リリースノートおよび既知の問題


Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.22

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.22 のリリースノートと既知の問題

Red Hat Developer Group Documentation Team

概要

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.22 の新機能と注目すべき機能、および既知の問題に関する情報。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 Red Hat OpenShift Dev Spaces について

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、エンタープライズレベルのセットアップを備えた Red Hat OpenShift 上の Web ベースの開発環境を提供します。

  • クラウド開発環境 (CDE) サーバー
  • Microsoft Visual Studio Code - Open Source、JetBrains IntelliJ IDEA Community、デスクトップ版 IntelliJ IDEA Ultimate、PyCharm、WebStorm、RubyMine、CLion エディターなどの IDE (テクノロジープレビュー)。
  • 一般的なプログラミング言語、フレームワーク、Red Hat テクノロジーを使用したコンテナー化環境

Red Hat OpenShift Dev Spaces は、コンテナーベースの開発に適しています。

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.22 は Eclipse Che 7.104 をベースにしています。

1.1. サポート対象のプラットフォーム

OpenShift Dev Spaces は、次の CPU アーキテクチャー上の OpenShift 4.14–4.19 で動作します。

  • AMD64 および Intel 64 (x86_64)
  • IBM Z (s390x)
  • IBM Power (ppc64le)
  • ARMv8 (arm64)

1.2. サポートポリシー

Red Hat OpenShift Dev Spaces 3.22 では、Red Hat が製品のデプロイ、設定、および使用のサポートを提供します。

1.3. Red Hat OpenShift Dev Spaces と Eclipse Che の違い

Red Hat OpenShift Dev Spaces と、そのベースとなる上流プロジェクトである Eclipse Che の間には、多少の違いがあります。

  • OpenShift Dev Spaces は、Red Hat OpenShift でのみサポートされます。
  • OpenShift Dev Spaces は Red Hat Enterprise Linux に基づいており、最新のセキュリティー修正が含まれるように定期的に更新されます。
  • OpenShift Dev Spaces は、Quarkus、Lombok、NodeJS、Python、DotNet、Golang、C/C++ などの言語とテクノロジーを使用して、エアギャップモードでサポートされる getting-started サンプルを提供します。コミュニティーサンプルは、Devfile レジストリーページ から入手できます。
  • OpenShift Dev Spaces は、ユーザーログインと管理に OpenShift OAuth を使用します。

Red Hat は、OpenShift Dev Spaces のエンタープライズレベルのサポートを保証するライセンスとパッケージを提供します。

第2章 新機能および機能拡張

2.1. arm64 アーキテクチャーのサポート

このリリースにより、Dev Spaces は arm64 アーキテクチャーでサポートされますが、次の制限があります。

  • IDE には Visual Studio Code - Open Source ("Code - OSS") を使用する
  • arm64 アーキテクチャーをサポートするサンプルを使用する

関連情報

2.2. ユーザーダッシュボードでタグと言語によるサンプルのフィルタリングを許可する

このリリースでは、ユーザーダッシュボード のサンプルをタグと言語の両方でフィルタリングできます。

関連情報

2.3. DevWorkspace Operator のリソースプルーナー

DevWorkspace Operator バージョン 0.34.0 以降では、一定期間使用されていない DevWorkspace オブジェクトを自動的にクリーンアップするプルーナーを設定できます。プルーナーをセットアップするには、DevWorkspaceOperatorConfig オブジェクトを次のように設定します。

apiVersion: controller.devfile.io/v1alpha1
kind: DevWorkspaceOperatorConfig
metadata:
  name: devworkspace-operator-config
  namespace: openshift-operators 
1

config:
  workspace:
    cleanupCronJob:
      enabled: true
      dryRun: false
      retainTime: 2592000 
2

      schedule: “0 0 1 * *” 
3
1
DevWorkspace Operator のインストール namespace。デフォルトでは、これは openshift-operators です。
2
デフォルトでは、30 日を超えて起動されなかったワークスペースは、削除対象としてマークされます。
3
デフォルトでは、プルーナーは月に 1 回実行されます。

DevWorkspace Operator 設定の詳細は、公式ドキュメント を参照してください。

関連情報

2.4. 自動マウントパスの競合の処理が改善される

最新の DevWorkspace Operator バージョンでは、自動マウントパスの競合の処理が改善されました。2 つの自動マウント configmap またはシークレットが controller.devfile.io/mount-as: subpath という設定で同じマウントパスを共有している場合、DevWorkspace を起動しようとするとエラーメッセージが表示されます。

関連情報

2.5. JetBrains Gateway 2025 専用プラグイン

このリリースでは、JetBrains Gateway 2025 に、Dev Spaces と互換性のある専用 プラグイン の新しいバージョンが追加されました。

重要

JetBrains Gateway 2025 はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

関連情報

2.6. JetBrains IDE で CDE を実行するためのリソース要件

JetBrains IDE (IntelliJ IDEA Ultimate など) の追加メモリーおよび CPU 要件に関する情報は、公式ドキュメント で入手できます。

関連情報

2.7. Dev Spaces をスケーラブルに実行する

Dev Spaces のスケーラブルな実行に関する情報は、公式ドキュメント に記載されています。

関連情報

第3章 バグ修正

3.1. 複数のグループとサブグループを含む GitLab リポジトリーの URL が破損している

以前は、複数のグループとサブグループを含む GitLab リポジトリー URL を使用して ユーザーダッシュボード からワークスペースを起動する際に、ユーザーダッシュボード から Git リポジトリーオプションbranch も提供されると失敗していました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

以前は、Bitbucket サーバーの OAuth2 プロンプトを受け入れると、次のエラースタックトレースを含む予期しないエラーリダイレクトページが表示されていました: {"message":"Cannot invoke \"String.length()\" because \"this.input\" is null","trace"}。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

3.3. GitLab の raw devfile URL が認識されない

以前は、GitLab の raw devfile URL が正しく処理されず、クラウド開発環境 (CDE) の起動にデフォルトの devfile が使用されていました。このリリースでは不具合が修正されました。

関連情報

以前は、拡張機能のプレリリースバージョンは、デフォルトで https://open-vsx.org からインストールされていました。このリリースではこの不具合が修正され、拡張機能の安定バージョンがデフォルトでインストールされるようになりました。

関連情報

このリリースより前は、管理者以外のユーザーが JetBrains Gateway プラグインを使用すると問題が発生していました。ユーザーがワークスペースを作成し、後で JetBrains Gateway プラグインを使用して自分のコンピューター上でローカルにアクセスしようとすると、取得されたワークスペースのリストは空でした。このリリースにより、この問題は修正されました。

関連情報

第4章 テクノロジープレビュー

テクノロジープレビュー機能は、今後の製品イノベーションへの早期アクセスを提供するもので、開発プロセス中に機能をテストし、フィードバックを提供できるようにします。ただし、これらの機能は Red Hat サブスクリプションレベルアグリーメントでは完全にサポートされておらず、機能的に完全でない可能性があり、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat では、テクノロジープレビュー機能の将来的なイテレーションを一般提供することを検討しているため、お客様がこの機能を使用する際に発生した問題の解決に努めます。テクノロジープレビューのサポート範囲 を参照してください。

なし。

第5章 非推奨の機能

なし。

第6章 削除された機能

なし。

第7章 既知の問題

7.1. "504 Gateway Time-out" エラー

arm64 アーキテクチャー上での IntelliJ IDEA Ultimate IDE の使用に影響する既知の問題があります。IDE でワークスペースを起動すると、エラーメッセージ "504 Gateway Time-out" が表示されます。利用可能な回避策はありません。

関連情報

7.2. "PostStartHook failed" エラー

`arm64` アーキテクチャーで Ansible サンプルを使用する場合、既知の問題があります。Ansible サンプルが起動に失敗し、エラーメッセージ "Error creating DevWorkspace deployment: Detected unrecoverable event FailedPostStartHook: PostStartHook failed." が表示されます。利用可能な回避策はありません。

関連情報

7.3. .NET サンプルが arm64 アーキテクチャーで起動に失敗する

arm64 用の quay.io/devspaces/dotnet-90 イメージがないため、arm64 アーキテクチャーで .NET サンプルを起動できないという既知の問題があります。利用可能な回避策はありません。

関連情報

7.4. Red Hat Dependency Analytics VSIX 拡張機能が見つからない

組み込みプラグインレジストリーから Red Hat Dependency Analytics VSIX 拡張機能が失われる既知の問題があります。

回避策

  • https://open-vsx.org/ プラグインレジストリーを使用するように Dev Spaces を設定します。
  • https://open-vsx.org/ から Red Hat Dependency Analytics VSIX ファイルをダウンロードし、実行中のワークスペースの Visual Studio Code IDE に手動でインストールします。

関連情報

OpenShift Platform 4.18 にデプロイされた Dev Spaces 内のワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースを起動すると、エラーメッセージ "Error creating DevWorkspace deployment: Container tools has state ImagePullBackOff" が表示されます。

回避策

  • ワークスペースを再起動します。

関連情報

7.6. JetBrains IDE を使用するワークスペースでアイドルタイムアウトが無視される

JetBrains IDE のデスクトップバージョンには既知の問題があります。これらの IDE を使用するワークスペースでは、secondsOfRunBeforeIdlingsecondsOfInactivityBeforeIdling などの CheCluster プロパティーによって指定されたアイドルタイムアウトが無視されます。現時点では回避策はありません。

関連情報

7.7. JetBrains エディターにより IBM Power および IBM Z でワークスペースの起動が失敗する

現在、IBM Power および IBM Z アーキテクチャーでの JetBrains IDE のデスクトップバージョンの使用に影響する既知の問題があります。ダウンロードされる JetBrains IDE バイナリーがマルチアーキテクチャー対応ではないため、ワークスペースの起動が失敗します。現時点では回避策はありません。

関連情報

現在、デスクトップ版の JetBrains IntelliJ IDEA で実行されるワークスペースに影響する既知の問題があります。ワークスペースの実行中に IDE を閉じると、IDE を再度開いた後に、"There was an error in the connection provider" および "No connection handle was returned" というエラーメッセージが表示されます。回避策は複数あります。

回避策

  • Dev Spaces 用の JetBrains Gateway プラグインを使用して、ワークスペースをローカルで開きます。
  • ワークスペースを再起動します。
  • コンピューターを再起動します。

関連情報

現在、エアギャップ環境で JetBrains Intellij IDEA を使用するワークスペースに影響する既知の問題があります。エディターとして JetBrains IntelliJ IDEA を選択し、ワークスペースを起動しようとすると、ワークスペースの起動が失敗します。回避策が利用可能です。

回避策

  • JetBrains エディターバイナリーの CDN ホスト download-cdn.jetbrains.com をホワイトリストに追加します。

関連情報

GitHub および Microsoft Azure DevOps OAuth プロバイダーの CHE_FORCE_REFRESH_PERSONAL_ACCESS_TOKEN プロパティーを使用して実験的な更新トークンモードを適用すると、既知の問題が発生します。これにより、ワークスペースはダッシュボードを周期的に再ロードし、ページが再起動するたびに新しい Personal Access Token を作成します。リフレッシュトークンモードは、OAuth プロバイダー 'GitLab' および 'BitBucket' で正しく機能します。

関連情報

第8章 よくある質問

OpenShift Dev Spaces から OpenShift クラスターにアプリケーションをデプロイすることはできますか?
OpenShift ユーザートークンはワークスペースコンテナーに 自動的に挿入され、OpenShift クラスターに対して oc CLI コマンドを実行できるようになります。
最適なパフォーマンスを得るには、OpenShift Dev Spaces で使用される永続ボリュームに使用する推奨ストレージは何ですか?
ブロックストレージを使用します。
同じクラスターに複数の OpenShift Dev Spaces インスタンスをデプロイできますか?
クラスターごとにデプロイできる OpenShift Dev Spaces インスタンスは 1 つのみです。
OpenShift Dev Spaces を オフライン (つまりインターネットから切断した状態で) でインストールすることは可能ですか?
OpenShift の制限された環境への Red Hat OpenShift Dev Spaces のインストール を参照してください。
OpenShift Dev Spaces でデフォルト以外の証明書を使用できますか?
自己署名証明書または公開証明書を使用できます。信頼できない TLS 証明書のインポート を参照してください。
複数のワークスペースを同時に実行できますか?
ユーザーが複数のワークスペースを同時に実行できるようにする を参照してください。

法律上の通知

Copyright © 2025 Red Hat, Inc.
The text of and illustrations in this document are licensed by Red Hat under a Creative Commons Attribution–Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA"). An explanation of CC-BY-SA is available at http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/. In accordance with CC-BY-SA, if you distribute this document or an adaptation of it, you must provide the URL for the original version.
Red Hat, as the licensor of this document, waives the right to enforce, and agrees not to assert, Section 4d of CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law.
Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shadowman logo, the Red Hat logo, JBoss, OpenShift, Fedora, the Infinity logo, and RHCE are trademarks of Red Hat, Inc., registered in the United States and other countries.
Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries.
Java® is a registered trademark of Oracle and/or its affiliates.
XFS® is a trademark of Silicon Graphics International Corp. or its subsidiaries in the United States and/or other countries.
MySQL® is a registered trademark of MySQL AB in the United States, the European Union and other countries.
Node.js® is an official trademark of Joyent. Red Hat is not formally related to or endorsed by the official Joyent Node.js open source or commercial project.
The OpenStack® Word Mark and OpenStack logo are either registered trademarks/service marks or trademarks/service marks of the OpenStack Foundation, in the United States and other countries and are used with the OpenStack Foundation's permission. We are not affiliated with, endorsed or sponsored by the OpenStack Foundation, or the OpenStack community.
All other trademarks are the property of their respective owners.
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る