフォルトでインストールされます。

回避策

  • ワークスペースの起動後に、拡張機能のリリースバージョンに手動で切り替えます。

関連情報

OpenShift Platform 4.18 にデプロイされた Dev Spaces 内のワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースを起動すると、エラーメッセージ "Error creating DevWorkspace deployment: Container tools has state ImagePullBackOff" が表示されます。

回避策

  • ワークスペースを再起動します。

関連情報

7.3. JetBrains IDE を使用するワークスペースでアイドルタイムアウトが無視される

JetBrains IDE のデスクトップバージョンには既知の問題があります。JetBrains IDE を使用するワークスペースでは、secondsOfRunBeforeIdlingsecondsOfInactivityBeforeIdling などの CheCluster プロパティーによって指定されたアイドルタイムアウトが無視されます。現時点では回避策はありません。

関連情報

7.4. JetBrains エディターにより IBM Power および IBM Z でワークスペースの起動が失敗する

現在、IBM Power および IBM Z アーキテクチャーでの JetBrains IDE のデスクトップバージョンの使用に影響する既知の問題があります。ダウンロードされる JetBrains IDE バイナリーがマルチアーキテクチャー対応ではないため、ワークスペースの起動が失敗します。現時点では回避策はありません。

関連情報

現在、デスクトップ版の JetBrains IntelliJ IDEA で ubi9 ベースのサンプル (ubi9-minimal、ubi-init、ubi9) を使用して作成したワークスペースを起動すると、既知の問題が発生します。IDE がロードされず、しばらくするとワークスペースの起動が失敗します。現在、使用可能な回避策はありません。

関連情報

現在、デスクトップ版の JetBrains IntelliJ IDEA で実行されるワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースの実行中に IDE を閉じると、IDE を再度開いた後に、"There was an error in the connection provider" および "No connection handle was returned" というエラーメッセージが表示されます。回避策は複数あります。

回避策

  • Dev Spaces 用の JetBrains Gateway プラグインを使用して、ワークスペースをローカルで開きます。
  • ワークスペースを再起動します。
  • コンピューターを再起動します。

関連情報

現在、管理者以外のユーザーが作成したワークスペースと JetBrains Gateway プラグインに影響する既知の問題があります。管理者以外のユーザーとして Dev Spaces にワークスペースを作成し、同じアカウントを使用して JetBrains Getaway プラグインを通じてコンピューター上のローカルの Dev Spaces にアクセスすると、取得されたワークスペースのリストは空になります。現時点では回避策はありません。

関連情報

現在、エアギャップ環境で JetBrains Intellij IDEA を使用するワークスペースに影響する既知の問題があります。エディターとして JetBrains IntelliJ IDEA を選択し、ワークスペースを起動しようとすると、ワークスペースの起動が失敗します。回避策が利用可能です。

回避策

  • JetBrains エディターバイナリーの CDN ホスト download-cdn.jetbrains.com をホワイトリストに追加します。

関連情報

devfile.yaml ファイルのないリポジトリーに影響する既知の問題があります。このようなリポジトリーのブランチから新しいワークスペースを開始すると、期待されるブランチではなく、デフォルトのブランチ (例: 'main') がプロジェクトのクローン作成に使用されます。

関連情報

GitHub および Microsoft Azure DevOps OAuth プロバイダーの CHE_FORCE_REFRESH_PERSONAL_ACCESS_TOKEN プロパティーを使用して実験的な更新トークンモードを適用すると、既知の問題が発生します。これにより、ワークスペースはダッシュボードを周期的に再ロードし、ページが再起動するたびに新しい Personal Access Token を作成します。リフレッシュトークンモードは、OAuth プロバイダー 'GitLab' および 'BitBucket' で正しく機能します。

関連情報

7.11. デバッガーが .NET サンプルで動作しない

現在、Microsoft Visual Studio Code - Open Source のデバッガーは .NET サンプルでは動作しません。

回避策

関連情報

第8章 よくある質問

OpenShift Dev Spaces から OpenShift クラスターにアプリケーションをデプロイすることはできますか?
OpenShift ユーザートークンはワークスペースコンテナーに 自動的に挿入され、OpenShift クラスターに対して oc CLI コマンドを実行できるようになります。
最適なパフォーマンスを得るには、OpenShift Dev Spaces で使用される永続ボリュームに使用する推奨ストレージは何ですか?
ブロックストレージを使用します。
同じクラスターに複数の OpenShift Dev Spaces インスタンスをデプロイできますか?
クラスターごとにデプロイできる OpenShift Dev Spaces インスタンスは 1 つのみです。
OpenShift Dev Spaces を オフライン (つまりインターネットから切断した状態で) でインストールすることは可能ですか?
OpenShift の制限された環境への Red Hat OpenShift Dev Spaces のインストール を参照してください。
OpenShift Dev Spaces でデフォルト以外の証明書を使用できますか?
自己署名証明書または公開証明書を使用できます。信頼できない TLS 証明書のインポート を参照してください。
複数のワークスペースを同時に実行できますか?
ユーザーが複数のワークスペースを同時に実行できるようにする を参照してください。

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