2.2. クラスタースコープのインスタンスのデフォルトクラスターロール作成の無効化
必要に応じてクラスター全体のリソースへの権限を追加または削除するには、Argo CD カスタムリソース (CR) の YAML ファイルを編集して、クラスタースコープインスタンスのデフォルトのクラスターロールの作成を無効にする必要があります。
手順
Argo CD CR で、
.spec.defaultClusterScopedRoleDisabled
フィールドの値をtrue
に設定します。Argo CD CR の例
apiVersion: argoproj.io/v1beta1 kind: ArgoCD metadata: name: example 1 namespace: spring-petclinic 2 # ... spec: defaultClusterScopedRoleDisabled: true 3 # ...
出力例
argocd.argoproj.io/example configured
次のコマンドを実行して、Red Hat OpenShift GitOps Operator が GitOps コントロールプレーンコンポーネントのデフォルトのクラスターロールとクラスターロールバインディングを削除したことを確認します。
$ oc get ClusterRoles/<argocd_name>-<argocd_namespace>-<control_plane_component>
$ oc get ClusterRoleBindings/<argocd_name>-<argocd_namespace>-<control_plane_component>
出力例
No resources found
クラスタースコープのインスタンスのデフォルトのクラスターロールおよびクラスターロールバインディングは作成されません。クラスター管理者は、GitOps コントロールプレーンコンポーネントの新しいクラスターロールとクラスターロールバインディングを作成することで、クラスタースコープのインスタンスのアクセス許可を作成およびカスタマイズできるようになりました。